自動書記瞑想その1

結んでは消え  結んでは消え
よどみに浮かぶ泡沫のように
くずれおちるせせらぎの小さな滝の麓のように
呼吸をゆっくりと深いとこから鎮めてゆくのを、補助する手つき

手はまた結び、器に似せた形にすがりながらほどく

心は吸い込まれる 心そのもののような淡い泡沫の球体の中へと

じっとしていれば雨の、その見境のない粒の乱れと調和が、身体の芯まで落ちて一緒に土の嵩に溜まる

わたしの亡骸がやさしく今のわたしのほんの少し向こう側を見つめる

あるいは月夜へと謳うメッセージ

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