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父ちゃんになるために必要なことは?
noteを始めるきっかけとなる、娘が生まれました。
父ちゃんは小さい頃普通の人生と感じていた、
クレヨンしんちゃんのヒロシのような、人生を歩んできました。
高校は部活や勉強に打ち込み、大学はサークルやバイトに飲み会、
就職活動を経てサラリーマンとなり、結婚しついに子どもにも恵まれました。
順風満帆、幸せの象徴、何一つ不自由ないと言えますが、
父ちゃんはなぜか不安が拭えません。
それはなぜかというと、
娘にこれから何を伝えていくべきか、
がわからないからです。
"男はこうあるべき"、"女はこうあるべき"
そういう考えがなくなりつつある今、
あえて、"父親とは"を考えていきたいと思います。
父親たるものかっこよくありたい。かっこいいって?
「今の日本に大義なんてないから、
何かをやらなきゃいけないなんてことはない。」
by市原隼人
市原隼人は、TV番組で男気について質問された際にこの言葉を発し、
大義がないからこそ初心、自分が最初に信じた感情を忘れずに、
芯を持つことが大事だと
男のかっこよさを教えてくれました。
父ちゃんの世代は、
ルーキーズの安仁屋役の時のような、
ルールに縛られず、危険な雰囲気を醸し出しつつも、
夢に向かって熱く突き進んでいく、
そんなの男がかっこいいと思っていました。
しかし、最近のドラマ俳優のかっこよさはまた違っていて、
あの頃感じた痺れるような”かっこいい”にはあまり出会えません。
(恐らく単純に好みだと思いますが笑)
イケメンであることは確かですが、男前とは感じにくいです。
クールで、ミステリアスで、チルな、
そんな男が今風で”かっこいい”のでしょうか。
職業で言えば、
スポーツ選手や医者、大企業で働いていること、
もしくは、ベンチャー企業で働いていることがかっこいいのか。
そんな考えに縛られるのはもう古いのはわかっています。
今では多種多様な職業が、脚光を浴びる機会も多く、
魅力的で素晴らしい仕事が多いことも理解されています。
そんな憧れに正解がない中、
理想的な”かっこいい”父親とは何か、
どんな父親であるべきかを考えていきたいと思います。
親の仕事のひとつは教育。自分で考え、表現し、判断できる子どもを育てられるか?
Fumio@🇪🇪さんの記事には、子育ての原則をわかりやすく一言で表してあります。
子どもにはそう育ってほしいが、自分自身が「自分で考え、表現し、判断できる」ような大人となっているでしょうか。
偏った先入観、固定概念なしに、得た情報に対して自分の考えを構成し、表現できる大人はどれだけいるでしょうか。
教育は学校の仕事ではありますが、
教えられる時間というのは本当に限られています。
みんな一律に物事を教えられるものでもなく、
個性を大事にする今、
先生ひとりで正解・不正解を決められるものでもありません。
上記のような子どもに育てるには、多くの情報に触れ、多くの意見を述べ、多くの人の意見と折衝し、自分の考えを形成する時間・機会(思考の形成サイクル)を多く持つことが重要と考えます。
そのために、まずは学校というコミュニティの前に、
家族の中で思考の形成サイクルを体験させる必要があります。
子どもの成長の前にまずは自分の成長から。何でもできている必要はない。
親と言うものはお手本になる必要があります。
そのため、子どもに成長してほしいと願うなら、
まずは自分の成長が必要だと思います。
子どもが新しい知識や技術、考え方に触れていくように、
親自身もどんどん触れていかなくてはいけないと思います。
私はスマホが使いこなせない親に苛立ちを覚えることもありましたが、
私の世代の大半が親となる時代には、
子どもから苛立ちを覚えられる機会は今よりも大分多くなりそうです。
なんでも知っている親が、何にもできなくなっていく姿は、
子どもにとって辛いものです。
しかし、ここの前提に1つ問題があると思います。
親はなんでも知っているものということは、これからの時代は無理です。
親は子どもにとってなんでも知っているスーパーマンである必要はなく、
何にも知らないけど0からでもどんどん前に進んでいく、
少年漫画の主人公のような、
親が成長する姿を、子どもに見せることが重要なのではないかと思います。
つまり、子どもと同様の成長スピードを親も持つ必要があるということです。
親は子どものボスではない。パートナーでありライバルであるべき。
私の父親といえば、
野球を教えてくれて、たまに勉強を教えてくれました。
家事はほとんどしている姿は見ていませんが、
仕事を頑張り、いつもは優しく、ここぞというときは子供を叱る、
家族の中心的存在でありルールのような存在でした。
祖父世代であれば、良いも悪いも、
今より絶対的存在であったと思います。
(子どもが悪さをすると、倉庫に閉じ込めたりも当たり前だったそうです。)
いわば、昔の父親はボス的な存在だったと考えます。
しかし、これからの時代、
親からのこうしなさい、こうあるべきだというような、
統治的な教育は危険だと思います。
なぜなら、新しいことがどんどん出てくる世の中で、
絶対的意見を述べることは難しいからです。
むしろ、自分の経験のみで物事を語ることは、
今の時代は"かっこ悪い"のではないかと思います。
わからないことはわからない。
しかし、知らないことに対して、
どう立ち向かうか、どう考えるか、どう調べるか、
そして、どう自分のものにするか。
そういった、
身近で一緒に成長していくパートナーのような、
もしくは、
自分が成長する様を子どもに見せられるライバルのような
そんな親が"かっこいい"のではないでしょうか。
なのでこれから、noteでは父ちゃんが成長していく姿、
また過去の経験から成長したこと、考えたことなどを残して、
娘に伝えて行きたいと思います。