見出し画像

ワンダーフェスティバル2023夏にて即売会初体験をした話。

今年の目標はガレージキットを作ってみる、であった。


で、それ自体は通販で買ったモーブズちゃんで達成していたのであるけれど、

やっぱり手売りで買ったのを作りたい、そういう欲望に逆らえず、しかも別の予定で7/30日千葉に行くことが出来そうということも重なったので行ってきました。人生初のワンフェス。


ジョジョで孫子を知った僕としては当然に情報を仕入れてから行くこととします。

ジョジョと孫子がいうなら間違いない。

何しろ1年前まではワンフェス行くとかあんまり考えたことなかったですからね。

まずは生の声ということでkassiニキのnoteを読み漁りました。

あとは、大事なことは漫画に教わってきた人生なので、漫画でとなりのフィギュア原型師とガレキ!を読み込み準備は完了です。


となりのフィギュア原型師1巻より
ガレキ!1巻より


kassiニキ5か条の1、「買いたいものは買えない、と思っておこう」になるほど、と膝を打ったものの、でもとりあえず気になるディーラーさんはTwitterで目星をつけてメモを作成。


ポケットに入れてくしゃくしゃになって頑張ったメモ。

会場が電波悪かったら困るので地図をiPhoneにダウンロードしておきました。


朝7時に車で家を出発して湾岸習志野ICへ、そこから流れるように南下して10時前に到着、コストコ幕張倉庫店!!

どうして静岡にないの?

静岡県民はコストコに多大な執着がありますからね。え?浜松にある?遠州県のことは知ったこっちゃないですね(過激派


というわけで午前中はコストコとかの用事もあったのでワンフェスのチケットは午後券を買っていたのでした。


コストコに向かう最中横目にみた幕張メッセの駐車場の長蛇の列に戦慄を覚えつつ、コストコでたっぷり散財をし、正午ごろ、幕張メッセから3キロほど離れた拠点から僕のワンフェススタートです。


コンビニで予備の飲み物と補給食を確保。水なく片手で食べられる羊羹に補給食として絶対の信頼を置いています。

炎天下をとことこあるいて海浜幕張の駅へ。構内で掲げられたクラフトビールの幟の誘惑を振り切ると、目に飛び込んでくる看板に心が躍ります。


北館で開かれているFGOフェスに心惑わされることなく無事会場到着、時刻は12時30分。入場時刻の13時まで地獄の炎天下入場待ち一本勝負が始まる……!

価格差1200円なら余分に払ってしまってよかったなと思いましたね。思ったより午後入場待ちもいたので、炎天下で待つこととか、大人数で入場することとかと比べるなら13時前につくなら普通券でもよかった。13時過ぎるなら午後券で当然良いと思うんですけど。


ここで改めて個人的な嗜好の話をしておくと、現在のところいわゆる美少女フィギュアは射程外、恐竜をはじめ実在非実在関係なく生き物系が好き、ロボも戦車も車も飛行機も過不足なく愛しており、筆塗りが楽しいようなミニチュアも好き、という感じです。


というわけで入場です。

第一印象は思ったより空いてるな、でした。普通に歩けるし普通に見れる。進むのにも苦労するような人手を想定していましたがそんなことはありませんでした。

向かってくる最中もあみあみのデカいショッパー持った人が多数おりましたし、もう第一陣は去っている感じなのでしょうかね。


欲しいものは買えない、とは思っていても買えたらラッキーの精神で、一番欲しいと思っていたねんど星人さんのブースへとことこ向かいました。着いたら完売の札が出ていなかったので、おや、まさか?と思いつつ声をかけました。ひとつありますよ、の声とともに出てきたカルノタウルスのキット。人生で初めて手売りで買ったガレージキット。一生忘れることはないであろう瞬間でした。もしやあるのか、と、あまりの緊張にカルノタウルスをカルタノサウルスといったことも合わせて記憶されてしまったので多少のダメージが伴う童貞喪失と相成りました。


一番欲しかったものが買えたのでもう勝ち投手になることは決まりました。こんなに楽しいデビューでよいのでしょうか。カレーパン揚げたてですとこの暑いなか客引きを頑張るお姉さんにもにこやかに頂きますと微笑んでカレーパンを貪り食うほどの余裕があります。


のんびりと会場を見て回ります。Twitterで見ていた作品がある!とかこんな作品もあるんだ!とか欲しいものリストにあげてたやつだ!とか思っているうちに1時間で予算の第一次防衛ラインが突破されました。……あれ?


ぶっちゃけ僕は艦これとNIKKEとブルアカと原神とVtuberを本格履修していないので直撃弾はかなり少なくなってると思っているのですけど、いや、何しろ数が多いから何でも欲しくなりますね。ソフビとか3日前まで全くの視界の外でしたけどかっこええな……と思い始めてますものね。


僕は初心者であるので深いところとか知らずに言えば、あそこに飾られて、売られているものの全てに、作り手が何らかの好意的な想いを込めて作っているという事が伝わってきて実に幸せになりましたね。

それは好きとかかっこいいとかえっちとかそれだけじゃなくてこれは売れるとかそういう商業の匂いのする思いも多少はあるんでしょうけども、あなたたちのこれええやろ、の精神にお金で最高やんけ!と答えるのは実に幸せ空間でした。

物を買うとともにに心意気に金を払う感覚。つまり半分はいわば募金なのだからキットの値段は半分という理解でいいのでは……?安すぎる……!(予算の第2次防衛ライン到達)


回り方もあんまり考えずにふらふら歩いてしまった所為で結構見落としていたブースがあることに帰ってから気が付いたりしています。

ひとつの島をぐるっと回って、次の島、っていくのが正解でしたね。これは次回以降の修正点とします。


そんな感じでぐるぐる回って、大体満足したな、と思って辺りで企業ブースというものの存在に気が付いて驚く。広すぎる。


おくすり手帳春麗を見て感動したり、カレーメシもらったり、いろんな新商品を眺めたりしつつ、最終的に憧れの人の写真を撮って、初めてのワンフェス終了。

憧れのあの人が!


午後入場ということで今回は空気を味わうだけで、何も買えずに終わることすら想定していたけれど、想像以上に欲しかったものが買えました。

積んだものを終わらせてからにしたいので次回参戦がいつになるかはわからないですけど、きっとまた行くでしょうね。とても面白かったです。美少女キットが自分の射程距離に入ってこないことを祈っています。あれが枠に入ると本当に大変そう。


というわけで〆。

総評としてはハードルとしては思った以上に低かったです。(キットのハードルは別)

買い物するなら普通入場券かなぁ。観光気分なら午後券でいいけれど、なんかその数十分で売り切れかと思うと1,200円の差はそんなに高くないと。

積んだキットを組み終わるまで、俺のワンフェスは終わらない。

誰かがええやろ、と思って生み出したキットを、僕がこんな仕上げええやろ、と完成させる。それは普通のプラモでもデザイナーさんなどと同じことをやっているのかもしれないけれど、もっともっと直接的に、根源的に、キットを通じて対話ができるというのは面白いですね。



以下あとがき的な購入品の紹介。


ドラフト一位指名、今回の初体験を勝ちに変えてくれたねんど星人さんのカルノタウルスとちびティラノ。ぶっちゃけサイも欲しかった……!

ねんど星人さんの恐竜はもうとても好きで鱗の表現とか、怖さと愛嬌の両立とかが本当にたまらなくてずっと欲しいと思っていたディーラーさんでした。最高の童貞喪失をありがとうございます。

N3Dさんのメカトロチャンクの改造パーツ、ナックルパグ。これは素直にデザインが最高に好き。チャンクをこういうロボにすることに対する自分への納得が済めばそれにそって組んで行きたいですね。いやぁ本当にかっこかわいい。ぎゅぎゅっとまとまった武装、外装が良いですね。


JIROBOXさんの大顎平頭とヨロイモノ。程よいデフォルメと体にびっしりと模様が塗装楽しそうだし、好きに塗って置いておいたら幸せになりそうなので衝動買い。

あんもニキの1/35シリーズからコレットさんとユーリヤさん。とても可愛らしいですね。戦車の近くにおいておくだけで心が潤うと思ったので。あと、つなぎを腰に巻いているのが性癖なので。これはもう買うしかない。100人欲しい。


鶴井技研さんのアクリルソールの6ホールブーツ。梱包が良すぎて開けるのを少し躊躇う。すごくいい。似合う子を作って履かせてあげたいですね。

ホットゴブリンさんのとこでアウトレット袋二つとフクロウのフィギュア二人。フクロウはとってもかわいいし、アウトレット袋は塗るのが楽しそうなのがあまりにお安かったのでホイホイと買ってしまった。


ネコワークスさんのデフォルメカー2台。ジャガーDタイプっぽいやつとデロリアンっぽいやつ。デフォルメのバランスが超いいですね。よくあるチョロQっぽいバランスとは全く違うというか、車のデフォルメって高さあげて可愛らしさ出すパターンが多いと思うんですけど、そうじゃないバランス感でのデフォルメが超いい。最高。元愛車のスバルR1も出して(多分売れない)

これは家に増えそうな気配がしている。

エポキシパフェさんの水着メルト。

お前、美少女キットは射程外といったじゃないですか。いや、これは生き物キットの範疇だから。

あまりの可愛さに買ってしまいましたね。仕方ないね。ポリシーとか事前の覚悟とかより大切なものは絶対にあるからね。可愛いね。




ロンリーロボカフェさんのいし。


Twitterでは拝見していたけど買うのはどうかしらと思っていた。ふと卓について目をやると、いしの試遊品(試遊品?)がハンドスピナーと並べて紐が付いているのを見てペンダントヘッドに良いな、と思ったので購入。次の日に紐とビーズを使って作った。湯口を切っただけでやすってないし気泡も埋めてない。

思い出すのはケネディスペースセンターの月の石。触られすぎてつるつるのタイルみたいになっている月の石。これは果たして月の石なのか、月の石を研磨してできたタイルなのか。

いつかバリが取れてつるつるになったらこの「いし」が完成となるのかもしれないしそうでないかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?