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Jリーグ 2022シーズン 第24節 ホーム 川崎フロンターレ VS 横浜マリノス


前節コロナ感染者が多数発生してしまい、メンバーが揃わず浦和レッズに敗北。
ここで負けてしまうと今シーズンが終わってしまう大一番です。
コロナ感染者がどこまで戻ってきてくれるのかも不明で不安しかありません。
絶好調の横浜マリノスには、第9節のアウェイでは、4−2で敗れており2019年の優勝した時のようにホームで4−1になりそうな空気が漂っています。

スタメン発表を待ち侘びて、ついに通常メンバー構成でスタメン発表です。
小林 悠が控えにいてくれてとても安心しました。
彼はこういった困難な状況に滅法強く、対マリノスでは2016年のロスタイムで
2点差を追いつかれラストプレーで勝ち越すゴールを決めています。
チームとして自作自演感がありますが。。。
今日こそは、そんな等々力劇場が必要な試合で彼ならやってくれると思います。
チケットも完売し同じ神奈川ダービーにふさ合わしい試合を期待してキックオフです。

試合入場時にアウェイにも関わらず 横浜マリノスのコレオグラフィーが素晴らしいくとても素晴らしい雰囲気の中キックオフです。
※ホームチームは何やってんだよって思いますが。。。

アウェイエリア 横浜マリノス コレオグラフィー

チャナティップと山根がスタメン復帰してくれました。
山根の復帰は大きですね。 いるといないでは全く違います。

いよいよキックオフです。
入場時からフロンターレ・マリノスどちらのサポーターも拍手がなりやまずすごい雰囲気です。
前半早々マリノスがハイプレスをかけて主導権を握ろうとします。
前節ならここでやられていました。しかし今節は選手達の人生を懸けてこの試合に勝つというもの凄い覚悟をこもった気迫を見せてくれます。
ハイプレスに屈することなく球際の攻防で互角の展開を見せます。

ダミアンは、適当なフリックをせず、相手センターバックとの肉弾戦に負けずボールをしっかり納め
家長は、オーラを出しまくり味方へ指示や審判へアピールなどチームを鼓舞
脇坂も、代表で成長しチームを絶対に勝たせるという強い気持ちを出し
シミッチも、今年1番の気合が入り集中した守備でボール奪取や広いエリアのカバーに獅子奮迅でした。
橘田・山根も積極的なインターセプトを繰り返し序盤から全力で飛ばします。
そして谷口・ジェジエウの両センターバックは鉄壁です。
ソンリョンは、いつも神です。

残念ながらチャナティップとマルシーニョだけが試合に入り切れていない様子で特にマルシーニョはダメでしたね。トラップがずれたり状況判断がよくないところが散見されて、この試合にかける覚悟のレベルが明らかに周りとズレていました。

一心一体の攻防が続く中、前半24分谷口から右サイドへ展開した対角線のロングフィードを山根がダイレクトで中央のダミアンへ折し、ダミアンのヘディングで先制点をゲットします。

谷口から山根のフィードは今シーズン2本目の得点に直結するパスで1本は、磐田戦の浮き球から山根の直接ゴールで今回のアシストによる2本目です。
今まではあまりないパターンでしたが、定番になりそうです。
このシーンで素晴らしいのは、山根のダイレクトの折り返しの質の高さです。
早いスピードで浮かすことなくしっかりとダミアンの特徴を捉えた絶妙なアシストです。 素晴らしいの一言です。

前半1−0で終わるかと思われた終了間際、山根のクロスが弾き返されてマリノスのカウンター発動、仲川がソンリョンとの1対1を冷静に決めて1−1で前半を終了します。 嫌な流れでハーフタイムを迎えます。

後半も一進一退の攻防が続きマリノスは喜田のゴールポスト直撃、フロンターレはマルシーニョの決定機を防がれてしまいます。
すごく良い試合です。
そんな中主審が途中で負傷してしまい交代となります。
それも含めてロスタイムが何分になるのか気にしていましたが、試合会場ではロスタイム表示がされず、いつ試合が終わるのかわからないまま観戦していました。

そしてロスタイム8分を迎えたところ足を攣ってディフェンスラインからトップに入っていたジェジエウが家長のクロスを豪快にヘディングで叩き込んで逆転!!
それがラストプレーで試合終了です。
久しぶりのこれぞ等々力劇場です。 すごい雰囲気でした。
場内のアナウンスの方も声が震えていました。
この一戦にかけるチーム全員の気迫が伝わった素晴らしい試合でした。

ピックアッププレイヤー
ダミアン
見違えるように、ボールを納め守備でも全力で2度・3度と追い回しチームを勇気づける先制点など昨シーズンのMVPが戻ってきました。

谷口
抜群の安定感でチームを支え1点取られてしまいましたが、代表から連戦の中試合終了と同時に倒れこんだ姿が印象的でした。

山根
ワールドクラスのアシスト。
谷口からの対角線のロングフィードをダイレクトでダミアンに合わせたクロスは秀逸です。 同点のきっかけを作ってしまった前半終了間際のクロスに課題はありましたが、それを差し引いてもインターセプトやボールの持ち運びなどらしさを存分に出していました。

ジェジエウ
パリサンジェルマンのキャッチコピーが全員超人でしたが、この人も超人です。
復帰2戦目で、全身が攣っているような状況であのヘディングは凄すぎます。
守備でここまで違いが出る選手も少なくありません。
このままだと海外にもっていかれそうで心配です。。。

選手全員としたいところですが、4名とさせていただきます。

マリノスとの昨年末の試合もレベルが高く観ていてとても面白いサッカーが続いています。 Jリーグ全体のレベルが今回の試合のようなレベルに達していければ
海外リーグに行かなくても成長できる要素が沢山あると思いました。
リーグ3連覇へ僅かな希望を繋ぐチームとして成長を感じることができる試合でした。 また仕事も頑張れそうです。
次は、ホームで京都サンガ戦です。8月は連戦が続きますが勝利だけを目指しましょう。

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