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悔しいっていいもんだ

私は今まで長い間忘れていた。
悔しいってこんなに締め付けられる気分なんだって。

noteの魔力なんだろうか。
他の才能あるnoterの方の投稿を見ると素直に悔しく感じる様になった。

少し前までは「面白いな〜、スゴいな〜」なんて、楽観的に見ていたのに。


悔しさを感じたのはいつぶりだろう。多分学生時代が最後だったと思う。
感じた事柄は様々だったけど、印象に残っているのは自分にとっての『ライバル』の存在だ。

私の小中学校時代には、色んな意味で勝てない…!と思っていた友人がいつも近くに居て。
強く思い出に残っているのは二人。


一人は男の子。顔もよく性格も温厚。文武両道で水泳が得意なメガネの子。
同時期に同じ小学校に転入してきた事もあって、すぐ仲良くなった。

当時悪目立ちするくらい男勝りだった私は、その子と同性の友達の様に遊んでいた。
ゲームして他の男の子も混ぜて遊んだり、駆けっこしたり。
授業の成績とかも競ったりした。(相手は競ってるつもりなんて無かったかもしれない)

100点をどれだけ継続して取れるか。
通信簿で『5』をいくつ取れるか。

結果は向こうがいつも勝っていた。
相手は塾通いで頭もよく、点数においては抜け目がない。
通信簿も運動神経抜群な相手に対して、私が体育が苦手な分でいつも負ける。


二人目は女の子。私と同じで彼女も当時は男勝り。小学校の頃、後から転校してきた。
可愛いとかいうよりイケメン。カリスマ性があり、男女から満遍なくモテていたスーパースター。

似た部分が多かった(と自分では思い込んでいた)ので、話も合うし居心地の良い間柄だった。

冗談抜きで同学年からの人気が高く、他のクラスから会いに来る子がいたほど。
同じ中学に進学した後も同様で、コバンザメの様にくっついて歩くファンの女の子が何人か居た。

中学の部活も同じ吹奏楽部で、金管楽器である「ホルン」のエース。
先輩方に交じって大会メンバーに選ばれた位には演奏センスが高かった。
ちなみにその時私はメンバー入り出来ず。
同級生だと結果に対する悔しさが余計に身に染みる。

上記で挙げたカリスマ性は至る所で発揮されるわけだが、
部活動で副部長だった私よりも、実際部員達を引っ張っていたのは彼女の方であったし、指揮者なんかも任されたりしていた。


二人に関して共通する事は、スクールカーストの中ではかなり上の方。
多彩で人を惹きつける魅力があり、言葉に出来ない強者のオーラを纏っていた。
強者と言ってもトゲトゲしたものではなく、もっと誰にでも門戸を開いた様な、なんというか優しい仏の様なオーラだ。

当時私も同じ立場になれるはず!なんて自惚れていたけど、年を取りそれなりに成長したら、そもそも全く違う次元に居た人達だったということが分かった。

頭のどこかで敵わないって分かってる。
でもやっぱり悔しさを感じて心がきゅ~っとなる。
二人に関して抱いた矛盾の様な気持ちを、最近になってnoteで感じる事が多くなった。


ただ一つ昔と違うとしたら、それに『心地良さ』がプラスされていることだろう。
嬉しいとも楽しいとも違う、不思議な感覚。
月並みだけど、なんだか頑張ろうって思える。
それだけ私にとってnoteが身近な存在になったのかしら。

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