vol.9-2 意図と経緯
◎ この取り組みの意図
では本格的にレポートしてまいります!
順序立てて書いていった方が良いのではないかと思いますんで、
まずは、この取り組みの意図について。
僕の協力隊ミッションには、
以下の点が盛り込まれています。
・観光や商店街の魅力を引き出す企画職
・観光客が商店街を回遊する仕組みづくり
・東山全域の魅力発信・醸成・発信
この取り組みをしていくにあたり一番肝心になってくるのが「商店街でのアクション」であろう、と考えています。
なぜならば。
観光地に足を運ぶのは、観光客の割合が多く、地元の人はあまり行かない傾向があるはず。
観光客中心の観光地に、地元の人が気楽に足を運べるような仕組み・環境を作るのは時間がかかりそう。
商店街であれば、地元の人が足を運ぶ動機になりやすいのではないか。
商店街を訪れる人が増えていけば、活性化の起点になりやすかろう。
という思考経路です。
東山町の長坂商店街は、だいぶお店の数が少なくなってますし、観光客が足を運ぶタイプのお店も少ないです。
「この状況で人を呼び込んでいく」のは、目と鼻の先に日本百景・猊鼻渓があったとしても、難易度が高い、と思っています。
しかし幸いにも「旧街の駅 ゆっくら」という素晴らしい風格を持った建物が長坂商店街のど真ん中に立地していますし、目の前にはパティスリーフジさんがあり、すぐそばに和菓子屋さんの東山軒もある。どちらにもイートインスペースが無い。ならば、イートインスペースとして「ゆっくら」を開放させれば良いのではないか? そこに「協力隊」が関わって発信すれば、人が興味関心を持って足を運んでくれるのではないか? お菓子を買って持ち込んで食べられて、おしゃべりできる環境があれば、活気の起点になり得るのではないか?
このように考えたのが、ことの起こりです。
◎ 空想と現実、お宝の展示
イートインスペースとして活用するのであれば、飲み物を提供したい!と考えるのが人情というものでしょう(?)
和菓子、洋菓子。
せっかくならば、それぞれに合う飲み物をお供に楽しみたいじゃあないですか☆
僕はコーヒーが好きなので尚更に。
ですんで保健所へと相談に行きました!
どんなことなら実現可能か知るために。
結論としては「現状での提供は不可能」だったのです(>_<)
飲食物を提供するってな、超ハードルが高い!
生半可じゃない!
ということが、よく解りました。
ルールを細かく書くと長くなりますんで割愛しますけども、唯一提供が可能なのは「缶飲料やペットボトル飲料を開栓せずに販売すること」でありまして、「温かい緑茶を淹れる/コーヒーや紅茶を淹れる」というのは現状では不可能なのでした。
缶やペットボトルであれば、商店街で販売しているお店がありますんで、「ゆっくら」で販売するよりも、そちらで購入してもらった方が地域経済の面で良い。
斯様なわけで、飲食物の提供はスッパリ諦めました!
シンプルに「人が集まれる場を創る!」という方針へチェンジ!
椅子とテーブルがあれば OK!
でもそれだけじゃ寂しくないの?
じゃあ、どうする?
そこへ救世主が登場します。
東関部屋のお宝アイテムを展示してはどうか?
という提案を頂戴したのです。
高見山関が使っていた化粧廻しがあるんだよ。
展示する機会もなく仕舞い込まれたままだから、
この機会に展示してもらえたら、喜んでくれる人もいるんじゃないかな。
そんなお宝があるなら、やりましょう!展示しましょう!
と展示決定😊
搬入当日、保管されている松川市民センターへ行きましたら、化粧廻しだけでは寂しかろう、他にもお宝が色々あるんだよ、ということで、高見山関の銅像、東関部屋の看板、曙関が土俵入りの際に巻いていたしめ縄状の廻し、優勝カップ、巨大な盃、丸八真綿の巨大座布団などなどを展示するに至りました。
4 日間の展示で人の目に触れたことで、展示が終わって仕舞い込んだら勿体無い!東山支所に展示しよう!という展開になりまして、現在は東山支所のロビーに常設展示されております。よかったよかった🌟
飲料の提供はできなかったけれど、
東関部屋のお宝を展示できましたし、
展示期間が終わっても仕舞い込まれることなく、
なんと!
東山支所ロビーに飾られることになりました🌟
結果オーライですね🌈
とても面白い展開、素敵な結果になったなぁ、と思ってます😊
前置き部分が長くなりました。
次回は、4 日間やって見えてきたことなどを書いていきます!
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