宗教熱心な家庭に生まれた話
こんにちは haruです⸜🌷︎⸝
21歳、パートナーと2人暮らしをしています。
私は宗教熱心な家庭に生まれ、
現在は辞めています。
いわゆる宗教2世と言われるものです。
きっと私と同じような境遇で
今後の人生どうしようかなと考えている
若い子たちが意外とたくさんいると思うので、
私が生まれてから辞めるまでのいきさつを
お話したいと思います。
私の生い立ち
祖父母の代から信仰しており、
両親はもちろん、おじおばいとこもそうでした。
食事の前に神様に祈ったり、
週に2.3回集会に行きました。
週末には一軒一軒ピンポン鳴らして周り、
布教活動をしました。
間違いをするとお尻を叩かれました。
学校では、騎馬戦やクリスマス、誕生日会など
やってはいけないことがあると、先生に証言しました。
でもそれが当たり前のことだと思っていたので、なんの疑問もなく、
私にはこの生き方しかないと思っていました。
11歳の時バプテスマと言われる洗礼を受け
正式に成員となり、
15歳の時には毎月70時間を布教活動に充てていました。
つまり、10代の私はバリバリ宗教をやっていたということです。笑
変わるきっかけ
そんな私が変わり始めたのは
コロナウイルスの流行の時期です。
当時高校生だった私は、
宗教活動しながら、通信制高校の勉強をしながら、バイトをしていました。
コロナの流行で、布教活動や集会がzoomになり、自分の生き方について考える時間ができました。
と同時に、うつ状態になりバイトを辞め、
精神科に通うようになりました。
不安障害の発症
1年ほど毎日死にたいと思う日々が続きました。
お医者さんからの診断は、社交不安障害。
その症状の1つでうつ状態になっていたようです。
私の場合、社会や仕事、自分の将来に対して
異常に不安や恐怖を感じてしまいます。
自分の前と後ろから、黒くて大きいモヤモヤが圧をかけてくるような感覚。
はっきりとした原因は分かりませんが、
きっかけとなることは特になかったので
(身近な人の死やいじめなどが原因で発症する人もいます)
私の場合、今まで溜め込んできたストレスのせいかと思われます。
宗教はプラスになる?
本来、宗教はやりたい人が自由に信仰するものだと思っています。
では、私にとって宗教はプラスになっているのか?
もちろん良い教えもあります。
私が好きなのは、受けるより与える方が幸せ、とか、夫婦には愛だけでなく敬意が必要とか。
ただルールが厳しいため、人生を縛り付けられているような感覚がありました。
イベント事を楽しめないこと、
集会で時間を取られること、
ミニスカやオフショルを着れないこと、
恋愛できないことなどが辛かったです。
本当にやりたいこと
私の人生このままでいいのか?と考えるようになりました。
この宗教をやっていると、周りの人達と生きる世界がまるで違います。
何度も辞めようと思いながらも
この狭い組織の中でしか生きたことのない私は
今更社会に出てもやっていけないと思い、
諦めていました。
でも、私の夢はなんだろうと考えた時に、
この組織で生きていくことではなく、
普通に仕事して
普通に付き合って
普通に結婚して
普通に家庭を築きたい
と思ったんです。
それが私の本当にやりたいことでした。
いざ、行動
罪悪感はありましたが、親に内緒でSNSで知り合った男性と付き合ってみることに。
自由ってこんなに楽しいんだと感動しました。
結局上手くいかずすぐ別れてしまいましたが、
良い経験になりました。
しかし罪悪感でいっぱいになり、親に打ち明けます。
その時は後悔していましたが、やっぱり自由の楽しさを忘れられず、何人かと交際をしました。
そのうちに、今の彼と出会います。
運命が変わる時
初めてデートした日、帰りが遅くなり、親にバレます。
宗教を辞めたいと思っていると打ち明けると、
親は激怒、号泣。
家を出て行けと言われます。
彼に相談すると、じゃあ一緒に住もうと。
私の新しい人生が始まります。
後日、親は感情的になっていたと謝り、私が経済的に自立できるようになるまでは家にいていいと言ってくれました。
彼とも今後の人生のことを真剣に話し合い、
彼のご両親にもあいさつに行きました。
組織の人とも話し合い、正式に宗教を辞めました。
お互いに貯金してから一緒に住もうと考えていましたが、
すぐにいい物件が見つかり、
約1ヶ月後には同棲を始めました。
これが私が生まれてから宗教を辞めるまでのストーリーです。
私は宗教自体は悪いものではないと思っていて、信仰することでメリットを感じている人もたくさんいると思います。
両親のことも恨んだりしていなくて、
愛情を注いで育ててくれたので
感謝しています。
ただ、私と同じように宗教2世3世として
生まれ育った子たちには、
親の敷いたレールの上を歩むのではなく、
自分のやりたいことを自由にやって欲しいと思います。
なぜなら、私は今とても幸せだからです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
質問や感想などコメント頂けたら嬉しいです。
ではまた💌
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