【霞ヶ関の人の生態⑱】ステキなオフィスでテンション上げていきたいよ問題
霞が関は色んな省庁がひしめき合っています。よくテレビで外観は映ると思いますが、どんなオフィスで働いているか見たことのある人は少ないのでは?
一度、職場の中で写真を撮ろうとしたら、警備員の人に撮影禁止です、と言われたので、結構厳しく管理されているようです。
うちの職場は、いま完全に3蜜です…
ただでさえ人と書類に溢れた昔からのオフィスだったのですが、コロナ対策で会議室やオフィスがいくつもコロナ対策班に使われているので、会議室もほぼない状態が続いています。いま、なんと打ち合わせは廊下に放置されている机や椅子を使って話したり、廊下で立ち話をして打ち合わせをしたり、食堂を間借りして会議をしています…
め~~~っちゃ不便かつ、人やモノが密集しているって、コピーを取りに行くのもカニ歩き状態、椅子を引くと後ろの人にぶつかるという、お~~~いコロナ対策どうなってるんや~~い、と海に向かって叫びたくなります。
インターネットで職場が少し写っている写真があったのでアップします。しかし、この写真より実際は蜜!です。。。
いま、コロナだから余計場所が足りない状態なのですが、通常モードの時も、エライ人が職場に会議にやってこられたときに、会議室にお通ししたら
「え、ここ会議室なの?倉庫かと思った…みんな、頑張ってるね…」
と同情されてしまいました…
特に、今、普通だと講堂のところを3月ごろからコロナ対策本部としてず~~っと転用しているのですが、ここがまた劣悪な職場環境なんですよ…。
シンゴジラの後半の立川基地とコロナ本部、そっくりだよ~とは聞いていたのですが、ほんとにそっくりです。ただ、規模がシンゴジラの5倍くらいあるんじゃないかな・・・
下がシンゴジラの立川基地。
この下が厚生労働省 コロナ対策本部。現実のほうが、リアルに荒んでます。。。
ここで、パイプ椅子で夜中まで、というか夜中中、仕事をしているんですよね。3月ごろはとても寒いけれど、暖房も入らなくて着込みながら仕事をしていたと聞きました。
今も、毎晩遅くまでカタカタパソコン叩いているんですよね…
職場環境のストレスって、結構あると思うんですよね。
IT企業とかイケテル企業のフリーアクセスのおしゃれな職場、ちょっとコーヒーも飲める雑談スペースもあったりして、そこでアイデアとか出てきたり?な~んて夢のオフィスだなあ、残業のストレスも軽減しそう~と同僚とたまに妄想して現実逃避しています。
まあ、省庁によってオフィス事情は違っていて、比較的新しい建物の経産省や文部科学省、総務省はオフィスはゆったりゆとりがある感じです。経産省は部署によってバランスボールを椅子にできたり、共用スペースも比較的おしゃれな雰囲気です。逆に、財務省、厚生労働省&環境省、農林水産省は建物が古いのもあって、ザ・昭和です。農林水産省は建物の中に木が沢山使われている廊下は味があります。
しかし、ちょっとずつ、霞が関のオフィス事情も少しずつ改善目指してがんばっているようです。
代表的なのは、総務省行政管理局
テレワーク環境もばっちりで、ほんと羨ましい~~。
見学者も結構いるようです。
環境省も一部の課だけだけど、試しにこんなフリーアクセスのオフィスを設置されています。ここは大量の書類もPDF化して、内線電話もなくなり、フリーアクセスになったようです。1回、ガラス張りの会議室を使わせてもらったのですが、なんか、めっちゃテンション上がりました。なんか、我々冴えない霞が関の人じゃなくって、イケテル企業に勤めて、イケテル人みたいじゃない?みたいな。
なんだかみんなご機嫌でした。
モノも紙も少なくて、人口密度も低くって、それだけでストレス軽減しますね~
厚生労働省も一部だけ、そういうオフィス改革をしている部署もあって、予算とスペースがなくて、なかなか広がらないけれど、できれば頑張って予算もらえて、広がってほしいなあ…
いま、色々河野大臣が霞が関の人の働き方改革に動いてくれているようですが、もし可能なら、コロナ本部からでもオフィス改革もしてほしいなあ~と思うところです。
同じ仕事をしていたとしても、働きやすい広い環境、綺麗なオフィス、緑とか置いてあったり、ちょっとした休憩ができるスペース、ちょっとした打ち合わせをできるスペース、すぐにいろんな人とアクセスできる環境、肩こりになりにくい椅子、とかそういう環境で働けるとパフォーマンスも上がるし、それだけで辞めたくなる人も減るんじゃないかな~と思います。
あとは、深夜残業も多いので、終電越えしたらタクシー帰りではなく、仮眠室とかあるといいのにな、と思います。