#6 配属先は姥捨山!?
しんどいながらも仲間に支えられた2年間の忙殺系パン屋を無事卒業するとともに、無事に国家試験を合格、晴れて看護師になった春。
世間は、COVID-19…そうコロナ禍でした。
国家試験の翌日はまだ新型肺炎ってなんだろうね〜と言っていた頃でしたし、「また卒業式ね〜」と皆就職までの1ヶ月半を楽しむ準備が万端でした。
しかしあれよあれよとクルーズ船で感染が起き、有名人が亡くなり、世間はどんどんと「コロナ禍」になって行きました。その間に卒業式後の謝恩会が中止になり、その後卒業式も中止になり、就職先から「3月中に海外に行かれましたか?」という連絡があり、マスクの生活が始まりました。
その中でも、引越しをして、新しい場所で、そして何より親元を初めて離れての社会人生活を歩み始めたのです。
研修日最終日に告げられた衝撃の事実
2週間の座学期間を終え、明日からついに病棟勤務という日。
各病棟の師長と病棟ごとの新卒看護師が挨拶を済ませる中、私たちの前に来たのは師長と看護部長でした(看護師の長です)。
「とっても言いにくいのだけど…皆さんの病棟は今日からコロナ病棟になるので、今日コロナ病棟になる前に先輩たちに挨拶に行って、そのまま皆さんを受け入れてくれる病棟に移動します。いつ元の病棟に戻れるかは未定ですが、いつか戻れると思いますので…」
と看護部長が直々にお話をしに来ました😇
看護部長の言うとおり、数十分後にはコロナ病棟として閉鎖空間になる病棟で「初めまして、本当は所属する予定ですが、コロナが落ち着くまで他病棟で頑張ってきます、よろしくお願いします」というような、意味不明な挨拶を交わして、そのまま代わりに受け入れてくれる病棟に行きました。
その道中、同じ所属だったメンバーの中の、内部就職(附属の専門学校からの就職組)の人に次行く〇〇病棟ってどんなところ?と聞くと、「実習で当たったら、みんなでオワタ〜😇って2週間の死を覚悟する病棟」と教えてくれました。
後に先輩たちに聞いた時に言っていたのは、
「姥捨山」であるとのことでした。そう、どの病棟でも厄介者扱いされるようなお局さんが集まる病棟という意味です。
しかし、そこから病棟で挨拶をしたり急遽所属変更で同部署になったメンバーと病棟師長との座談会などでは、姥捨山感がなく拍子抜けしたのを覚えています。
病棟勤務開始
病棟勤務前日に所属が変わった病棟は、産科婦人科がメインではあるものの、女性であれば老いも若きも関係なく、なんならそこまで重症でなければどの科が来る可能性もある病棟でした。とは言え、他の病棟のように毎日急変患者がいたり、誰かしらを看取ってという病棟ではなかったので、急性期病棟にしては落ち着いている方でした。
そう、患者は皆女性。産科もあることで、助産師さんも所属していて、スタッフは医師・薬剤師さん以外は全員女性……そう、ここでまた女性の園です😇
大学の看護学部で1割の男子学生がいたように、今の時代男性看護師が各病棟に所属していることが多いのですが、女性患者のみの所属病棟は、スタッフも女性で編成されていたのでした。
(ここまで女性ばかりに縁があるなんてね…女性だけって気楽なところもあるけど、めんどいこともあるんだよね…)
病棟での勤務の中のあれやこれやは、また今度…
次回も前説みたいな話になりますが、読んでくれたら嬉しいです☺️
余談
〜女性に縁があるのか男性に縁がないのか?〜
女性病棟で勤務した数ヶ月後やっと帰省した頃、母親の知り合いで占いをしている方に見てもらったことがあります。
「四柱推命」を用いた占いで、生まれた生年月日から生まれ星?を見てその人の人生を占う方法をされましたが、その結果を見た第一声は
「あなたの星、関わる人には問題ないしむしろ先輩や同僚、友達には恵まれるみたい。
ただ、恋愛も結婚もまっっっったくない星ばっかり」
でした。
知ってるぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!それ具現化したような人生だから知ってるううううううう!!!!
つまり女性病棟に急遽異動だったのも、星の導くままだったってことですね😉⭐︎
とはいえ、人に恵まれるって言われたしまぁいっか〜!
余談でした😊
また次回お会いしましょう👋