清航館通信 2024年8月号 「ふるさとを存続させる関係づくり」
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中之作港で開催する盆踊りのお囃子練習会が始まりました。我が家は家族で参加しております。数年前に江名の盆踊りに行ったとき最初に驚いたのが櫓の上でお囃子を演奏している方々が近所で見かける方ばかりだったことです。おまけにマイクで「清航館さん大好きだ~よぉ♪」なんて歌ってもらい感激したことを覚えています。そのときお囃子を演奏していたのは「折戸ふるさとを守る会」の皆さんで、マラソンの応援やゴールデンウイークのお祭りなどでも笛と太鼓の生演奏を聴かせていただいておりました。楽器とは縁遠い暮らしをしていましたが、身近に音楽が溢れている地域で暮らしているなら迷わず参加するのが我が家のルールです。なかなか上達しませんが櫓の上で篠笛を演奏できるよう練習しています。
せっかくの地元で開催される盆踊りですので、お囃子練習会には中之作の子供会も誘いました。太鼓の練習に参加して上手になったら櫓に上がることができますので、子どもたちも真剣に練習しています。また盆踊りを盛り上げるために中之作と折戸の子供会が共同で「ヨーヨー釣り」の屋台を出店予定です。子どもたちが主体的に参加して盛り上げる小さなお祭りは夏休みの思い出となることでしょう。
盆踊りの練習会には子どもの頃に参加したという若い方々も参加しています。ある女性は結婚してこの地域を離れてしまったが、故郷の盆踊りを盛り上げたいと遠方から来ていました。彼女にとって盆踊りなどの小さな思い出の積み重ねは、大切な「ふるさと」の思い出となっていることを強く感じました。様々な世代が集まりふるさとを楽しく受け継いでいくことこそが地域のお祭りの趣旨なのかもしれません。ぜひみなさん一緒に楽しく踊りましょう。