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三下り目
【テーマ】元の神・実の神と得心できる信仰の道
一ッ ひのもとしよやしきの つとめのばしよハよのもとや
ひのもとの庄屋敷村にある、かぐらづとめが勤められる場所は、この世人間の根源でありこの世人間の創造と救済の元なるところである。
二ッ ふしぎなつとめばしよハ たれにたのみはかけねども
不思議なつとめ場所のふしんは、誰に頼みはかけないけれど。
三ッ みなせかいがよりあうて でけたちきたるがこれふしぎ
世界の人々が皆寄り集まって自ずと建ち上がって来たのは、実に不思議である。
四ッ よう/\こゝまでついてきた じつのたすけハこれからや
よくぞここまで信心の道に付いてきた。これからいよいよ真実のたすけをする。
五ッ いつもわらはれそしられて めづらしたすけをするほどに
いつも心ない人、親神の教えを理解できない人は笑いそしるけれども、このたすけ一条の道によってこそ、めづらしたすけをするのである。
六ッ むりなねがひはしてくれな ひとすぢごゝろになりてこい
無理な願いはしてくれるな。その前に、親神の思いに添う一筋心になりなさい。
七ッ なんでもこれからひとすぢに かみにもたれてゆきまする
なにがなんでもこれからは、わき目もふらずただ一筋に親神の思召に添い切り、親神に凭れ、思召通りに進ませていただきます。
八ッ やむほどつらいことハない わしもこれからひのきしん
病気をするほど苦しく辛いことはない。だから、私もこれからひのきしんに励ませていただきます。
九ッ こゝまでしん/\したけれど もとのかみとハしらなんだ
ここまで信仰に付いてはきたが、この神が元の神とは知らなかった。
十ド このたびあらはれた じつのかみにはさうゐない
この度明らかになった。この神こそ実の神に相違ないと得心できた。