「コミュニティデザイナー」を言葉にしてみる
こんにちは、コミュニティデザイナー いちゃるです
4ヶ月以上かけて、栗田加奈子さんからコミュニティデザイナーになることを学んできました
「コミュニティデザイナー」って??
と聞かれることが多いので、書いてみようと思います
考えることが趣味なわたしのフィルターを通して
「コミュニティデザイナー」の一面を知ってもらえたら嬉しいです
一言でいうと、継続的なコミュニケーションをつくり出す人
今のわたしにとって、コミュニティデザイナーを一言でいうと、
「継続的なコミュニケーションをつくり出す人」
”人と人が繋がって、自発的なコミュニケーションがうまれていく”
そんな空間・場・関わり方をデザインしていくのがコミュニティデザイナー
だと考えてます
そのコミュニティの中で、コンテンツがなくてもコミュニケーションが発生する
参加者の中にコンテンツを生み出す人がいる
人が集まる場をつくるだけでは、なかなかそういった自発的な動きがある活発なコミュニティにはなることは少ないなと感じます
意外と奥が深いですよね、コミュニティって
だからこそコミュニティデザイナーに注目してくださる方も増えてきているんだと思います
継続的なコミュニケーションとは?
簡単に言うと、その場で終わらない、次のコミュニケーションが始まる、みたいな感じです
何か次のコンテンツや、次の交流、コミュニケーションへ繋がることをここでは指してます
”次”への繋がりを、ものすごくシンプルで、ありそうな、それっぽい例にしてみました
1から順に次に繋がっていきます
参加者を募ってコミュニティを立ち上げる
コミュニティ内の導線づくりでコンテンツまで参加者を誘導する
コンテンツ時に参加者同士の繋がりをつくる
コンテンツ後もコミュニティ外のSNSで繋がるきっかけをつくる
SNSでのイベントの盛り上がりが次のコミュニティへの集客になる
コミュニティ内だけの繋がりだったのが、SNSでの繋がりとなり、
日常の繋がりへと発展していく
その盛り上がりが周りの人へとコミュニティの雰囲気を伝え、
コミュニティに興味を持つ人が出てくる
流れで見るととても簡単そうで、意外とそんなにスンナリいかないやつですが‥
コミュニティデザイナーは、こういった「継続したコミュニケーション」が発生する仕掛けをつくっていく人なわけです
もちろん、繋ぐ先はSNSに限らず、です
コミュニティ内でのチャットに繋ぐ、オフラインでの親密を深めるコンテンツに繋ぐ、など、そのコミュニティの目的や課題に合わせて、次のコミュニケーションに繋いでいきます
かなり簡単に平たく書いていますが、それぞれの考え方や価値観がある参加者の方を次のコミュニケーションへ繋いでいくというのは、なんとまあ奥が深いことか、と感じてます…
↓そしてコミュニティデザイナーが、なぜそんな仕掛けができるか、も私なりに考えてみました
「人との関わりから生まれる影響」への想像力が異常
コミュニティデザイナーの視点で様々な情報が入ってくるようになって痛感しました
まず何よりも、人や場に対しての想像力が異常です
1つの発言や発信内容から、
「それを受け取る人がどんな感情になるか
どんな行動に繋がるか
その周りにいる人はどのような行動に繋がるか」
こういった、人と人が関わるときに起きる影響の想像力が異常です
その場でのインタラクションがある状態はもちろん、ない状態での想像力に長けてると感じます
水面に一滴落ちた時にどんな大きさの波紋になるのか、
その水が何色になるのか、を想像して
使う言葉や発信方法、参加者の導線を考えていきます
この想像って、割と直感的に浮かぶもので、説明が難しいなと思いましたww
そして、とても繊細な行為の積み重ねのため1つ1つを説明しても
「それで…?それだけのこと…?」と感じられるかもしれないなあ、と…w
(これまでの経験で、わたしの説明下手を感じてます 😂)
めげずに、1つ具体例を記載しておきます!←
コミュデザチームで運営している「BAR大人の寄り道」という期間限定コミュニティでのお話です
「BAR 大人の寄り道」では、コンセプトに合わせて、最初に「スマホや時計」から少し距離を取るようなアナウンスを入れています
「BAR大人の寄り道」では、毎日誰かや何かのために頑張る人に、ホッと緩んで自分を取り戻すような時間を提供したいと思ってます
だからこそ、場の温度感や雰囲気を大切にしていて、参加者の方がスマホに熱中する時間はつくらないようにしたいと考えました
なので、「誰のためでもない自分のため」の時間を存分に味わってもらえるためのアプローチの1つとして、会の最初にアナウンスを入れています
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「オトヨリの楽しみ方のポイントです
状況が許すのであれば、スマホや時計はバッグにしまって、”自分のための時間”を楽しんでみてください」
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このアナウンス、”注意事項”とすることも可能だし、
”スマホを入口で預かってしまう”こともできるんですよね
事前に参加者用のオープンチャットで伝えておくこともできる
受付で1人1人に伝える、紙で張り出しておく、など選択肢はまあまああります
でも、温度感が間違って伝わらないように、こちらの笑顔が参加者に見える状態で、他の情報と合わせて「楽しみ方」としてお伝えすることにしました
当日には、アナウンスもみなさんの顔を見ながら、語尾を変えたり調整をする
そういった、コミュニティやコンテンツができるまでの
小さな小さな設計を繰り返して時間・空間をつくり、次に繋がるコミュニティを設計していきます
オリジナルデザインがコミュニティを選ぶ理由になる
コミュニティデザイナーは、大小のカケラを拾い、
大小さまざまな設計を繰り返し、次に繋がるコミュニケーションを生んでいきます
だからこそ、画一的なデザインは生まれないんですよね
コミュニティを創っていく順番など、大枠はありますが、
「これをやればOK!」という画一的な金太郎飴のパターンはないと思ってます
なぜなら、同じ型、金太郎飴のようなコミュニティになるのであれば、あなたのコミュニティを選ぶ理由は少なくなるからです
「あなた」という人をすでに知っていて、”あなたのつくるコミュニティに入りたい”、という方とだけ繋がれば良いのであれば、画一的なやり方も
ありかもしれません
コミュデザに頼まず、自分で応用を考えてみるのも、もちろん良いと思います
コミュニティデザイナーが「正解を持っている」というよりも、
あなたの中にあるものを一緒にデザインにおこして設計していく人、です
お家の注文住宅でお打ち合わせを重ねてつくっていくイメージに近いかもしれません
希望やニーズを引き出して、家族の生活スタイルなんかも聞き出したうえで、部屋の数や家事動線をデザインし、壁紙やコンセントの数を決めていく
そんな風にあなたのオリジナリティをコミュニティに反映していくのも
コミュニティデザイナーの役目です
コミュニティはオンラインサロンに限らない
「コミュニティ」と聞くと、オンラインサロンを思い浮かべる方が多いように感じますが
コミュニティデザイナーとしてご一緒させていただく枠は、オンラインサロンだけに限定していません
企業内のチームなどのコミュニティ
講座内の繋がり
商品やブランドのファンの繋がり
などなど、コミュニティの枠は意外と広めです
そう考えると、コミュニティって意外と周りにありませんか?
そんな時に、「継続的なコミュニケーションをつくっていきたい」、と思ったら、ぜひコミュニティデザイナーとお話してみてください
コミュニティデザイナーにも強みがある
コミュニティデザイナーと一言にいっても、人によって考え方も強みも違います
例えば、わたしはヒアリングでその人の奥に迫るような問いを投げることや、アイデアをブレストしていくのが得意
逆に、決めたことを着実に実行したり、逆算して日々のタスクを設定しておくのは苦手です…
他にも、企業に努めていた経験も長いので、企業で発生する悩みや問題などもだいたい理解できます
逆に、個人事業主の悩みは体感したことがなく、先手で想像しておくのは難しいです
と言ったように、得意不得意があるので、気になるコミュニティデザイナーがいたら、対話してみるのがおすすめです
(何事も、なにをやるかよりも、誰とやるかが大事と思ってる)
ちなみに、わたしがチームを組んでいる通称「コミュデザ」は、得意が全員バラバラww
なので、チームでご一緒すると1人で得意も苦手もデザインするのではなく、得意な人が得意分野を全力で発揮できるのが強みです
あなたのコミュニティにとって、両想いのデザイナーと出会えますように😊
さて、「コミュニティデザイナー」の一面を覗いていただけたでしょうか…?
ここまで読んでくださったあなたは、きっとコミュニティに興味があるのでは…
SNSでコミュニティについても発信していたりするので、繋がってもらえたら嬉しいです!
いちゃる
X 日々誰かと交流したり、言語化の備忘録を呟いていますhttps://twitter.com/icharu_40mom
インスタ コミュニティデザインについて発信してます
https://www.instagram.com/icharu_mom/?hl=ja