エリア予選突破備忘録
こんにちは、一限と申します。
今回初めてエリア予選を通過することができたので、備忘録を兼ねて使用したデッキの変遷、考えたことや対戦の中で印象に残ったことを書き残しておきます。参考になるかはわかりませんが、誰かの何かに一助となれば幸いです。
目次
1.デッキ選定
2.晴れる屋tc
3.デッキ乗り換え
4.バトロコ高田馬場
5.ミント横浜
6.あとがき
1.デッキ選定
店舗予選を抜けたときはイクサラン発売前で、緑トロンを使用していました。
運良く抜けることはできたものの、「軽い除去がいっぱい欲しいな」と強く感じました。そこで「トロン的な動きがありつつ、除去もたくさん取れる黒単がいいのでは?」と考えたのがデッキ選択のスタートラインでした。その後、イクサランが発売されて「奴」が現れます。
「3マナか〜モダンじゃちょっと遅いかな〜、でもフェッチ消せたら気持ちよさそうだな〜」などと一応買っておきつつ呑気に構えていたところ、強さが知れ渡ってあれよあれよと高騰して戦慄しました。
「潮縛りで指輪やカーンに強く出られるなら、黒単に入れられるのでは?」
というわけで誕生したのが、黒単tティシャーナこと「黒潮」でした。何回か試運転して感触良く感じたので、エリア予選はこれで行こうと決めました。
tcで使ったリスト。t赤で寓話を入れてる方はエリア予選でも見かけましたが、このタイプは自分だけだったと思います。
12月には禁止改定があり、このときは豆と激情が消えたことでレンオム、カスクラ、ラクドスは「減るのかな?」くらいに考えていました。
エリア予選直前には黒田さんの最高に参考になる記事も出て「言うことないやん!」という状態。もちろん購入させていただきました。
今からでもメチャメチャ為になるので、みんなも買おう!
と、そんなこんなで自分としては万端のつもりで、tcへと乗り込んで行きました。
2.晴れる屋tc
ここからは個別の試合と、印象に残ったことの記録が主になります。
1回戦:カスケード
近所の大会で当たったことのある方だったので、少し緊張がほぐれました。後述のジャッジ案件の際も、知らない人相手よりは落ち着いて状況を伝えられたと思います。
試合は1-1で3戦目に入り、残り時間少なめ、自分のハンドに潮縛り、お相手が断片なき工作員をプレイした際のやり取りで
お相手「いいですか?(工作員見せ)」
私「どうぞ……!(アカン、つい返事してもうたけど続唱入るやんけ!ティシャーナ間に合うか?!死んだか?!)っ、し、潮縛りで続唱消したい!」
この時点でお相手が続唱の解決に入っていたため、ジャッジを呼ぶことに。やらかし直後はかなりテンパっていたので記憶が曖昧でしたが、コミュニケーションエラーということで潮縛りが間に合った裁定に。「どうぞ」一つで寿命が縮んだ思いは、今回の大きな学びでした。
なお、その後はお相手の最強ムーブで負けました。1-2
2回戦:カスケード
後にミント横浜の試合でも当たった方です(この方も通過されてました)。1-1で3戦目に入り、(次のターン4マナで指輪出して〜)と考えているところに黒曜石の焦がし口が出てきて全てを粉砕されました。1-2
3回戦:アミュレットタイタン
1戦目にダウスィーから思考囲いでタイタンが取れたので(もろたで!)と思っていたら大田原でバウンスされて死。
1-1で3戦目に入り、こちらが石の脳でタイタンを抜いた後にお相手がプレイングをミスして勝ち。詳細は忘れてしまいましたが、捲ることはできたそうなので、タイタン抜いても油断しないようにしようと思いました。2-1
余談ですが、バトロコでもアミュレットタイタンのプレイを間違えて勝ちを逃した方を見かけたので、仮に自分が持ち込むならアミュレットはよく練習しようと心に誓った次第です。
4回戦:ボロスバーン
1戦目、黒行進間に合わず負け。2戦目、黒行進間に合って勝ち。3戦目、お相手トリマリ後に投了。2-1
5回戦:鱗親和
1-1の3戦目、お相手の場に墨蛾、ラベジャー、鱗、いくつかのファクト。自分の場にダウスィー他クリーチャー。時間が過ぎていたので
横にジャッジ。
お相手「墨蛾を起動。ラベジャーでファクトをサクッてカウンターを乗せ、最後に自分をサクッてカウンターを墨蛾に」
私「(ん〜死んだか〜)はい」←疲れて脳が回っていない
ジャッジ「ちょいまち。ダウスィーいると接合誘発しないよ」
私「えぁ?(……そうやんけ!)…ですね」2-1
6回戦:青黒コン
肉は除去られ、デカい所は通らず、(お相手そろそろリソース切れるかな〜)「ロリアンの発見で」
白目になりながら0-2
7回戦:カスケード
1戦目、お相手来なくて隣の卓と話す
私「帰っちゃったのかな〜」
隣「かもですねー。こちらキープで」
隣向かい「キープします」
近くに来ていたジャッジ「(隣向かいの方へ)すいません、お名前いいですか?」
隣向かい「……?〜〜です」ジャッジ「対戦相手、隣の方(私)ですね」
お相手ゲームロスで1-0、2戦目も勝ちで2-0
これ以降、お相手の名前は必ず確認してます
8回戦:カウンターモンキー
お相手マナフラとマナスクで2-0
結果としては5-3でしたが、あまりにも時間がかかる試合が多かったため「こらあかんな」と思い、デッキ乗り換えを決めました。
3.デッキ乗り換え
乗り換えは決めたものの、それまで回していたのがほぼ黒潮一本だったので、気持ちとしてはかなり暗礁に乗り上げていました。
とりあえずエリア予選を抜けたリストを見てみると、カスケードとラクドスが目に付きました。カスケードは自分も3回当たったので実感がありましたが、ラクドスも残っていたのは意外でした。
いわゆる「勝ち馬」のデッキであり、速いターンにブン回りが存在し、今まで回したデッキの要素(黒)があることから、ラクドス想起に乗り換えることをここで決めました。練度に劣ることは百も承知なので、エリア予選自体を超高級練習でもあると捉え、とにかく回し切っていく覚悟です。
バトロコ高田馬場のリスト。他のリストを参考にしているが、この時点では色々自分の中で固まっていない。
4:バトロコ高田馬場
1回戦:ヨーグモス
ラガバンがビタ止まりして負け、2戦目も奮わず0-2
2回戦:グルールムーンクラガン
1戦目でお相手がクラガンを出し、ハンド2枚から私が落とすカードを決めることに。
(ヤーグルとムルタニは嫌だ……ヤーグルとムルタニは嫌だ……)ペラッ
2戦目も取って2-0
3回戦:リビングエンド
1戦目はスキャムラガバンで勝ち。
2戦目にサイド入れ替えミスで、1戦目と全く同じ構成で試合を始める大ガバで負け。
3戦目は力線ダウスィーで抑え込んで2-1
4回戦:ラクドス想起
カザドドゥームのトロールと頑強、インティが入っているリアニ要素のあるラクドスでした。
・ラガバンで追放した悲嘆を想起プレイできる
・ダウスィーと力線が両方あると、相手が追放先を決めるので虚空カウンターが乗らない
はここで得た知見で、後々助けられました。
試合は先手番を順当に取って2-1
5回戦:白黒ハンマー
思考囲いをタッチしたハンマーでした(この方もミントで抜け)。オークで生物を焼きたかったのですが、出てくるのがことごとくタフ2でうまくいかず0-2
6回戦:ラクドス想起
似ている構成のミラーでした。1戦目はラガバンに土地を飛ばされ続けて負け、2戦目は1ターン目に悲嘆スキャムを決められ負け。0-2
7回戦:カスケード
経験値不足でサイドから月を入れたりしていたのですが、お相手から「ロリアンあるのでそんなに効かないですよ」と言われ膝を打ちました。試合は順当に負けて0-2
8回戦:鱗親和
tcでも当たった方でした。今回はしっかりとダウスィーで接合を封じて勝ち。2-0
自分の試合ではありませんでしたが、ダウスィーで追放していたバリスタをプレイすると「マナを支払うことができない」ことを学びました。
結果としては4-4で、大した練習もせずにこれなら目があると判断しました。自分用に調整してから引き続き使うことをここで決めています。
調整後、エリア予選通過リスト。サイや軽い置物を睨みたいと思い、メインに爆薬を2枚取りました。月に関しては最大勢力のカスケードとラクドスにイマイチなので、全てサイドにしています。
5.ミント横浜
1回戦:青トロン
お相手が店舗予選を一緒に抜けた方で、試合開始前に2人で「ここでだけは当たりたくないですねー」と話してからの爆速フラグ回収でした。
2戦とも走り切ることができ、2-0。
お相手がラクドスとの対戦経験が無いということで、少し時間があったので練習しました。
2回戦:鱗親和
カスケードと並んでエリア予選での遭遇率100%のデッキでした。爆薬やダウスィーがうまく決まり2-0
3回戦:カスケード
tcでも当たった方でした(この方もエリア予選を抜けられています)。3戦目までもつれ込み、ギリギリの戦いの中でお相手から聞こえた「ここから捲る為には……」の呟きは、その後の試合に臨む姿勢に活かされました。
試合そのものは叩きつけ合いに負けて1-2
4回戦:ボロスバーン
1-1で後手番スタートしたものの、1ターン目に悲嘆スキャムが決まり、ゴブリンガイドが土地を持ってきてくれてシェオルに到達して2-1
5回戦:リビングエンド
1戦目にラガバンの攻撃で悲嘆がめくれ、続唱を落として殴りきり。2戦目は力線チャリススキャムで勝ち。2-0
6回戦:ウルザソプター
試合開始前にデッキチェックが入り、お互いに問題無しでしたがドキドキでした。そのせいもあって対戦中はわからなかったのですが、どうやら記事も書いていらっしゃる達人の方だったようです。自分も以前このデッキを握っていたので、参考にさせていただいてました。みんなも読もう!
1戦目、お相手の場はサーガトークン(7/7)3体にソプタートークンにウルザに鋳造所にサーガありと、半分くらい白目で試合してました。お相手のブロッカーが2体しかいなかったこと、こちらの盤面がシェオルとひねくれ者のついた悲嘆だったこと、トップが爆薬だったこと。それら全てが噛み合っての勝ちでした。個人的には、この試合がエリア予選の天王山だと思っています。2戦目はお相手の引きがかみ合わず2-0
7戦目:ID
5-1-1、106人中権利者10名、10位ギリギリの滑り込み。本当に幸運でした。
6.あとがき
高田馬場のエリア予選帰り、ホームのお店に寄った際に偶然にもモダンを回せる機会を得たので、少し練習させてもらいました。その週のフライデーでも練習することができ、高田馬場からミント横浜までの間で、紙のデッキに触れたのはこの2回だけでした。少しでもデッキを自分に馴染ませる時間を取れたことがエリア予選突破に繋がったと思っています。
そもそも自分がエリア予選をガチろうと思ったのも、普段一緒に遊んでいる方たちの熱量に影響されてのことです。神決に出たり、一緒にプレイマット取りに行ったり、モダン組んだ報告をもらったり……本当に楽しい、恵まれた環境だと思っています。改めて、ありがとう。
ファイナルまで1ヶ月を切り、新しいサイクルも始まっています。自分がどこまでやれるかはわかりませんが、やれるだけやってやるぞ!と決意を新たにしたところで結びとさせていただきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうごさいました。
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