自分で思う以上に洗脳されていた創価学会2世が、宗教から距離をおけた話
はじめまして。
野嶋一花(のじま・いちか)と申します。
この記事は、「親が創価学会員」のため、自分の意志とは関係なく入会、創価学会員として長い年月を生きてきた、いわゆる「学会2世(以下、学会ジュニアと言います)」のわたしが体験したこと、思ったこと、そして現時点で創価学会を含む宗教、という存在と精神的に訣別を果たしたまでの経緯をつづっていくものです。
同じく学会ジュニアで、同じような思いを抱いている方に少しでも参考になるお話ができればと思いたち、執筆を決意しました。
1.はじめに
最初にお断りをしておきますが、本記事は、今現在創価学会に入会している方や、創価学会本体など、個人や特定の団体を批判・中傷・攻撃などをする意図は一切ありません。
もちろん、信教の自由を否定するものでもないことを、申し添えます。
とはいえ、読み手側からするとそのように受け止められかねない表現も一部あるかもしれませんので、本記事は導入部分以降を有料とさせていただいております。
万一、無料公開部分でもすでに不快、と感じられる方がいらっしゃるようでしたらそっと画面を閉じていただき、有料部分は誤ってご購入をされませんよう、くれぐれもご注意のほどお願い申し上げます(返金不可の設定にしています)。
上記をふまえたうえで、本記事に対する苦情・各種ご意見やご要望などがございましても、当方では一切対応ができませんのでその点をご了承いただけますと、たいへん有り難く存じます。
以上、前置きが長くなってしまいましたが、本題です。
2.創価学会について
まず、はじめに。
このnoteにご興味を持ってくださった方は、学会ジュニアの皆さまを始め、創価学会をすでにご存じの方や、現時点で入会されている方が多いのかな? と思うのですが、もしかしたら創価学会をよく知らない方も一定数いらっしゃるかもしれませんのでここで少し、創価学会という組織について、補足をします。
創価学会は、宗教団体です。
公式サイトによりますと、
創価学会は、日蓮大聖人(1222〜1282)の仏法を信奉する団体です。
仏法の実践を通して各人が人間革命を成就し、真の幸福境涯を確立するとともに、生命の尊厳を説く仏法哲理を基調として、豊かな文化、人間性あふれる教育の創造を推進し、人類社会の向上に貢献することを目的としています。
1930年の創立以来、日本には827万世帯、そして世界192カ国・地域の会員が日蓮大聖人の仏法を実践し、各国の繁栄と世界の平和を願い、活動しています。
と、あります。
さらに引用をしますと、
創価学会は、1930(昭和5)年11月18日、牧口常三郎初代会長と戸田城聖第二代会長(当時理事長)によって創立され
たのち、中略させていただきまして、
恩師・戸田会長の下で薫陶を受け、1960(同35)年5月3日に第三代会長に就任した池田大作名誉会長は、創価学会の発展に尽力し、今日では世帯数827万を数えるに至っています。
と、いうことで、組織自体は世界192か国・地域にまで広がりを見せ、かなりの規模になっており、実際海外などへ行くときも「どこに行ってもSGI(創価学会インターナショナル)メンバーがいると思うと安心ね♪」とか、よく言われます(実際訪ねたことはありませんが)。
827万世帯、という数字は公式サイトにそう記載があるだけでほんとうかどうかわからないと仰る方もいらっしゃるのですが、個人的な体感として、わたしは東京在住ですが月に一度の大きな集まりなどに参加すると、「こんなにいるんだ……」と思うほど。
具体的には、20席×20列くらい? で並べられたパイプ椅子の1ブロックがさらに6ブロックほど……もしかしたらもっとかな、ある席数のうち、多い回だと8割くらいが埋まる程度の人数が集まる感じで、結構な密です(もちろん今はこういった会合もリアル開催は自粛されています)。
地域によって当然数には差があるとは思うのですが、これが全国となればそこまで盛った数字でもないと感じます。
国内のみならず海外でもかなり有名な芸能人やスポーツ選手の中でも学会員の方は多くいらして、え? この方も? という方も結構いるので、学会内部にいつつも驚くことがあります(組織の集まりに行ったら隣に座ったのが芸能人の方だったこともありました)。
国内の本部は東京・信濃町にあり、現在は状況的にたくさんの人が訪問、ということはなくなっていると思いますが、それはそれは立派な建物です。
創価学会をよくご存じない方でも、「池田大作(いけだ・だいさく)」という名前は聞いたことがあるのではないかな? と思います。
創価学会(というか、宗教全般)と訣別する、と決めたわたしですが、この池田大作氏に関しては、激動の時代にあってひとつの組織をここまで大きくしたこと自体はもちろん、一宗教家として、哲学者として、世界のリーダーや有識者とも意見交換などできる立場であることなどを考えると客観的に、とてもすごい方だな~、と思います。
あと、創価学会といえば、本記事執筆時点(2021年4月)で政権与党である公明党の支持母体、ということも有名なのではないでしょうか。
選挙となれば小学校のアルバムまで引っ張り出して、同級生の連絡先に片っ端から電話をかけるということも、現実として今でも脈々と続く文化(?)なので、人によってはこの選挙活動そのものに辟易されている方も少なくないのではないかと、個人的には思います。
そんな創価学会、そしてわたしと「信心(しんじん=創価学会の信奉する日蓮大聖人の仏法を信仰すること)」について、これからゆるりと、つづっていきたいと思います。
3.入会の経緯(※注意!:ここから返金不可設定の有料記事となります)
わたしが創価学会に入会したのは、3歳のときだそうです。
もちろん覚えてもいませんし、当然、自分の意志ではありませんでした。
親が創価学会だから、という理由で入会している学会ジュニアは、こうして小さなころ、親によって入会をされた方がおそらくほとんどではないかと思います。
最初に入会をしたのは、母でした。
母は父の浮気、暴力、そして経済的苦難に苛まれる日々を過ごしており、自分の身の危険もさることながら、子どもを守りたい一心で、必死に関係を改善すべく様々な努力を重ねていました。
でも、父の素行は悪化の一途をたどります。
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