ペドフィリアは本当に"悪"か -もし自分が生まれつきのペドフィリアだったら-
たまたま知り合いとロリコンについて話す機会があったので、それの備忘録(どんな機会だよ。)
大前提:児童ポルノや児童への暴行・性的行為は犯罪です。
これはどんなことがあっても揺らぎません。
小児性愛者とは
一応、言葉を正しく使おうと思って、wikipediaを見た。(wikipediaが正しいかは別の議論)
ペドフィリアは、医学的用語
チャイルド・マレスターは犯罪分析での用語
ペドフィリアは本当に悪いことなのか?
ここが本題。
改めて言っておくが、私は小さい子供に乱暴することなどあってはならないと思っているし、そのような行為をした人を許すことはできない。
ただ、それはその行為についてだ。
行為に及ばない"性的嗜好"について私たちはそれを罪にとえるのだろうか。
性的多様性
昨今、LGBTQ + が流行りつつある。 Q+ の部分はそれ以外の性的多様性のことを指していると思うが、最近は増えすぎていて正直流れを追えていない。
では、ペドフィリア はこの性的多様性に含まれるのだろうか?
多くの人は「含まれない」と答えるのではないだろうか?
いや、あるいは「含めたくない」かもしれない。
これは同性愛や両性愛とは全く次元の違うもの。
言ってみれば、「犯罪」と密接に繋がっていると考えるからだろう。
では遠目から女の子を見ている場合はどうか?
もちろん罪に問うことはできない。
ただし、両親は心配になって、子供から遠ざけたいと考えるだろう。
つまり、現在の認識では ペドフィリア = 犯罪 になってしまっている。
しかし、私はこう考える。
遺伝的に性的嗜好が小児性愛の場合、その人には罪があるのだろうか。
遺伝性
またしても出典がwikipediaで申し訳ない。
ペドフィリアは、遺伝的なものもあるし、環境的なものもあるそうだ。(純粋型と非純粋型)
つまり、環境要因の場合も存在しているが、遺伝子的な問題もあるということだ。
言い換えると、生まれつきペドフィリア の方が一定数いるということになる。
さらに言い換えよう。
生まれつき犯罪者 の人が一定数いるということだ。
時々、もし自分がペドフィリア だったらとよく考える。
生まれつき犯罪の嗜好を持ち、「自分の欲求を満たそうとすれば即ち、誰かを傷つけ、自分が捕まる」というそんな風に生まれたらと考えると恐ろしい。
小児性愛者を排斥することは、必ずしも子供を守ることにはならない
さて、今までは遺伝的なペドフィリアがいるということと、その問題提起だった。
とはいえ、ペドフィリアに対して偏見の目を向ける人が多いのは事実だろう。
これを考える上で、ペドフィリアと犯罪率の関係を見なければいけないと思う。
ペドフィリアは性犯罪をしやすいか?~最先端の科学的知見~
というNoteがあったので拝見した。
結論はこうだ。「ペドフィリアは性犯罪を起こしやすい。」
しかし、厳密なペドフィリアの定義に従えば。
これはどういうことかというと、ペドフィリアという医学的な用語に照らし合わせると、この基準が厳しいせいで、より精鋭のロリコンしかペドフィリアだと認められないということだ。
つまり、精鋭のロリコンは犯罪を犯しやすいということになる。
これは言わずもがなだ。ただし、これは世間のいうロリコンとはイメージが違う。
例えば、パソコンの中に未成年の裸の写真があればこれはもう世間的にはロリコンではあるが、これは厳格なペドフィリアではないということになる。
それでは議論の本質からズレるので、ここでは
ペドフィリア ・・・ 厳格なロリコン
小児性愛者 ・・・ 幅広いロリコン
と、することにした。
おそらくどっちのロリコンも世間的にはロリコンであるし、ペドフィリアかどうかはわからないわけだから、子供たちから引き離そうとするのはごく自然である。
しかしながら、だからと言ってロリコンだから犯罪をする
これは明らかな間違いだ。
ロリコンだから世間的に排斥されていて、そのせいで怒りや辛さが爆発した結果、犯罪を犯した。
このパターンが多いのではないかと思う。
無論、性的欲求を抑えることは誰にとっても簡単ではない。
しかし、抑えることができないわけだはない。
一番、厄介なのはその欲求を昇華させる場所を社会に残しておくこと。
ロリコンだからと言って排斥するのではなく、その辛さを認めてあげる場所・空気、それが必要なのではないかと思う。
繰り返しいうが、犯罪を犯してはならない。これは大前提だ。
ただ、排斥することが犯罪減らすことにはならない。
むしろ逆の効果があるのではないか。
今一度、もし自分が生まれつきのペドフィリアだったらと考えてみてほしい。
その辛さをわかってあげてほしい。
拙い文章でしたが、以上、御精読ありがとうございました。