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俳句で灰になる〜猪

 猪を満たして残る脚の跡

 帰省中、父に連れられ田んぼを見に行きました。
 実家にいるうちに田んぼの手伝いをしたのはほんの少しなので、どこにあるかも憶えてないだろうとのお気遣い😅
稲刈りも終わった田んぼを見ると一部分掘り返された所があり、そこは餅米を作っていたが稲刈り前に猪にごっそりやられたらしい。
 今年は猛暑で食べるモノも無かったやろと言ってたけれど猪にやられたのは7年ぶりらしい。
…今年は餅搗きできないね…と話していたものの実家の餅は伸びがいいとお裾分けすると好評だったのでとても残念。

 鹿児島を離れる日、弟に駅まで送ってもらう道中にまだ稲の残る田んぼを見かけて訊くと稲の病気で味も落ちるし翌年にも影響があるので燃やさなければならないそうで、これもまた気候変動のせいなのかと思うといたたまれなくなりました。
 作物を育てるのには多くの時間や手間がかかるけれど、実りの時期を無事に迎えることができるまで気の抜けないことだねと話しながら実家の田んぼを継ぐと決めた弟を頼もしく思うのでした。


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