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【詩】流星惑星交響曲



夜がまっくらなのは、人が寄せ集まって、みんなで光を作るためなのかな、優しいあなたはそう言うのだろうけど、ぼくは、ひとりひとりが自分を見つめて、自分と手を取り合うために用意された1人部屋を作るためなんだと思っている。
星は綺麗で、願いもこめたくなるけど、自分の願いすらわからないでいたら、あっという間に消えちゃうね、長々と手紙でも書いて、遠い先の星にとどけてもらうのが1番確実かもしれない。
火星と土星が、勢いよく走るけど、それにぼくはついていけなくて、木星と金星が優しく声をかけてくれる、優しい音がして、また歌えるんだと思ったら、月が二面性を持つ仮面を持って立っていた。水星に扱い方を教わっても全然わからなくて、最終的には、ぼく自身が見つけたやり方が正解だと、晴れ晴れした太陽が教えてくれた。
今日が終わるということは、確実にページは捲られていて進んでいる、星たちの歌声が遠くに響くけど、出来たら1番後ろの席には届かないでほしい。まだ、何も知りたくないって言ったら、軌道が変わって、嫌でもぼくのそばに昨日が寄ってくるのかもしれない。

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