目まぐるしい環境の変化と新たな試練
オリンピックが終わり、台風が来て、台風一過で猛暑…
目まぐるしい環境の変化の中でクーラーと屋外の気温差にやられそうですね。
新人さんも目まぐるしい環境の変化に食らいついているところであります!!
まずはパーキンソン病の患者さんの退院が急遽決定し、その対応に追われていました。カンファは無事に終えましたが、患者さんは入院当初から家のことが心配でメンタルも落ち、リバビリどころではなくなったため、急遽今週退院と決まりました。
かれこれ、2週間ほどの担当でしたが、彼女なりに考え行動した部分もあるようです。
今までは回復期の方の代行介入、ケースが多かったため、
*回復していくスピードに追いつけず評価結果も少しずつ変化し混乱してしまうことが多かった
*その中でも、徐々に初期評価、介入と進めていくと能力も把握できるようになったため、ADL動作の介助量や環境面の設定も行えることが出来た。
*今回のパーキンソン病のように一日の中で動作が変化する場面は経験がなかった。(ONのときは独歩自立、OFFの時は車椅子介助)そのため、使用する物品や移動時、生活時の環境調整の重要さに気づくことができた。
少しずつ成長、しかし、まだまだ新患さんを一人で持つには不安が残ります。
不安その1、介助ができない。
新人さんは女性で線も細いこともありますが、体の使い方が下手くそです。介助方法を伝えても何度も練習が必要ですが、患者さんによって方法を変えることができない。
不安その2、報連相が出来ない
伝えた課題ややるべきことを言われなければできない。こちらが常々確認しなければそのまま対処できない事が多い。
不安その3、職員他部門間で自ら話しかけることができない。
かれこれ入職から4ヶ月が過ぎましたが、まだ積極性にかける部分はあります。自分のことで精一杯なのかも知れませんが、患者さんを担当するとなると自分の意見を伝える、病棟の考えを考慮して安静度や動作レベルを決定するなど発言することは多くなると思われます。
その4、PDCAサイクルが回せない
現在、新人教育はOJT(on the job training)形式つまり、実際の臨床でやって見せ、自ら考えまたやって見せと進めていますが、そこでおんぶに抱っこな状況が垣間見えました。そのため自ら考えることが出来ずに思考が止まってしまう場面が多く、思考がまとまっていないため惰性で代行介入を続けてしまう傾向があります。これは改善せねばと自分から考える習慣をつけてもらうためPDCAサイクルを回そうとしているところです。