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ICHI FESと「じぶん」|はたなかみどり 〜「今年は無理かも」からの再起〜

2022年11月5日、京丹後森林公園スイス村 BEATCAMPにて開催されるICHI FES 2022。2021年の第1回目に続き、今年も運営メンバーへのインタビューを実施しました。

2人目はICHI FESの発起人である、はたなかみどりさんです。昨年のICHI FESを終えた後の感想、今年も開催する決心につながったきっかけなどを伺いました。


新卒フリーランスからシンガーソングライターに

Q:簡単に自己紹介をお願いします

ICHI FESの発起人で、シンガーソングライターのはたなかみどりです。主に路上ライブ、インスタライブを中心に活動しています。

元々は新卒フリーランスで、企業研修やまちづくりに関わるような仕事をしていました。ただ、2020年の1月に、ある友人のチャレンジを応援したことがきっかけで、本格的に音楽活動を始めることになりましたね。

2022年の春から夏にかけて、全国50か所を回る路上ライブツアーを実施しました。2023年も路上ライブツアーをやりたいと考えていて、「人と近い距離で会って話せる関係性」を大事に、今後も音楽活動を続けていきます。

ICHI FESの立ち上げ経緯は、昨年の記事を見ていただけたらと思います。
昨年のインタビューはこちら

ICHI FESは、自分の夢や願いが加速する「交差点」

Q:あらためて、ICHI FESとは何ですか?また、はたなかみどりさんにとってICHI FESはどういった存在ですか?

ICHI FESは間違いなく音楽フェスではありますが、自分のやりたいことに気付ける場所であり、人との出会いを通じて自分の夢や願いが加速する「交差点」でもあります。

2021年のICHI FESは「個の解放」と「全体の調和」がテーマでしたが、2022年のICHI FESは「ユメに出会うフェス」というテーマを掲げています。コンセプトは「自分のユメに出会う」「地球のユメに出会う」の2つです。自分が何を夢見ているのか、地球が何を夢見ているのか、この2つを感じられるフェスでありたいと思っています。

私の中でのICHI FESは、「希望が集まって放たれるプラットフォーム」というイメージです。私自身、社会や地球の未来に絶望している部分があります。例えばキャリア選択とか選挙とか、そういった場面で「自分で選び取る力」が社会全体としてなくなっているように映るんです。

「自分で選び取る力」がなくなると、自分の感性に従って生きることが難しくなる。「これはいい」「これは嫌だ」と思える感覚が、全体的に薄まっているのかなと感じます。

一人ひとりが自分の感性に従って生きられる社会が理想だと思うし、自分の声を出しても笑われずに受け入れられる場所。そして、自分の生き方をもう一度見つめ直せる場所。ICHI FESはそういった存在でありたいと考えています。

1回目のICHI FESを終えて感じたリアルな気持ち

Q:1回目(2021年)のICHI FESは、開催1か月前にオンライン開催に変更しました。1回目のICHI FESを終えたときの感想・気持ちを、思い出せる範囲で教えてください。

終わったときは、2つの視点で感じたことがありました。まず、オーガナイザーの視点として「オンラインでも開催できてよかった」という気持ちが生まれました。もしオンラインでも開催していなければ、ICHI FES 2022にもつながっていなかったと思います。

ICHI FES 2021をともに創ってくれたメンバーの絆も生まれて、ファンや関係者の皆さんの笑顔を見れたことは、自分にとって嬉しい出来事でした。

ただ、チームの全員がフェス当日に笑顔でいれなかったことについて、悔しい気持ちもありました。フェス当日に会場とは別の場所で自分の役割をこなしたり、やることが少なかったりするメンバーの姿を思い返すと、「ごめんね」と感じたことも正直な気持ちです。

アーティスト視点としては、テーマソングを唄った景色を見れたことが私にとって大きなインパクトでした。「apbank fes」で出演者全員が「to U」を唄う場面がありますが、その場面に近い感覚を抱けましたし、テーマソングを唄った5分間の景色は忘れません。

一方で、ICHI FESが終わっても何かが大きく変わったわけではなく、音楽活動を地道に続ける日々が続いています。「ICHI FESを終えたからといって、自分自身のアーティストとして見える景色が変わるわけではないんだ」という気持ちがありました。

「もう1度やれるのか」という不安

Q:2回目のICHI FESを開催することについて、悩んだ・迷ったことはありましたか?

2回目を開催するかどうかは、悩みました。

2021年のICHI FESが10月に終わった後、11月はメンバーの熱量も高い状態でした。ただ、改めてコンセプトを見直す過程が進まなかったり、いろいろな事情もあってメンバーが抜けたりなど、「うまくいかないな」という時期があったんです。

私自身も、1回目の熱量を2回目に反映させることが難しく感じていました。1回目をやり遂げるまでのプロセスが大変だったし、「もう一度このプロセスを踏むのか」という一種の怖さもありましたね。

開催時期や場所、コンセプトなどを半年間ほどは議論していたと思います。私自身もブレていて「今年は無理かな」という感情を抱いたこともありましたね。

運営メンバーの表情と気持ちが、開催への意欲を高めてくれた

Q:それでも2回目のICHI FESを開催することになりました。何が、開催に向けて心を突き動かしましたか?

会場が決まらない中、6月ごろに関西在住のメンバーが今年の開催場所であるBEATCAMPに下見に行ってくれました。私は同行していなかったんですが、下見に行ったメンバーが目の色を変えて帰ってきたんです。

メンバーがキラキラした様子を見たこと、そしてメンバーが「ここがいい」と思える場所でフェスをやりたいと思ったこともあり、「よしやろう!」という感覚になりました。

私自身も、ICHI FESについてずっと問い続けていました。ICHI FESがある人生とない人生のどちらがいいのか、なかなか答えは出ませんでしたが、自分の人生の真ん中にICHI FESがあってほしいと思うようになったんです。

心が折れそうになった場面もありましたが、ICHI FESをやりたいというメンバーの気持ちが私を後押ししてくれました。

ハプニングすら楽しめるフェスでありたい

Q:今回はオンラインではなく、リアルでの開催になります。2回目のICHI FESをどういったフェスにしたいですか?

野外初開催になるので、想定外のことも起こると思います。未知数な部分も多いですが、何が起こっても会場にいる全員が楽しめることが理想です。

また、決して大規模なフェスではないからこそ、会場にいる全員が深みのある時間を過ごせることも目指したいです。お客さん同士はもちろん、お客さんとスタッフ、アーティストとの距離感も近いフェスになります。今回来ていただく方はICHI FES村の最初の「むらびと」になるので、村を一緒に育ててもらえたら嬉しいですね。

ICHI FES 2022の柱の企画としては「YUME ICHI」があります。夢を持つ人(ゆめびと)が自分のやりたいことや夢を持ち寄って、出店・ブースを出すマルシェのようなものです。自分のやりたいこと・できることで出店するという条件さえ満たしていれば、プロである必要もありません。お金をいただく、いただかないも自由です。

「夢が集まる場所」として、100人(100個)の夢が集まることを目標にしています。YUME ICHIを通してICHI FESを知る人が増えれば嬉しいです。

自分の生き方に悩む人に、ICHI FESの存在を届けてほしい

Q:読んでいただいている方にメッセージをお願いします

まずは、最後までお読みいただいてありがとうございました。このnoteに出会って頂いた方には、ぜひICHI FES 2022に足を運んでいただけたら嬉しいです。また、「自分の生き方を明確にしたい」という方にICHI FESの存在を届けてもらいたいです。

ICHI FESに出会うことで人生が変わる。そういったフェスにしようと頑張っているので、ぜひ私たちの試みに乗っかってみてください!


このほかにも、さまざまな想いを持った運営メンバーがICHI FES 2022を創っています。ぜひ、当日に会場でお目にかかれることを、運営メンバー一同心よりお待ちしております。

詳しい内容、およびチケットの詳細等は以下よりご確認ください。

・ICHI FES 2022公式サイト
https://www.ichifes.com/

・ICHI FES 2022チケット販売サイト
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/026cpb1wjwj21.html

・ICHI FES 2022「応援チケット」販売サイト
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/021z28dfetk21.html



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