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野寄覚令「だから、あなたは愛されないの。」

・本書は、Instagramのフォロワー3万人以上、元高級風俗嬢、家庭崩壊、一家離散を経た現役毒舌尼である著者が、女性が抱えるすべての悩みについて回答した1冊。

◆なんだか人生が思ったようにうまくいきません
・「稼ぎたい・健康になりたい・穏やかになりたい・幸せになひたい」という様々な願望はあるが、何を求めるにしても一番重要なのは、自分自身で原理を勉強すること。
・自分できちんと学び原理を知ることはら臨機応変に適切な行動をとるために必要不可欠。そこがどうにも嫌だら逃避したいとなるということは、まだ自分の人生の幸せに、自分が本気で向き合えていないということ。
・そこが決まらないと、何を学んでも、何をやってもズレるから彷徨うゾンビと化すのだ。

◆よく悩んで選ばないことがあります。迷った時はどうすればいいですか?
・まず悩んでいる時に最初になるべきことは、悩むことをやめること。
・そういうタイプの人は悩んでいることが趣味なので、大いに楽しむこと。ただ周りから見ると、面倒くさいタイプに分類されることだけはお忘れなく。
・悩みに深さなんてない。悩む=ワタクシ、苦しむのが好きなマゾヒズムを嗜む者ですという自己紹介なだけ。

◆生きていく上で親友って必要ですか?それはどんな人ですか?
・著者はリアルに社会人になるまで親友どころか、友だちもいなかった。なんとなく仲良い風な人はいても、うわべだけ合わせてる感じだったとのこと。
・今でも親友は特にいないそうだが、いてもいいと思っている。「どんな時でも普通に接してくれる人。ずっと一緒に時間を過ごすわけでもない。時にはイラッとしたりする。でもやっぱり気になる、今何してんのかなって」。
・異性だったら恋してたんだろなって人。

◆親に結婚を反対されています
・著者なら論理的な反対だけはされないように、完璧な企画書と作戦を綿密に用意する。
・何事もだが、反対されてから手を打つのは遅い。賛成されるための根回しが弱い。もっと本気を出す必要がある。
・結婚は家系が関わってくるので、親の感情以外にも、家系の感情も乗っかってくる。どんな相手を選んだかは、どんな家系を選んだかということ。だから100%許してもらえると思う場合でも、かなり慎重に事を進めるに越したことはない。

・本書では、「尼が人生を語ります」「尼がパートナーシップを語ります」「尼が家族を語ります」「尼がSEXを語ります」「尼が愛されるコツを語ります」という章で構成されており、「どうしてもブチギレ癖が直りません」「過去のトラウマで男性を信用できません」「結婚って幸せですか」「そもそもSEXする意味って何なんでしょう」「愛される女ってどんな人?逆に愛されない女ってどんな人?」などの女性質問に著者が回答する内容となっている。中には「ええ〜!?」と思う回答もあるが、章の中にある「尼ニアックコラム」でこれまでの著者の生い立ち(幼少期からの両親の小競り合い→家庭崩壊→一家離散→水商売はじめ風俗嬢に→結婚→離婚→再婚→出家するきっかけ)が語られており、読む人によっては納得のいく内容となっている。

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