家が寒い問題、そこで暮らしを営んできた人の話から紐解く
会津の家は基本さむい。
私が今借りている空き家だった一軒家もまあさむい。
今回の大寒波で外の最低気温はマイナス9度になった。
日中の最高気温もマイナス6度くらいだった。
パウダースノーのゲレンデくらいのさむさである。
朝起きたら家の中も0度だった。
飼っている猫用の水が凍っていた。
よく、北海道の家はあたたかくって
冬でも半袖でアイスとかいうけど、
会津の冬の家は基本的に心底さむい。
さむいのになんで家もさむい作りなんだろう?
北海道みたいにあたたかくしないんだろう?
疑問。
昨日、50代くらいの人の話をきいた。
その方のお話によると、
とのことだった。
なるほど。
しかも会津は湿気が多い。
夏は通気性が良くないとカビやすいのだろう。
断熱ばっちり気密性高い家は向いてないのだろうか?
冬も寒いとはいえ、マイナス何十度までには中々ならない。雪も湿り気があって重たくてよく積もる。
北海道は反面、気温が低すぎて雪がさらっさらだから
風で飛ばされて積もらないのだろう。
積もらないのに寒いから本当にこことはまた違う寒さなのだろう。だから断熱性の高い家で、家の中で半袖アイスになったのだろう。
会津の家が基本的にさむいのには
それなりの理由があったのであった。
そこで長年暮らしを営んできた人の話から
文化や生活様式を紐解いていくのはおもしろい。
わざわざさむい家に住むことも、理由を紐解ければちょっとそんな生活もたのしめるかもしれない。(?)
私にとっては外国に引っ越したくらい異文化なことがたくさんある今の生活。
簡単に慣れずになんでも珍しく面白がる視点を持って生活していきたい。
・・・とはいえ、
同じ東北で古民家をばっちり断熱リノベしている友人の家が、
薪ストーブだけで室温24度。
朝起きても暖房つけなくても15度。
なんて話を聞くと、なんて居心地がいいのだ...!
と羨ましくはなってしまう。
そのうち薪ストーブでぬくぬく過ごす雪国の冬の暮らしを手に入れたいと思う。