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ただひたすら繰り返すだけの遊び

冬がやってきた。今日の八戸は雪が積もっていて真っ白になっている。どうやら最大級の寒波がやってきているらしい。毎年最大級の寒波がやってきてるような気もするけど、今年はどのくらいのやつがやってくるんだろうか。冬将軍、あんまり本気ださないでくれよと思いながら、窓の外の白い景色をぼんやり眺めている。

私は雪が大好きな子どもであった。雪が降るとそり遊びができるからである。毛糸の帽子をかぶって、キティちゃんの耳当てをして、上下のシャカシャカを着て、家の近所の坂のてっぺんまでそりを持っていって、そこから滑り降りる遊びを、飽きもせずひたすら続けていた。一人で乗ったり、二人で乗ったり。時々転んで雪に放り出されて、ケラケラ笑いながら、何度も何度も。

ふと考えると、子どものころはただひたすら繰り返す遊びを良くしていた。自転車に乗って同じところをぐるぐる走るとか、スケートリンクでぐるぐる滑るとか。夢中になったホッピングもあの器具にのって上下に跳ね続けるだけの遊びだ。

ゴム跳びはクリアしていく面白味があったけど、ただ同じことを繰り返す遊びは、今になって思えば何が楽しかったのかなぁ~と不思議に思う。一方でそう思うのは私が中年になってしまったからであろうか。そう思うとちょっと寂しい。

誕生日が近づいてきた。また1年、子どもの頃の記憶が遠くなる。

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