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子育てママに嬉しい、心地よい『お互い様』があるお店

「たまには息抜きしたい!だけど、子連れでの外食は、気を使うから疲れる」
そんな風に感じているママは多いのではないでしょうか?

かつての私も、そんなひとり。
店内で子どもが大きな声で騒いだり、食べ物や飲み物をこぼしたり…。
そのたびに「すみません」と頭を下げ、憩いの場が修行の場になってしまうこともありました。

そんな子育てママにぜひ知ってもらいたいのが、今回ご紹介するおやこ食堂もぐもぐです。



◆保育園の中にある、誰でも利用できる憩いの場

“子育てママに優しいお店”という言葉がピッタリの『おやこ食堂もぐもぐ』。
ほのぼの保育園の奥に、2023年3月にオープンしました。

営業は月水金の週3回。
ヨガやベビーマッサージ、ソーセージの手作り体験など、親子で楽しめるイベントも毎回開催しています。

靴を脱いで店内に入ると、部屋一面がお座敷。
ごろんと寝転がりたい子も、ハイハイで動き回りたい子も、快適に過ごせる店内です。
取材時には、座布団の上でスヤスヤ眠る赤ちゃんに癒されました。

お子様が楽しく過ごせるよう、自由に遊べるおもちゃや絵本も充実しています。
そして、オムツ替えのスペースが広く、清潔なお手洗いが完備されているのも、ママにとって嬉しいポイント。
このように、子育て中のママにとっての「あったらいいな」が全部そろっているのです。


◆きっかけはオーナー自身が感じた子育て中のモヤモヤ

オーナーは、保育士で3児の母でもある、小倉絵理さん。
彼女自身の子育て経験が、おやこ食堂もぐもぐの誕生に繋がっています。

「食に興味のない息子と、お昼ごはんの時間を過ごす場所に困ることが多かった」
そう当時を振り返る絵理さん。
子育て支援センターに出かけても、お昼になると一旦退出しなければなりません。
そして、飲食店に出かけても、子どもが周囲に迷惑をかけないよう、ずっと気を張っていたそうです。

「子どもが何かするたびに謝って、心も身体もヘトヘトになった」
子連れでのお出かけで、そう感じる親御さんも多いのではないでしょうか。

こうしたモヤモヤも契機となり、絵理さんは動き始めます。
子どもが騒いでも、泣いても、こぼしても、大丈夫!
周囲に気を遣いすぎず、お互い様の心を持って、心地良く過ごせる!
行きたいなと思った時に、ふらっと立ち寄ることができる!
おやこ食堂もぐもぐは、「こんな場所があったらいいな」という絵理さんの想いが形になっています。

また、ママ達が外食することに対して罪悪感なく利用できるよう、使用する食材や提供方法にもこだわっています。
できるだけ季節を感じる旬のものを使い、味噌汁に使用している味噌は自家製。
ごはんは基本的におにぎりでの提供です。
その理由は、「食に興味のない我が子が、おにぎりだったら食べてくれた」という経験から。
このような、オーナー絵理さんの熱い想いと細やかな優しさが散りばめられています。


◆地域のみんなでつながり、一緒に子育てできる環境に

「店名に“おやこ”と入っているけれど、親子でのご来店じゃなくても大歓迎!」
「近所に住むご年配の方など、多世代の人達が交流できる場になってほしい」
おやこ食堂もぐもぐは、食を通して人と人がつながる場を目指しています。

そのつながりの輪を広げているのが、絵理さんのご主人・哲さんとの活動です。
もぐらの冒険』『こども食堂』『ハピシェアランチ』など、ご夫婦で様々な社会活動を主体的に行っています。
すべての活動において、人とのつながり、助け合いの子育てが基盤にあり、より良い地域づくりに繋がっています。

「親でも先生でもない大人と関わる時間は、子どもにとって大事だと思う」
その言葉からも『地域のみんなで子育てをする社会に』と願う、絵理さんの想いを感じました。


◆まとめ

おやこ食堂もぐもぐは「子育て中のママに嬉しい食堂」だけではなく、「食堂から広がる温かい子育ての輪」を感じました。
地域全体で、子ども達を温かく見守り合う場所として、これからも多くのママ達の憩いの場であり続けることでしょう。

お母さん1人が頑張る子育てはもうおしまい!
人見知りでも大丈夫!
気さくなオーナー、絵理さんが笑顔で出迎えてくれますよ。
お喋りしたくなったら、ぜひふらっと立ち寄ってみてください。

営業日、イベント日程、メニューなどは、都度SNSで更新されています。
ご来店の前にご確認ください。

おやこ食堂もぐもぐ
住所:千葉県市原市青柳676(ほのぼの保育園敷地内)
営業日:月・水・金曜日
時間:イベントによって異なりますが、イートインは11:00から14:00まで

取材日:2024年5月20日
※記事の情報は取材当時の情報のため、最新の情報とは異なる可能性があります。ご了承ください。

ライター:ナガシママ
カメラマン、Webデザイン、カフェ店長などを経た後、助産院にて調理や広報を担当。現在は、執筆・デザインの他、地元千葉の郷土料理「太巻き寿司」、体に優しい「助産院ごはん」など食に関する活動もしています。


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