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WBC2026予選 中華人民共和国選手紹介+展望



はじめに

 2023年のWBCにおいて、野球中華人民共和国代表はグループ最下位、予選送りとなりました(某投手のせいで)。今回は次回2026年に行われるWBCに向けた予選(日本時間3/3スタート)に出場する中華人民共和国代表の選手を紹介し、どのような戦いが想定されるかを書いていきます。選手紹介では筆者が疲れない限り動画を集め添付します。誤字脱字や「これはないやろ」みたいなことがあればコメントやXへのリプライ等をお願いいたします。

フォーマット

下記の選手紹介は次のような書き方になります。
#背番号 繁体字での名前(簡体字,所属)
投打 生年月日
トップチームまたは2024年U-23での代表歴(記載漏れがある可能性あり)
 〜選手紹介文〜

文中の略称や用語は以下のとおりです
・CBL→中国野球リーグ(中国棒球联赛)
・錦標賽→全国野球選手権
・JWL→ジャパンウィンターリーグ(24年12月開
  催)
・CWL→カリフォルニアウィンターリーグ(25年1
  月開催)
・国家隊→中国代表
・MLBDC→中国所在するMLBによる若手育成施
  設。中高生年代の選手が在籍する
・NCAA→アメリカの大学野球リーグ
・代表歴中の「米独立」
  →18-19年に米独立アメリカン・アソシエーシ
   ョンの「テキサス・エアーホッグス」へ派
   遣された選手

首脳陣

監督 #66 李偉リ・ウェイ(李伟,天津雄狮)


監督は23年のアジア大会以降継続して李偉監督が務めています。これまでWBCでは外国人の方が監督を務めていましたが、アジア大会での日本戦勝利、U-23でのベスト4などの実績が評価されたと考えられます。

コーチ

#57 張建ジャン・ジェン(张建,天津体院)
#56 王偉ワン・ウェイ(王伟,北京)
#67 韓国軍ハン・グォジュン(韩国军,山東)
#21 張宝樹ジャン・バォシュ(张宝树.レイ・チャン,MLBDC)

コーチはこの4名と発表されています。北京のレジェンドキャッチャー王偉、レイモンド・チャンの名前でマイナーでAAAまで経験し、23年のWBCにも出場した張宝樹ら、中国野球界お馴染みの面々も名を連ねています。張建コーチは投手部門を担当すると思われます。韓国軍コーチは江蘇の二軍にあたる山東で監督を務めている人物で、野手を担当する見込みです。

投手

#1 趙倫ジャオ・ルン(赵伦,前MILマイナー)

右投 生年月日:2001/8/29

 16歳で95マイルを記録しブリュワーズと契約するも、TJ手術で2022年6月に一度は引退した右腕がついに復帰。ここ数年登板が無く、CWLでも2登板のみであるためどのような投球ができるかは未知数ですが、ここ数年MLBDCでトレーニングを積む中代表入りしたということはしっかり投げられる状態であることは確認済みであるはずですし、鮮烈な復帰を期待したいです。

↓引退寸前の映像(今こんな感じかは不明)


#10 索旭迪スォ・シューディ(北京)

右投 生年月日:2002/4/1
23アジア大会、24U-23、24JWL

 北京の若手エース。アジア大会から国家隊常連となっていて、成長著しい。常時140km/h前後の直球、直球と同じ軌道から曲がる高速スライダーがメインで、CWLでは16.1回24三振と好投を見せました。制球が不安定になる場面が度々見られるところが懸念点でしょう。今大会はおそらくリリーフ起用になると思われます。


#11 吳海正ウー・ハイチョン(吴海正,北京)

右投 正年月日:2000/6/27
24JWL

 変則の軟投派サイドスロー右腕。北京では先発もリリーフもこなしています。基本的には国際大会特有の変則枠といった印象で、同じサイド右腕林煜俊(福建)のJWLでの不調も選出の一因になったかもしれないです。CWLでは18.1イニングで防御率1.14、三振23で四球2と好成績。今大会ではリリーフの切り札的存在として起用されるのではないでしょうか。

#12 趙偉ジャオ・ウェイ(赵伟,四川)

左投 生年月日:2002/9/20
24U-23、24JWL

 内モンゴルの孤児院から北京大成学校に進み、U-23で頭角を表した技巧派左腕。直球は130km/hにも満たないことがしばしばですが、スライダーや遅いチェンジアップなどとのコンビネーションでU-23では最優秀防御率に輝く大活躍を見せました。JWLでは打ち込まれる場面もありましたがCWLでは好成績を残していて、左腕王国の一角として貢献を期待したいです。


#15 伊健イー・ジェン(広東)

右投 生年月日:2001/2/9
23WBC、23アジア大会、24U-23、24JWL

 MILマイナーに所属経験がある元有望株。Wikipediaに読み応えがあり(下記)、中国棒球界隈では「Wikipedia最強投手」の異名も持ちます。直球はかなり真っスラ気味で、初見相手には効果的なボールになるのではないでしょうか。CWLでは2登板のみとなっている点は心配ですが、豊富な国家隊経験を活かして欲しいです。


#18 Jeremy Wu-Yellandジェレミー・ウーイェランド,吳昌晨ウー・チャンチェン(吴昌晨,BOSマイナー)

左投 生年月日:1999/6/24

 レッドソックスのマイナーでプレーする中国系左腕。インスタの名前に中国名を記載している点は好印象です。24年はA+で防御率こそ5.67も33.1回で42三振をマーク。7月には継投ノーヒットを達成しました。スリークォーターからの速球には力がある印象で、他の左腕とは別のタイプとして活躍が期待されます。


#32 孫広軒スン・グァンシェン(孙广轩,天津雄獅)

右投 生年月日:2006/8/3

 今大会国家隊最年少の速球派有望株右腕。錦標賽やCBLで非常に良い投球を見せ、24年12月の明治大学戦では先発で4回2失点と、名門相手に好投を見せました。U-23は選出されませんでしたが、CWLでは16.2回防御率1.68と好投。今大会はリリーフ起用が見込まれます。これから中国を代表する投手になるでしょう。


#35 孫易聡スン・イーツォン(孙易聪,オーガスタナ大)

生年月日:2000/12/14

 MLBDCを経てアメリカへ渡り、オーガスタナ大でプレーする右腕が満を持して国家隊入り。24年はMLBドラフトリーグで防御率4.84、華旦才譲で全く通用しなかったNCAA(米大学野球リーグ)2部で防御率5.29と及第点の成績を残しました。ドラフトリーグでは佐々木麟太郎を打ち取った場面もありました。最速92マイル(約150km/h弱)は国家隊の中では相当速く。中国の本戦出場へ、大きな戦力になると思います。


https://www.youtube.com/watch?v=unOy6RWo1vc

#37 周傑チョウ・ジェ(周杰,天津雄獅)

右投 生年月日:2001/7/9
24U-23、24JWL

 角度が武器の右腕。23年のCBLでは王唯一より速いスピードを計測するなどしていました(スピードガン信用できないですが)。24年に天津隊として来日した際は、速球は130km/h台でチェンジアップを多めに投げていました。東京六大学との試合では打ち込まれましたが、JWLやCWLで好投を続けており、リリーフとして活躍を期待できるのではないでしょうか。

https://x.com/atmbangqiu/status/1713473194798293305?s=46
 

#38 張彥倫ジャン・イェンルンAlan Carterアラン・カーター(张彦伦,米独立レイクカントリー)

右投 生年月日:1997/12/16
23WBC

 シンガポール生まれの華僑で、幼少期に当時マイナーリーガーだった張宝樹コーチからサインをもらった経験がある右腕。150km/h台中盤を計測する直球やパワーカーブが武器で、23年のWBCではチェコ戦で好投を見せました。課題はWBCでも露呈した通り、彼のボールを取れるキャッチャーが居ないことでしょう。CWLを通してキャッチャーが取れるようになっていることを願います。ちなみにCWLでは12回25三振とかいう異常値。

↓WBC2023でチェコのフルプ(現巨人)から三振を奪った映像


#42 王翔ワン・シャン(上海)

左投 生年月日:2003/11/28
23WBC、23アジア大会、24U-23、24JWL

 23年のWBC日本戦先発投手。身長が非常に高く、アジア大会では日本戦に先発し5回無失点の好投で勝利に貢献しました。直球の他に質の高いスライダーやチェンジアップも投げます。線の細さが改善されておらず球速もあまり伸びていない点や国際大会で酷使されがちな点は懸念ですが、今回もエースとして大車輪の活躍をすると思います。


#99 華旦才譲ハーダン・ツァイラン(华旦才让,広東)

左投 生年月日:2002/1/16
23アジア大会、24U-23、24JWL

 チベット出身の左腕。MLBDCの出身者で、アメリカの大学でのプレー経験もありますが、そこではボコボコにされ23年から広東でプレーしています。23年のアジア大会からは国家隊常連となっており、力のある直球と変化球のコンビネーションでU-23では先発として好投を見せました。JWLでは打ち込まれましたが、主力の1人であることは間違いないです。


捕手

#9 李寧リ・ニン(李宁,上海)

右投左打 生年月日:1994/11/12
17WBC、18-19米独立、23WBC、23アジア大会

 23年のWBC、アジア大会で正捕手を務めた大ベテラン(当社比)。打撃はアベレージ寄りで、若手時代の近藤健介のようなイメージです。23年のアジア大会では日ハム入りした古林睿煬からヒットを放ちました。CWLでは序盤絶不調も後半巻き返し打率.273としました。守備ではここ数年キャッチャーに専念しているものの、セカンドも守る器用さを持ちます。今大会は捕手としてのスタメン出場が想定されますが、CWLでの起用法を見ると王帥との併用も考えられます。

↓アジア大会での古林からのヒット


#52 王帥ワン・シャイ(王帅,天津雄獅)

右投右打 生年月日:2002/1/7
19米独立、23アジア大会、24U-23

 23年のアジア大会以降国家隊に定着している捕手。U-23では正捕手を務めたが、今一つ強みが見えてこない状況です。守備面では24年に天津隊として来日した際、慶應義塾大戦で盗塁を刺す場面がありましたが、ブロッキングでは課題が残りました。。打撃では自動アウト状態になってしまっていますが、CWLでは打率.300、優勝したブルーソックス相手に6打数3安打と改善の兆しもあります。今大会は李寧のバックアップまたは李寧との併用が想定されます。


#55 周奕チョウ・イー(広東)

右投左打 生年月日:2004/11/8
24U-23、24JWL

 「中国の前田智徳」の異名を持つ(というか中国野球界隈が勝手につけている)若手の強打者。24年CBL天津ラウンドでは1試合2ホーマー、U-23ではオーストラリア戦でホームランを放つなど打撃で持ち味を発揮しています。JWLでは競合社会人の投手もいる中スタメン9試合中8試合で安打を放ち.300と好成績を残しました。CWLではわずか17打席で1割台と低調だったのは心配です。捕手守備ではキャッチングやブロッキング等に課題が残っており、外野両翼での起用が見込まれます。


内野手

#2 陸昀ルー・ユン(陆昀,北京)

右投右打 生年月日:1997/2/7
23WBC、23アジア大会、24JWL

 日本出身で琴平高→四日市大の球歴を持つ三拍子揃ったショート。23年のWBCこそ怪我でプレーできませんでしたが、アジア大会ではセカンドやサードで打率.300、OPS.917と結果を残し、速球にもしっかり対応する姿を見せました。JWLでは.278、CWLに関しては少ない出場機会ながら.637(11打数7安打)と打ちまくりました。ショートの守備も良く、ムードメーカーとしても期待できます。他選手との兼ね合いもありますが、今大会もアジア大会と同様セカンドまたはサードでのスタメン出場が見込まれるのではないでしょうか。


#7 楊晋ヤン・ジン(杨晋,上海)

右投左打 生年月日:1998/11/18
18-19米独立、19アジア選手権、23WBC、23アジア大会

 全中国人で唯一大谷翔平の99マイルを安打にした男。ショートでの華麗な守備がクローズアップされがちでありますが、2019年のBFAアジア選手権でホームラン王を獲得した経歴もあります。今年で27歳と中国球界ではベテランであり、上海でも出場機会を減らしている点とCWLで打率.222と低調であった点は懸念ですが、豊富な経験を武器に活躍を期待したいです。


#14 吳啓鋭ウー・チールイ(吴启锐,広東)

右投左打 生年月日:2002/4/30
24U-23、24JWL

 攻守にわたって高い身体能力を活かしたプレーを見せる遊撃手。U-23では攻守ともに良いパフォーマンスを見せましたが、守備面で特に雑さが拭えないプレーが見られる印象。打撃では長打もあり、徐々に代表の正ショートに近づいていると言えるでしょう。CWLでは打率.333と結果を残していて、楊晋の不調も考えるとメインでスタメン起用されるのではないでしょうか。


#25 陳嘉績チェン・ジャージ(陈嘉绩,天津雄獅)

右投右打 生年月日:1999/12/31
19米独立、23WBC(予備登録)、23アジア大会

 近年低迷する天津で数少ないまともな野手。天津では主に4番ショートとして活躍しています。ガタイが良く、ショートの守備範囲は広くないですがサードとしてなら守備も大丈夫だと思います。打撃は非常に良く、23年のアジア大会では上位国の速球に手も足も出ませんでしたが、24年12月に来日した際には法政大の副将・藤森粋七丞(新④青森山田)からスリーベース、慶應義塾大の剛腕・広池浩成(新③慶應)からツーベースと速い球への対応も可能になっています。今大会はサードとして出場機会を伺うことになると思います。

#27 李雨洋リ・ユヤン(四川)

*登録上は投手兼内野手ですが、投手はやらないと思います
左投左打 生年月日:2001/2/7
23アジア大会、24U-23、24JWL

 23年のアジア大会以降国家隊に名を連ね続け、着々と成長する左打者。打撃が持ち味で、U-23では要所でタイムリーを放つ活躍を見せました。CWLでは打率こそ.240もホームランをマーク。一塁守備では異常に柔らかい体から上手いハンドリングでチームを救います。両翼を守ることもありますが、基本的には一塁での起用になるでしょう。


#29 羅錦駿ルォ・ジンジュン(罗锦骏,広東)

右投右打 生年月日:1995/1/8
18-19米独立、19アジア選手権、23WBC、23アジア大会

 23年のWBCで主将を務めたベテラン。23年のWBCではセカンドを守りましたがセカンドの守備は厳しいものがあり、基本的にはコーナー専です。ミドルヒッターとしての打撃が持ち味であったもののCWLでは32打数4安打と絶不調。若手の台頭もあり今大会では出番自体あまりなさそうな感じもしますが、豊富な国家隊経験やキャプテンシーを武器に精神的支柱として期待したいところです。

↓こちらの打者が羅錦駿


#34 張銘鑫ジャン・ミンシン(张铭鑫,山東)

*登録上は投手兼内野手ですが、投手はやらないと思います
右投右打 生年月日:2001/11/13
24U-23、24JWL

 力強いスイングが持ち味の内野手。U-23やJWLに選出されていて、山東では主軸を任されています。CWLでは上位チームからも安打を放つなど打撃で力を発揮しました。山東ではショートを守る機会もありますが、代表ではコーナーがメインであり、今大会もコーナーまたはDHでの起用になるでしょう。


#40 胡天元フー・テンイェン(北京)

右投左打 生年月日:2002/2/6
24U-23、24JWL

 23年冬の茨城遠征や国際大会等、事あるごとに打ちまくって国家隊常連になりつつある二塁手。引っ張り方向への打球は非常に強く、安定して安打を量産できます。セカンドの守備も基本的に安定感があり、安心して見ていられるクオリティです。近年いろいろな選手が守ってきた代表のセカンドを掴みつつあり、今大会も正二塁手としてプレーするでしょう。

外野手

#3 杜楠ドゥ・ナン(天津雄獅)

左投左打 生年月日:1997/10/18
19アジア選手権、19米独立、23WBC(予備登録)、23アジア大会

 安定した外野守備を見せるベテラン外野手。24年12月に来日した際は慶應義塾大・広池浩成からヒットを放ちました。しかしCWLでは打率.167と低調。これまでの国際大会でも目立った実績はありません。外野の層は厚く、スタメンは考えづらいですが、打撃や走塁を武器とする選手が揃っている中、守備型の選手として他選手との差別化を図り、存在感を出していきたいところ。

#4 Samuel Benjamin,薩繆爾-本傑明サミュエル・ベンジャミン(萨繆尔-本杰明,米ヒューストンクリスチャン大)

生年月日:2002/4/1

 アメリカの大学でプレーする中国系の選手が初めて国家隊入り。24年はNCAA1部で打率.309OPS.995、ドラフトリーグでは打率.422OPS1.214と打ちまくりました。正直このレベルの選手が参加するのは発狂しそうです。主軸に座ることは当然として、狂ったように打ちまくって予選突破に貢献することに期待です。


#6 梁培リャン・ペイ(北京)

右投右打 生年月日:1998/4/14
18-19米独立、23WBC、23アジア大会、24JWL

 日本育ちで調布シニア→東海大菅生と強豪を渡り歩いた中国野球の顔とも言える選手。23年のWBCでは戸郷翔征(巨人)からホームランを放ち、アジア大会では森田駿哉(当時Honda鈴鹿→現巨人)の速球を弾き返し決勝タイムリー含む2安打を放つなど、国際大会で活躍してきています。守備走塁も非常に安定していて、今大会も1番センターとして活躍が期待されます。日本語で発信するTwitterも注目です。


#43 邢文彬シン・ウェンビン(四川)

右投右打 生年月日:2001/8/8
24U-23、24JWL

 打撃が武器の右打者。小柄ながらスイングは鋭く、長打を量産するわけではないですが当て勘が良い印象で、ヒットを重ねます。U-23では主にDHとしてほとんどの試合でスタメン出場を果たしました。CWLでも打率3割超えと打撃で結果を残しています。守備はコーナーと外野両翼を守っています。チーム事情も鑑みると今大会もメインはDHになるでしょう。

#51 朱旭東ジュ・シュドン(朱旭东,江蘇)

左投左打 生年月日:2002/12/5
23WBC(代替選手)、24U-23、24JWL

 異常な脚の速さでU-23最多安打に輝いた「中国のイチロー」。背番号51で俊足の左打者である点はイチローと同じです。U-23では2アウト三塁でのセーフティーバントを2度成功させ、また一塁走者時にバントで三塁まで進塁を2度決めるなど、圧倒的な走力を見せました。しかし同大会では10安打中外野に飛んだヒットが2本とパワー面は課題です。また守備もそこまで安定しているわけではなく、弱肩のためセンターでの起用は少し疑問かもしれません。


先発ローテ予想

次は各試合の先発を予想していきます。
(日付は日本時間)
3/3vsドイツ     →張彥倫
3/4vsコロンビア   →趙偉
3/5vsブラジル    →華旦才譲
3/6代表決定戦(あれば) →張彥倫

 まず初戦は張彥倫と予想しました。どの国も国際大会初戦は上手くいかないものです。初戦は基本どこ相手であろうと一番良い投手を持っていくべきと考えていること、また代表決定戦を考えると初戦に張彥倫を先発させるのがベストではないでしょうか。しかし50球投げると大会規則上代表決定戦に投げれないため、49球以内に降ろす必要はあります。
 2戦目のコロンビア戦は趙偉と予想しました。コロンビアはMLB40人枠入りしている選手も居り、今大会一番強力な戦力を誇ります。このレベルの選手には軟投派の趙偉投手がベストと考えました。
 3戦目のブラジル戦は華旦才譲と予想しました。この試合はいろいろな選択肢があるものと考えていますが、基本的に勝たなければいけない試合なので良い投手を投げさせることが必要でしょう。王翔も居ますが、彼はイニングの長さを問わずリリーフになるのではと予想しました。
 順位決定戦は(試合があればですが)言うまでもなく張彥倫です。

予想スタメン

スタメンを予想します。それなりに選手層も厚いので、起用パターンも多く外れる部分が多いと思います。

1(7)朱旭東
2(8)梁培
3(4)陸昀
4(9)ベンジャミン
5(D)周奕
6(3)李雨洋
7(5)陳嘉績
8(6)吳啓鋭
9(2)李寧

もちろん試合や対戦相手、調子などによって変化があるのは当然として筆者はこう考えました。朱旭東はU-23同様リードオフマンとして走力を活かした攻撃に期待。梁培や陸昀のパワーとスピードを両立させた攻撃にベンジャミンや周奕ら打撃が持ち味の選手が加わることで強力になるのではないでしょうか。他にも楊晋や胡天元や邢文彬らが控えており、層も厚いのではないかと考えます。

さいごに

 ここまでタラタラと書いてきましたが、とにかく3試合全て勝つことを祈ってます。誤字や内容が誤っている、おかしい点がありましたらコメントなりXにリプライ等していただけると幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。


おまけ

今回代表入りしなかった選手を書いていきます。気になったら調べてみてください。太字は選出されれば主力クラスの選手です。

投手

秦子墨(SDマイナー)
王唯一
(江蘇)
黎凝佶(江蘇)
鄭超群(江蘇)
居澔羽(江蘇)
吳安俊(江蘇)
唐政佳(上海)
顧炎卿(上海)
李建業(上海)
宮海成(上海)
蒋博涵(四川)
丁樹桐(天津)
蘇長龍(天津)
米嘉弘(北京)
斉鑫(北京)
張胤梵(山東)
周熙然(山東)
蕭緒銭(河南)
林煜俊(福建)

捕手

李孝煬(江蘇)
欒臣臣(江蘇)
李一凡(北京)
盧斌斌(北京)
韓傑(河南)

内野手

曹傑(江蘇)
王立子(江蘇)
張艾奇(広東)
江羽津(広東)
張文韜(上海)
王斌(上海)
郝佳奇(四川)
陳博文(山東)

外野手

向鈺(広東)
向朗(広東)
陳燕鵬(広東)
寇永康(上海)


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