タイのイベントレポート - チュラロンコン大学卒業撮影会
今回は、2020年8月29日、30日に行われたチュラロンコン大学の卒業式リハーサル日の撮影会の模様のレポートです。
イベント概要
日時:2020年8月29日(土), 30日(日)
場所:チュラロンコン大学
料金:無料
定員:なし
卒業生:Mobile(AMERYU), Kathi(Aliszt), Pin(MeltMallow)
大学卒業撮影会とは
そもそもチュラロンコン大学の卒業式のリハーサル日の撮影会って何だ?なぜオタクがアイドルの大学卒業の写真撮ってんだ?という話ですが、まずはタイの文化の話からします。
タイも現代では学歴社会となっており、大学進学率も上がっています。そして、タイの大学の卒業式は王室の関係者から直接卒業証書が授与されるという一大イベントとなります。
王室の都合もあり、大学のカリキュラムを終えてすぐに卒業式ができるわけではなく、また大学によって卒業式の時期もバラバラです。そんなわけでチュラロンコン大学の今年の卒業式が9月に行われたということです。
そして、大学卒業式が一大イベントということもあり、がっつりリハーサルも行われたりするわけですが、卒業式当日やリハーサル日には家族、親族、友人たちが名誉ある姿を祝福するために集まり、お花を渡したり記念撮影をしたりというのが習わしになっています。(タイ人は写真を撮るのが好きですからね)
今回の舞台となるチュラロンコン大学は、タイでは由緒ある名門校であり、日本人的に言えば東大のようなものです。そんなすごい大学を今年卒業したアイドルがMobile、Kathi、Pin、Petch(SWEAT16)です(他にもいるかもしれませんが公表されていたのはこの4名)。
なお、Petchは見つけられなかったため、この記事には登場しません。
学歴社会であり、大学もステータスのひとつであるので、アイドルによりますが在学中から通っている学校を隠すことをしていない場合もしばしば見られます。
また、今回のように大学の卒業時にファンを公式に招待して撮影会を実施するケースも出てきています。
日本でアイドルが通う学校の卒業式に行こうものなら即出禁レベルの大問題ですけど、これを公式側がフォローしてくれるのが文化の違いですね。
…ということで、前置きが長くなりましたが、チュラロンコン大学の卒業式のリハーサル日の撮影会に行ってきたお話です。
イベント内容
8月29日、この日はMobile(AMERYU)とKathi(Aliszt)の2名。
Mobileは私の推し、Kathiはこの1週間前にSNEAKERS SHOWCASEで初めて会ったばかり。
予定時間の15時ちょうどに大学に到着すると、構内では凄い数の人がいたるところで思い思いに卒業生を祝っていました。その中でオタクが集まっている場所は容易に見つけられました。
Mobileの周りには20人ほどの人だかりができていて既に撮影も始められていました。AMERYUのメンバーも来ており一緒に写真に写ったり自由なものです。
そしてすぐ隣にKathiもいて、こちらも20人ほどに囲まれて撮影が始まっていました。
Kathiとの最初の1枚。ほぼ初見のオタクに対する距離感が写真を通してよくわかりますね。貴重な1枚です。
余談ですけど、写真はカメラの性能だとか構図がどうとか光がどうのとかそんなことよりも撮る人と撮られる人の関係が一番大事だと思ってます。チェキの1枚でも撮って自分が何者か名前を伝えるだけでも全然変わります。
そうこうしている間にAlisztのメンバーもやってきて賑やかに。
それぞれひとしきり撮影した後、一緒に撮りましょうとなりみんなでわちゃわちゃしてるのはとても良かったですね。
MobileとKathiは同じ学部なので、もともと仲が良かったようです。
他のメンバーもグループの別は関係なく仲良くしている姿は良いものです。
(日本だと対バン相手のグループのこともよく知らないということがわりとあるようですが、タイはアイドル自体がオタクのことが多いし、移籍やカバーダンスグループを経験してるケースも多いため横の交友関係が広い)
それぞれの写真を何枚か。2人ともチュットクルイ(卒業生が羽織るガウン)が似合ってます。
予定されていた1時間の撮影会もあっという間に終わって解散。
構内のコーヒーショップで一休みしてたらMobileが友達と写真を撮ったり話したりしてる場面を何度が見かけましたが、常に屈託のない笑顔でいるのを見てMobileの人柄の良さを改めて感じました。
翌8月30日、この日はPin(MeltMallow)とPetch(SWEAT16)の2名。小雨の降る中この日もSNEAKERS SHOWCASEから回してチュラロンコン大学へ。
昨日とは学部が違うので別の場所なうえ、MeltMallowやSWEAT16はメイン現場ではないので知り合いのオタクも全然いなくて会場が良くわからなかったですが、それっぽい所に到着。
リハーサルが長引いたのか、予定時間を少し過ぎてPinが到着。その頃にはファンもかなり集まっていて60人以上いたんじゃなかろうか。
雨も降っていて軒下はそんなに広くはないのであまり広がらないようにと言われPinの周りに人だかりができて撮影どころじゃない状態に。
さすがにこれじゃ写真撮れないなと思っているうちに5分か10分かくらいで撮影はここまでと。その後、集合写真を撮ったりしてまた少し撮影できる状況に。
そろそろ解散かなと思いつつ見てましたが特にその様子もなく。
普通に大学の友人たちと記念写真を撮ったりしているのをオタクが遠巻きに囲んで何となく眺めてる、そんな状況がずっと続いていたのでその場を後にしました。
去年も含めて同様の撮影会では「ファンとの交流はここまで、ここからはプライベート」って線引きをちゃんとしてくれていたのでスッキリ終われたんですが、やはりそういう部分は必要だなと改めて感じました。
ちなみに去年はFanny(SiamDream)、Airi(HatoBito、卒業当時は全切り)、Imaim(The Glass Girls)の卒業をお祝いに行きました。来年は誰がどこの大学を卒業するのか楽しみですね。