体の基礎【生理について③】
こんにちは、
心と体の声を聞くセラピストの一柳成美です!
今回は前回の予告どおり「自分の月経を知る大切さと、どうやって知るのか」を説明したいと思います。
月経を知る大切さ
月経を知る=心身の調子を把握できるに繋がるからです。
月経が普通に来ているから知らなくてもいいやとは思わず、正常な月経に比べて自分の月経はどうか、また月経から読み取れる心と体の調子を知る大切な事をお話ししようと思うので、是非読んでいただきたいです。
どうやって知るか
① 月経周期と出血期間を知る
② 月経量を知る
③ 基礎体温を知る
①月経周期と出血期間を知る
月経周期を計算することで正常な月経周期を知り、また次回を予測することができます
⑴月経周期とは
・生理の開始日から次の生理の前日までの日数のことを指す
・正常な月経周期は25~38日(内、3~7日が出血期間)
⑵月経周期の計算方法
・カレンダーなどを使用し月経の始まった日が1日目スタート。その日に"1"と記載し、1日経過するごとに"2・3・4・5"と1日ずつ入れていきます。次の生理が来たら、その日はまた"1"からスタート
※生理周期はホルモンバランスや健康状態によって大きく変化する場合があるので、1回分のデータだけで判断せず3回以上のデータを取り、平均値から自分の生理周期を割り出すことが大切です。
②月経量を知る
・1回の月経で20~140mlの量(個人差あり)
月経周期、出血期間、月経量を確認することでわかる事
正常な月経と自分の月経と比べてみて、どうでしょうか??
③基礎体温を知る
⑴基礎体温とは
生命維持に必要な最小限のエネルギーしか消費していない安静状態にあるときの体温のこと
⑵基礎体温を測ることがわかること
女性の基礎体温は、女性ホルモンが関係するため排卵の有無や排卵日、妊娠など自分の体内で起こっている変化やトラブルなどがわかる。
⑶基礎体温の測り方
1.毎朝同じ時間に測る。
2.朝目覚めたら身体を起こす前に、婦人体温計を舌の下に入れて測る。
※ 普通の体温計よりも目盛が細かく、少数第2位まで測定可能
3.測定が終わったら基礎体温表に記入する。前日の測定値と線でつなぎグラフにする。
✴︎理想の基礎体温グラフ✴︎
①低温相と高温相の2相に分かれる。
②低温相と高温相の体温差は0.3℃以上
③高温相が11~16日
基礎体温計グラフから測ることでわかること
さて、ご自身の基礎体温グラフと比べてどうでしょうか??す
月経周期の細かな期間の変化は、基礎体温を測る事で判明するホルモンの分泌情報を知って、初めて体内の変化を把握することができます。
ですので単純に月経は来ているから大丈夫ではなく、その月経は排卵しているのか?排卵に必要なホルモンは分泌されているのか?卵巣ホルモンはしっかり活動しているのか?など、知っておく必要があると思います。
さらに、心と体の変化に注目してみましょう✨
ホルモンは月経にかかわる器官だけなく、心と体にも影響は起きます。
心と体の大きな変化は2つです。
①月経の後の低温期はエストトゲン分泌が高い
・エストロゲンは、排卵と妊娠への準備を促すために心とからだを整える役割を持ちます
つまり、イライラやむくみがとれて、からだが軽くなり、気持ちも前向きになりやすい時期です
なのでエクササイズやダイエットを集中的に頑張るにはこの時期をオススメします🎶
(※女性特有のこのリズムを上手に活用すると、ダイエットに効果あり!)
②排卵からの高温期はプロゲステロン分泌が高い
・プロゲステロンは、妊娠した状況に備えて自分自身への防護が高まる期間です。
つまり浮腫、体重の増加、手足の冷えや下腹痛、肌の不調といった、心も体も不安定になりやすい時期なので要注意!!
・ストレスを感じやすい時期なので、無理せず気分転換し、休養をとれるといいですね!
※この時期はセロトニン(幸せホルモン)が不足するともいわれている無性に甘いものが食べたくなりする。(セロトニンについてはまたお話したい~)
いろんな時期とホルモンバランスを考えて、日常生活を送れると良さそうですね☺️!
今回のお話で自分の月経について考えることはあったでしょうか?
一つでも、何かの助けになるといいなと思います。
月経周期を計算し、自分の月経が起こるタイミングを知り、そして基礎体温を計測することで自分の体内の変化を知ることができます。
病院にいくことも必要だとは思いますが、
月経のスタートである視床下部はいろんな体の仕組みを強調する役割があります。
そこに大きな負担をかけることで月経を狂わせてしまうこともあります。
月経に関わる器官自体の異常もあるかもしれませんが、まずは何かが負担になっていれば、その負担を改善することも大切です。
もし自分の月経のことを知って、婦人科に通院しようと思ったときは、月経周期と基礎体温を伝えるように普段から計測しておくといいと思います
!!
専門医はその内容からどの時期にどのホルモンが不足しているのかを、ある程度推測することができ、参考になると思います。
私も冒頭で話した通り、月経に悩む?悩んでいた?一人として、自分の体の事で悩む辛さは味わっているので、今回の内容を読んで一人でも多くの方に届くと嬉しいです。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
次回も読んでくれると嬉しいです