アイドルのファンを1年「演じて」みた

このnoteアカウントを作った理由っていうのが、昨年4月から私が追いかけ続けてきた「アイドルステージ」という舞台のシリーズ・そして「CHaCK-UP」という<架空>のアイドルグループについてを、1年前を振り返りながら少しずつ少しずつつらつら小出しにしていくつもり………………だったのだけど、色々ご縁がありまして、小出しどころか2014年4月から2015年6月までの思い出を一気に振り返った文章を載せさせていただくことになりました。巻末に記載してるリンク先から冒頭の私がドルステというものに出会ってから、タイトルにも書いた「アイドルファンを演じる」という行為に踏み出すまでの振り返り(2014年4月~2014年7月まで)がお試し読みできるそうです。

私が、アイドルステージなるものを1年間見てきて思ったことを徹底的に主観で書き尽くしました。試し読み部分は多分紙媒体だと10ページ位で、全部合わせたら40ページ弱あるとおもいます。長い!!

1つ前の記事(「いつまでもいると思うな親と推し」)で私は自身が役者や個人と向き合う姿勢を「傍観者」という言葉で苦し紛れに表してみたのだけど、要するに私は基本的に「ファン」というその他大勢の塊から「ファンである私」という1人の個体になる場(握手会とか接触イベントみたいなそういうの)がとても駄目で、なるべく逸脱しないように地味に地味に、関わらずに生きてきました。だからこそ、苦しみながらも楽しいって思う感情は新たな発見だったのかもしれないです。

今一度書いたものを読み返してみて思っていたのは、皆「CHaCK-UP」を好きだと思った瞬間はどのような時なんだろう……ってこと。ファンサ落ち(ファンサを受けてハマる)っていう言葉はよく聞くけど、それ以外は何があるのかな。アイドルのキャラクター? もしくは、みんなどこかしらで妥協して「好き」を演じている部分があるのか。いやいやそんなの私だけなのかもしれない……?
私は「さーて追っかけてみるか」と腰を上げた瞬間と、「好き!」と愛しさを感じた瞬間というのがあべこべで、しかもかなりのタイムラグがあったのですが、それぞれ彼らに魅了された瞬間や、はち切れんばかりの思いの丈っていうのはファンの数だけあると思うんですよね。だから、その一例としてこんなパターンもあったのねって読んで頂けると嬉しいです。ついでにひねくれまくっている私の性格についても存分にお分かり頂けると思います。(いらない情報)

見続けなきゃいけないという「仕事」なわけでもなく、嫌いな事をし続ける事に快感を覚えるドM……ってわけでもないけど、わざわざ「嫌いだとおもっていたこと」に1年取り組むって私の中では貴重な体験でした。もちろん楽しいこともいっぱいあった。自分が苦手だからって大きな括りでバサーッと退けるのは勿体無いほど、皆が好きだと思うものにはそれなりの理由があるんだと思います。そして、そこには彼らが輝く理由も。こういう部分でこのPORChのアオリに書かれている「キラキラの理由にはいろんなトクベツがある」って文章に共鳴するんだろうなって今更ながら思ったわけです。

いやー。読み返してみると本当に濃くて長く、葛藤に塗れた1年だった。
果たしてわたしはちゃんとファンになりきれていたのかなあ。
「今まで」と「これから」を比較して、果たしてどんな違いが生まれてくるかっていうのを含め、引き続き見届ける事を2年目の課題としたいと思います。

「PORCh vol.7」(夏コミ1日目頒布)架空アイドルを追いかけた一年間を振り返る寄稿文
「スペーストリップノート〜CHaCK-UPをおいかけて!~」(冒頭抜粋)


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