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やる気スイッチを押してみよう!



日常生活を送っていると、気分が乗らず、仕事や勉強、運動などに対しなかなかやる気が出ないときがありますよね。
 
そんなときやる気スイッチを探したくなる、あのCMの音楽が頭に流れませんか??
そして、一度は皆さん身体中を探したことはありますよね?笑

でもなかなか見つからない、、、なぜでしょう、、、

という感じで、、、今日はやる気スイッチを探して押してみようという話です。笑



こんな経験ありませんか?

勉強前に机の上を片付け始めたのに、気がつくと掃除機をかけていた。
勉強し始めて気がつくとかなりのページ数進んでた。


実はそれ、やる気スイッチを知らないうちに押しているんです!!笑 

そしてこのやる気がでている状態には、『ドーパミン』という脳内物質が深く関係しています。

って、、、ドーパミンってよく聞くけど、結局何者?ということで、お話してきます


ドーパミンとは

ドーパミンは脳内の三大神経伝達物質の一つです。
(他セロトニン、ノルアドレナリン)

快楽や報酬を司る神経伝達物質で、別名「やる気ホルモン」や「快楽ホルモン」とも呼ばれます。
また、ドーパミンは運動、学習、感情、意欲、思考、理性などにも関与します。


ドーパミンってどうしたら出るの?

ドーパミンは何かに努力したり、目標を達成した時など快楽の報酬に大量に放出されると言われています。 

つまり、何らかの行動で報酬を想像すると脳が感知してドーパミンを増やすようになります。ドーパミンを増やすことでさらに楽しい気分になり、向上心が上がったり、やる気になります。

では、ドーパミンを出す場所はどこか、、、そう、やる気スイッチはどこかというのが今回の話の本題ですね。


やる気スイッチの場所

さてさて、やる気スイッチとはどこにあるのか、、、それは脳の側坐核という場所です。
そしてこのスイッチ、やっかいなのか点が一つあります。

それは指で押せないタイプです。指でパチパチ操作できません😂


では、どうやったら側坐核からドーパミンが出るのか?

「さあ、やるぞ!」と考えても「頑張って」などの応援や「褒められた」だけの気持ちの動きではスイッチは押せません。

スイッチを押す方法は一つだけ。
それは、実際に行動すること

つまり、「よし、やるぞ!」ではなく、
実際に動いてみること。

冒頭であった、

勉強前に机の上を片付け始めたのに、気がつくと掃除機をかけていた。
勉強し始めて気がつくとかなりのページ数進んでた。

これらは、行動することで知らないうちに、やる気スイッチを自分で押しています。

やる気スイッチの流れ
 
実際に行動してみる

側坐核(やる気スイッチ)が刺激されてドーパミンが出る。

やる気が出る。

どんどん動きたくなる、モチベーションが上がる、向上心が上がるなど



ドーパミンを増えるとどうなる?

①やる気が出る
ドーパミンは「やる気のホルモン」とも言われるほどやる気に関係しているのです。 脳が報酬を感知しドーパミンを増やすことでやる気がでます。


②集中力がアップして効率が良くなる
仕事で行き詰った時などに少し休憩をすると効率が良くなったという経験はありませんか?休憩中にお菓子を食べたり、面白い動画を見たりという報酬を得ることでドーパミンが増えるからです。


③疲れにくくなる
ドーパミンを増やすとストレスが軽減して疲れにくくなります。
忙しい日々、仕事がたまってなかなか終わらない、人間関係で悩んでいるなど、そんなストレスのたまる状況では人は疲れてしまいます。 疲れやストレスはドーパミンを減らしてしまいます。


ドーパミンに関する注意点

ドーパミンがたくさん出れば出るほどいいことがあるんだ!と思いますが、ドーパミンは過剰に出過ぎても、また不足してもいけません。

過剰に放出されると、その快楽に依存してしまいます。例えば、お酒を飲んだ時の快楽をまた味わおうとして、また飲みたくなってしまうような依存性を持ちます。

そして不足すると、認知機能の低下で物覚えが悪くなったり、運動機能も低下にもつながります。

この過剰に出たり、不足しないようにしているのが、セロトニンというホルモンの役割です。
セロトニンについてはまた後日書こうと思います。


ドーパミンを増やす方法は?

①食事
ドーパミンは必須アミノ酸のフェニルアラニンとアミノ酸のチロシンが合成させて作られています。必須アミノ酸は体の中で作ることができません。

フェニルアラニンやチロシンを多く含む食品には主に大豆食品(納豆、豆腐、おからなど)、乳製品(チーズ、ヨーグルトなど)、肉類があります。

②目標を立てる
高すぎる目標よりもその日達成できる目標がいいです。それを達成しようと脳がドーパミンを増やしてやる気がでます。さらに目標が達成できると、出来た自分に満足したりという報酬等という名でドーパミンを増やすという仕組みができます。

③ご褒美を想像する
何か行動する時にご褒美を想像するとドーパミンを増やすことができます。
この仕事を頑張ったら、ケーキを買おう!などといった報酬のドーパミンを増やします。

④笑う、楽しむ
ドーパミンは楽しいと感じている時にも出ているからです。日常生活の中で笑うことが大切なのです。

⑤適度な運動をする
適度な運動は集中力を高めたり、ストレス発散につながります。
運動はドーパミンを増やすだけでなく、ドーパミンの信号を受け取る受容体も増やすと言われています。

⑥好きな音楽を聴く
好きな音楽を聴いてワクワクしているときに身体活動が活発化し、ドーパミンが分泌されます。また、好きな音楽を聴く前の期待感でも分泌されます。
一方、特に好みではない音楽を聴いていた場合、ドーパミン分泌はあまり見込めないそうです。

⑦瞑想する
瞑想とは、心を穏やかにして祈ったり、無心になったりすること。
瞑想することで集中することができます。さらにリラックス効果もあるからです。少しの時間でも目をつむって心を落ち着けるのもいいです。数分であっても瞑想することでドーパミンを増やすことができます。

⑧新しいことに挑戦する
何かに取り組むにしても同じことの繰り返しでは脳への刺激がなくなってきてしまいます。刺激がなくてはドーパミンを増やせません。新しいことに挑戦すると適度な緊張や、脳への刺激が起りドーパミンを増やすことができます。散歩のコースを変えてみるとか、いつものストレッチとは違うものを実施するとかちょっとした変化でいいのです。

⑨セロトニンを分泌させる
セロトニンはドーパミンと同様に神経伝達物質の一つです。
セロトニンはドーパミンやノルアドレナリンの調整役と呼ばれていて、この二つの神経伝達物質の暴走をコントロールする役割があります。
セロトニンがしっかりと働くことで、ドーパミンが正常に分泌されてます。



誰もが、なかなかやる気が出ず、なにごとも進まずイライラする経験をしたことがあります。そんな時こと、ちょっと体を動かす、楽しそうなことを考えてみるなど少しの行動で日常生活が変わっていくと嬉しいと思います。

是非ともやる気スイッチを、ポチッと押せるような生活を送れるようにしてほしいです😄

最後まで読んで頂きありがとうございました。
また次回も読んでくれると嬉しいです!

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