お高い万年筆を買いました。
こんばんは、ichihukuです。とうとうお高い万年筆を買ってしまいました。
ちゃんとした万年筆が欲しい!
最近万年筆が好きになってよく使っています。ただ、貧乏性なので、雑誌の付録の万年筆をはじめ、せいぜい数千円のラインナップです。
一度、1万円くらいの値段のものを勇気を出して買ってみたものの、ペン先が特殊だったこともあり、上手く使えなくて引き出しに眠っています。
今頻繁に使っているのはPILOTのライティブのオレンジ軸と、同じくPILOTプレラのスケルトンバージョンiro-aiのライトブルー。
どちらも多分似た感じで使い勝手はいいし、まあまあ気楽に買える値段なので、普段使いには十分です。
ただ先日、文房具仲間のはたさんがモンブランを大切に使っているとの話があり、なんだか私もちゃんとしたの1本くらい欲しいなあとなったんです。
それにしても3万4万するものは落とすのが恐怖なので、ちょっと調べてみました。
低価格帯のものを除いたエントリーモデルで定価2万円超くらいか。まあ値引きを狙って1万5千円くらいをターゲットとしてみます。
これ、数年前には1万円ちょっとで買えましたよね。ここ2-3年で随分上がってしまいました。
大型文具店に下見に行く
まずは大型文具店に下見に向かいます。ここは品物によりますが、定価の30~40%オフで有名なお店。
セールの際には近隣の文房具仲間の方々がつどっています。まあ扱っているメーカーは限られるので、ちょうど欲しいなというものはありませんでした。
大型文具店なので、万年筆の専門のスタッフさんという訳ではなく、質問してもそんなに専門的な回答は期待できません。これはまあ、仕方ないですね。
そういえば、中古万年筆を扱っている個人店があったなあと思い、行って見る事にしました。中古でなんかお値打ちなのがあったらラッキーくらいの感覚です。
小さな専門店に突入
雑居ビルの中にある小さなお店に入ってみました。
こうゆうところはふらっと入って黙って出てくるということがしにくい。腹を決めて「こんにちは」といいながら入ってみました。
案の定そんなにたくさんの品は並んでいないようです。サラッと見て出ようかなと思っていたところ、割とキャラ濃いめの店長さんらしき方登場です。
ここから万年筆について30分以上お話しを聞き、何本もの万年筆で試し書きさせてもらい、万年筆の持ち方の練習まですることに。
さらに、うちにある全然書けない万年筆について相談し、お気に入りだけど細すぎて書き味が気に入らない万年筆について相談し、最後には万年筆の洗い方の実演を見学。
下見のつもりが、最後には予算楽々オーバーの万年筆を、しかも定価で買うという思いもよらない展開になりました。
最近は定価で買うなんと馬鹿だなーとばかり、安いお店、安い通販を探して買い物をしていたんですよね。いかに安く買うか。
しかし今回は、たとえ多少高くても、専門家の深い知識と技術と共にものを購入するってすごい、と思っちゃったんです。
購入は定価でも、その後のメンテ・修理はずっと無料とのこと。書き味の調整もいつでも持ち込み可能だそうです。
私はこの1本の万年筆とともにこの店長さんの知識と技術も一緒に買ったんですよね。これってすごい。
あとは書いてみること。どんどん使うこと。早速家に帰ってインクを入れてみるのを楽しみにしています。
みなさんは、万年筆使っていますか?
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