Words From いしい⑦
おいす。いしいでございます。
「また長ったらしい駄文のはじまりか・・・」と思ったモニター前のそこのアナタ、今回のいしいは違いますよ。
フォトグラファーを名乗っている手前、たまには「写真撮れるんだぞ」ってところを見せたいと思います。
キャー!自己顕示欲の塊!引くほど気持ち悪い。と思っても読みなさい。
あと専門的すぎる内容ですがコチラは気にせずに書くというクズっぷりもご堪能下さい。
(読み手を考えないワンマンさよ)
いつだったか時間があったので先に控えてる物撮りの練習兼ちょっと遊びで撮った写真を自ら解説していきます。
まず用意したのは何の変哲もなく、ただ単にいしいが好きというだけのバトワイザーの瓶1本。
「ビールのイメージカット」と漠然とした構想だけ頭にあったのを更にブラッシュアップして「日差しのような演出」、「瓶の重厚感やラベルの色味」、「汗かいてるシズル感の重視」等々をイメージに自己的に落とし込んで機材を組みました。
機材の設置は以下に吐き気を催すくらいに解りやすい図にしてみました。
という事で図の通り合計3灯使いました。
背面のストロボだけリフレクターのみのセッティングで夏の日差しのようなバッキバキの硬い光をチョイスしました。
しかし直射日光のように瓶に直接当てずにあさっての方向である壁側にストロボ向けました。
というのも当スタジオは背景が常時、合成用のグリーンバックなのであえてハレーションっぽさと緑のグラデーションを日差しに見立てようという魂胆がありました。
そしてソフトボックス2灯は向かって右がメインライト、左がフィルインライトです。
露出計で露出を正確に計ってないので何とも言えませんが物撮りでなおかつ瓶のディテールをボカさずに引き出したかったので瓶の前面(カメラに向かう面)の絞りがF18くらいになるようにストロボの出力を設定しました。
そして画角に関してですがそのまま真っ直ぐ撮るのもつまらないし日差しの演出や画像のダイナミックさ等を加味して、瓶をガムテープの輪っかに斜めに傾ける形で入れて瓶が若干後ろに反る形を作ったら、いしいは腰いわすくらいに下から舐めるように煽って撮影しました。
そんなんで撮れたのがコチラ ↓
(撮影データは1/125、F20、iso:250でF18~F22までの絞りを撮ってみてベストの絞りが結局20でした。)
上がったデータを見返して、左のフィルインの強い映り込みをトレッシングペーパーでデフューズしてもっと柔らかくしてもいいかな~。と思ったけど練習兼遊びだし、グラデーションの感じが計算通りだったのでこれで妥協。
ただ適当に霧吹きで吹いた汗のシズルに対して「何か物足りないなー」と思って、レタッチがてら思い付きで水のしぶきの素材と合成してみる事に
+水の素材①
ふむ。
+水の素材②
お。
+水の素材③
あー・・・。やってるわコレ。
何というか一気にポスターっぽくなってしまって逆に笑っちゃったよね。
スタジオ内で本物の水が使えないけど、本物の水でやったらもっと良いんだろうなー。って思いながら家でキンキンに冷えた撮影のモデルを飲み干す、いしいであった。