子どもの頃に号泣した経験が今の恐れに繋がっている
子どもの頃に悲しくて絶望して号泣したことは誰でもあると思う。
その後もう傷付かないようにと心を硬くして大人になっていく。
そして愛する人が出来た時に再びその悲しみが発現するーーー
逃げたくなってその人から離れる。回避する。
そういうことをみんな大人になってもやっているのだと思った。
中学生の時、家族が自分よりも先に死ぬんだと気付いてその事実が悲しくて毎日泣いていたことがあった。
その後おそらく心にかさぶたができた。
その事実に耐える為に「家族を好きにならなければ離れても辛くない」というかさぶたを作って蓋をした。
それから親のことを段々好きじゃなくなっていった気がする。生きる為にそうしたのだ。
そして大人になった今、どうなったかというと
『好きな人ができたら好きになり過ぎないように離れる』ということをする。
なぜなのか分からなくて苦しかった。
でもやっと分かった。中学生の自分が生きる為に心に作ったかさぶたが原因だったんだとーーー
私は人を愛していないんじゃなくて、愛さないようにしているんだとーーー
そう思ったらなんだか安心して
ツインの彼に対しての愛情がまた湧いてきた。
愛する人を前にどうしたらいいか分からず悩んでいる人は、
子どもの頃泣いていた自分をまた思い出してあげてほしい。
仲が良いクラスメイトの女性が感情をほとんど表に出さないんだけど
「普段泣くことってありますか?」と聞いてみた。
映画とかでは泣くけどプライベートで泣いたことは高校生以来ないらしい。
高校生の頃、塾の中で他の子よりも成績が伸びないことが悔しくて毎日泣いていたらしい。
彼女はおそらくその時に心にかさぶたが出来たんだと思う。
傷付かないように。
彼女は恋愛をしたことがないと言っていたが、そのかさぶたが剥がれたら隠していた感情や愛情が湧き出てくるような気がする。