藍の書 あおのしょ📘


多くの人にこの本を読んで欲しいなぁと思い、私が尊敬する辻麻里子さんの遺作を紹介させて頂きますm(_ _)m

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私は人間という経験をしている宇宙意識である。

この大いなる存在は、宇宙が始まった瞬間から存在し、時空を超えて存在を続ける。そして、星の扉から見た2013年のテーマは覚醒である。

2013年以降の世界は、徐々に覚醒へと向かうのだろう。最初は、物質世界だけに生きる人が大半で、宇宙の意識と共に生きる人は少数かも知れないが、世代が代わり、今の子ども達が大人になる頃には、物質と意識の逆転がおきるだろう。そして、この惑星も銀河レベルの大人の意識に目覚めるのだ。それが宇宙のシナリオであり、この太陽系のシナリオであり、地球の行く道なのだ。


私は生まれることもなく、私は死ぬこともない。時は生まれることもなく、時はなくなる(消滅する)こともない。時間は生まれず、時間はなくならず。最初からそこにはなく、あると思い込んでいただけだった。あると思っていた物質は全て幻。意識が作り出した幻だった。


時の終わりに人は何を見るのだろう?という問いに対する答えは、時ははじめからないのだから、時の終わりはない。時はなかったと気がつくのだ。全ての時が同時に存在している。

あって、ないもの。なくて、あるもの。


「変わらないものってあるのかな?」という問いに対する答えは、もともと生まれたこともなく、死ぬこともない。

ただ大いなる宇宙の意識が在るだけという境地に辿り着けば、変わらないもの、永遠不変なものがわかるだろう。

普遍的なものとは何か、それを探していたけれど、最初から時はなく、最初から物質はなく、全てが幻だったと知ることによって、その答えが理解出来るだろう。

近いも遠くもない、大きいも小さいもない、賢いも愚かもない、私もあなたもない、内側と外側もない、境界が溶解して、ひとつに溶け合うかのように見えるが、もともと境界はなかったところに、自分で線を引いたのだ。この境地に達したとき、隠遁するのではなく、この世の中、この世界の中で淡々と生きる。個という肉体を持って、生きていく。それが2013年以降の地球のあり方だった。


惑星の消滅さえも時の終わりではない。太陽の消滅すら、銀河が消滅しても、この宇宙が終わっても。肉体はエレメントに分解され、次のものを作る材料になる。そして、意識は意識の集う場所へ帰還して、また新たな意識を形成する。マンダラのように拡がっている。ひとつの魂には全ての魂の像が映り、ひとつの意識には全ての意識の光が映っている。


宇宙を信頼して、自分を信頼して、そして人々を信頼しよう。自分が受け取った宇宙情報を信頼しよう。


「個であり全体 全体であり個」
「多様性に満ちた一体感」