お家の居心地のよさ
「居心地がいいこと」。これは幸福度にとても関係すると思う。
自分が毎日暮らしている家のこととなれば尚更だ。
私の家は正直なところ、居心地の良さは60点くらいである。
住めなくはないし、不快でもないし、居心地が悪いわけではないが、
居心地がとってもいい!とは言い切れない。
(ちなみに冬は激さむなので居心地指数は少し落ちる。)
今住んでいる家は、たまたまいい場所にあった空き家である。
立地としては最高。林があって、鳥の囀りで起きれる。
畑もついてるし敷地も広い。ご近所さんとの関係や周りの環境も最高。
ただ家の中はまあまあである。
貸すつもりはなかった大家さんを説得して貸してもらえることになった手前、
色々目を瞑っている部分も多かったが、それは一時的に住む場合の話である。
もう1年以上住んでいて、これ以上住むとなったらもう少し居心地の良さに手を入れないとしんどいと思い始めた。
前に住んでいた方の荷物は全てそのまま、大きな家具は捨てちゃダメ、
なんならお仏壇もそのままある。
お風呂は新しいし、トイレも水道も問題なく使えて、どこも直さずにそのまま住めている点では、貸してもらえる空き家にしては条件の良い方である。
家賃はこの辺の空き家にしては少し高いぐらいだが、都市部に比べたら破格の値段である。
そう思って、周りからもそう言われて、色々まあいいかで住み続けてきたけど、やっぱり家が一番居心地が良い場所じゃないと嫌かもしれない。
気に入らない家具があるくらいなら、不便でも何もないほうがいいし、
人のものが家の中にあるのって快適とは言えない。
でも借りている手前、向こうからしたら、知らない人が思い出の詰まった(?)家に住んで色々物を増やしているわけで、気持ち悪いのはお互い様かとも思う。
町も国もどこの田舎も地方移住を勧めているけど、
居心地のよさがないとやっぱり住むのは難しいよな〜と思う。
今まで出会ってきた移住してきた方などを見ていると、自分の居心地の良さよりも「夢」とか「やりたいこと」とかが優先で、自分の生活はその次!という印象を受ける。
でもそうでない人の場合、住みたい場所がないな〜と思う。
住みたい場所がなかったら移住しようと思わないよな〜と思う。
だし、これからは自分の居心地の良さの方が重要なのではないかとぼんやり思う。
現に私もどうしてもやり遂げたいことがあってここにいるわけではなく、毎日の暮らしをたのしみたくて移住しているわけなので、暮らしが快適であることが大事である。
私の家はもう一人くらい住める広さではあるけど、自分だったら「進んで住みたい!」と思う家ではないので誰かとシェアすることもあんまり人に勧められていない。
(住みたくなるような&居心地が良いような家にしていけば良い話なんだけど。なかなかできてない。涙)
自分が心地よい状態でいられる時に、やりたいことって思いっきりできるし、
周りのためにもめいいっぱい動けるようになる気がしている。
移住を推進する際には、素晴らしい周りの自然環境などと共に、ぜひ居心地の良い暮らしが送れる家もセットで用意してくれたら最高!思わず住んでみたくなるようなお家での暮らしと合わせて提案してくれたりしちゃったら素敵!
先日、21_21 design sight のThe Originalという展示に行ってきて思った。
いいモノってやっぱりいいし、自分が選んだ素敵なモノや家具に囲まれているって幸せだろうなと。いつか、本を読むとき用、勉強するとき用、うたたねするとき用、編み物するとき用….と用途に合わせたお気に入りの椅子をいくつも持てたらいいなあと淡い夢を描く。
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