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ICHI FESと「わたし」 高橋ゆうや

ICHI FESの運営メンバーにインタビューを実施する企画、ICHI FESと「わたし」。最後は、発起人のはたなかみどりの夫である高橋ゆうやにお話を伺いました。

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自己紹介をしてください

高橋ゆうやです。シンガーソングライターとして音楽活動をしながら、NVC(非暴力コミュニケーション)のオンラインコミュニティーの運営、ファスティングトレーナーとしてもお仕事をしています。

座右の銘はありますか?

「ワクワクを大切に生きる」です。世の中の人みんなが、自分の命が輝く場所で生きられたらいいと思っています。誰かに言われなくても「ついやってしまうこと」をみんながしていたら、社会はきっとまわっていくと思うんですよね。

最初は誰からも必要とされてなくても、「ついやりたくなってしまって」やり続けていたら、それを必要としているどこかの誰かに出会えると思うんです。そしたらそれは仕事になります。「やりたいなー」とか「楽しいなー」といった心の声を大事にして、やりたいことを続けていたら、エネルギーは循環すると思っています。

「ワクワクを大切に生きる」ことを考え始めたきっかけは、2011年の東日本大震災でした。ちょうどそのときは大学生で、あの震災は自分の世界の見方を変えてしまい、社会への不信感や、何もできない自分に失望してしまったんです。1年ほどうつ状態にもなりました。

その経験を通して気づいたのは、「自分の生きたい世界を、まずは自分自身が生きてしまえばいい」ってことでした。自分が生きたい世界は、いがみ合ったり対立したりすることがない世界です。みんなで手を取り合って、みんなが笑顔になれる世界を作りたいと思いました。

そのためには、まず自分が楽しく笑っていないとダメだと気づきました。自分がワクワクしたら周りの人もワクワクすると考えていて、今後もこの生き方は大切にしたいです。

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ICHI FESを開催したいと思った理由・きっかけはなんですか?

最初のきっかけは、妻であるみどりちゃんが「フェスを作りたい」と言ったことです。

僕も以前に「フェスを作りたい」と考えていた時期がありました。だからこそ、フェスを作りたいと言ったみどりちゃんの言葉のおかげで、自分がやりたいと考えていたことを思い出せたんです。

2年前(2019年)にみどりちゃんと結婚をして、結婚式は海辺のキャンプ場でウエディングフェスという形で実施しました。そのときから、お互いが「フェスを作りたい」と考えていたかもしれません。

実際にICHI FESの開催を実現させるためには、「まず口に出してみよう」という考えが生まれて、みどりちゃんがFacebookにフェスを開きたいと考えている内容を投稿しました。その投稿を見て、想いに共感してくれたメンバーがジョインしてくれて、そして今は、クラウドファンディングなどを通じてたくさんの方と一緒に作り上げていっています。

ICHI FESの開催準備を進める中で、感じたことや気持ちの変化はありましたか?

大変なこともたくさんありましたが、楽しい時間を過ごせているし、まだ終わっていないけどここまで進められてよかったと思います。もともと、自分は人と一緒に何かを作るのが好きだから、なおさら楽しいです。

大学卒業後はフリーランスとして、音楽面ではバンドを解散しソロとして、基本的には1人で仕事をしていたから、人と一緒に何かを作る場面がありませんでした。全部1人で完結してしまうし、みんなで何かをすることもなかったです。だから、ICHI FESを開催するとなったときは、誰かと一緒に何かをできる喜びを感じました。

これまでの人生経験から、自分は楽しさや喜びが起点にならないものは基本的にやらないように気をつけています。「〜だからしなきゃいけない」のように、「〜しなきゃ」という考えで物事を進めてしまうと、自分も相手もハッピーじゃない気がするんです。

ICHI FESは僕にとって「ついやりたくなってしまう」ことでした。

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オンライン開催になったことへの率直な気持ちを教えてください

もちろん残念な気持ちはあります。ただ、音楽・ライブなどのエンタメは、安心があって成り立つものだと思っています。やっぱりみんなが安心できることが大事で、安心をベースにオンラインに変えたから、前向きに選択できた部分もあります。

現在は、フェスに関わってくれるたくさんの方々の、それぞれの思いを大切にした形で第1回目を無事成功させるにはどうしたらいいか、その点を考えて行動しています。残された時間の中でどうしたらいいフェスを作れるのか、その部分にエネルギーを注いでいますね。

ICHI FESの運営メンバーを一言で表すと、どんな言葉が浮かびますか?

「みんないい人」です。優しいし、素敵な人が集まっていると思います。ミーティングの場面でも、チャットでやり取りをしていても、フェスのコンセプトに合致している人が集まっているなと感じますね。

フェスの開催は1つの「成果」ですが、当日に辿りつくまでのプロセスも、フェスには表現されると思います。「個の解放」や「全体の調和」といったコンセプトを体現するためには、運営側もその考えを体現していきたいです。

運営側の空気感や雰囲気は、イベントの細部に宿るものだと思うんです。だからこそ、メンバー間のコミュニケーションはもちろん、どういったチームにするのかという土台の部分は、たくさん考えてきました。

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今後、ICHI FESをどんな存在にしていきたいですか?

一人ひとりが、自分の夢や命について、思い出すきっかけにできたらと考えています。音楽やコンテンツはもちろん、ICHI FESを通してつながった人同士でも、そういったきっかけが生まれたら理想です。

フェスは出会いの場とも考えているし、少しでも長くICHI FESを続けていきたい気持ちを持っています。

記事を読まれている方へ一言お願いします

まずは、ここまでICHI FESを応援してくださって、本当にありがとうございます。この記事を読んでいただいた方は、すでにICHI FESを気にしていただいていると思うので、感謝の気持ちでいっぱいです。

今回はオンライン開催になりますが、言い換えると日本だけでなく海外からでもICHI FESに参加できます。今の状況でできることを120%やりきります。ぜひ、我々運営メンバーとともに、ICHI FESの世界観を体感してもらえたら嬉しいです。

そして、いつかリアルの場で皆さまと「再会」したいです。

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ICHI FESは、2021年10月2日(土)・10月3日(日)にオンラインで開催します。

オンライン上ではありますが、皆さまとお会いしたい気持ちは運営メンバー誰もが持っております。ICHI FESの公式ホームページ、およびチケット情報に関しては、以下のURLよりご確認ください。

公式ホームページ→https://www.ichifes.com/
チケット情報→https://www.ichifes.com/ticket

皆さまとお会いできますことを、心よりお待ちしております

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