清航館通信 2021年 5月号 「イベントができないならDIY作業」
いわき市内でもコロナの感染者が増え続けており今後の状況が心配ですね。これ以上の状況悪化とならないために中之作プロジェクトでも毎年開催してきたイベントの多くを自粛する予定です。もちろん清航館のレンタルもほとんどありません。いつも大勢で集まって賑やかにしていたので少々寂しくもありますが、黙って俯いているわけにもいきません。現状を受け入れコロナの影響を受けにくい活動に軌道修正して行こうと検討した結果「施設整備」に行きつきました。
昨年から始めた清航館の庭づくりは、DIYによる板塀づくりまで進んでいます。小さな花壇ではジャガイモ、玉ネギ、スナックエンドウ、イチゴ、トマトがすくすく育っています。グランドカバーとして植えたイワダレソウも少しずつ育っており、夏ごろには庭全体に広がるでしょう。港に降りる道路脇の雑草だらけだったスペースも花壇にしましたし、敷地西側の不要物もかなり処理しました。
NPOスタッフの施設整備に対する情熱はこの程度で終わるはずもなく、月見亭の庭整備にまで発展しています。月見亭の裏庭には建物改修時に伐採した樹木などが山になっていましたが、それらを丁寧に処分して畑にしました。少し前から園芸雑誌を読み漁り、種から苗を育てています。こちらはイノシシ被害が心配なのでイモ類は諦め、それ以外の夏野菜をつくる計画です。
更に、月見亭で順番待ちしているお客様がゆったり過ごせるスペース整備にも着手します。先ずはベンチと木陰だろうと、DIYで「ベンチとキウイ棚」をつくるために図面を作成しキウイの苗を買いました。こちらはゴールデンウイーク中に完成させる予定ですので、興味のある方は見に来てください。
これまで大勢で集まってしていた作業を少人数でするようになっただけのように見えますが、自分のペースでできるので意外とストレスが無く進みます。コロナ禍で出歩けない状況で楽しく過ごす手法だと思っています。ものづくりは楽しいのです。
(この頃は事務スタッフも原稿を書いていたので6~8月号は飛ばします)