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一下り目

一ツ 正月こゑのさづけは やれめづらしい

正月、すべてが改まる年の初めに親神から肥のさづけを頂く。何とめづらしいことであろうか。

二ニ につこりさづけもろたら やれたのもしや

心うれしくさづけを頂く。何と頼もしいことか。

三ニ さんざいこゝろをさだめ

さづけを頂いた時の喜び勇んだ心を生涯にわたり定めるなら。

四ッ よのなか

豊年満作となる。

五ッ りをふく

親神の不思議めづらしい守護がどんどん現れてくる。

六ッ むしやうにでけまわす

どこもかしこも、無尽蔵に作物が出来てくる。

七ッ なにかにつくりとるなら

なにかにつけ作り獲るなら。

八ッ やまとハほうねんや

大和は豊年となる。

九ッ こゝまでついてこい

親神を信じて、心を定めてしっかり信心の道を歩むなら。

十ド とりめがさだまりた

収穫量が一定となる豊かな世が実現する。

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