新人ナース、出会い系で憂さ晴らししようとするが、、、、、
A君(彼氏?)の存在が鬱陶しいのと、病棟にいるのもしんどいし、病棟が見える寮にいてもちっとも安らげず、買い物すら面倒で、ろくに食べず
毎日、鉛のように身体が重く鬱っぽかったです。
D先生もいなくなり、ぽっかり心に穴も開いており、電話する相手もおらず、でも誰かと関わりたい。
この気持ちをどこに向けたら、、、、
同期もいないし、苦しい、こんな時はテレクラに電話をしていました。
危ない、危ない。
そこで適当に会える人を探していたら、同じ年の子に「クラブに行かないか」と誘われ、クラブなんて初めてだし、行ってみたいという誘惑に駆られ、思いっきりミニスカートを履いて寮を出ました。
はっきり覚えていないですが、細身のチャラ男でした。
2人で隣の県の最大級のクラブに電車で行きました。
入った瞬間、騒音、爆音の中、美人も、ブスも、細身も、デブも踊り狂っていて圧倒されました。
細身のチャラ男は得意そうに踊れないんだったら、2階から眺めながら飲もうか、と提案してくれて、一緒にエレベーターに乗りました。
そのエレベーターの中でチンピラ風の男性が、私にちょっかいを出してきました。
細身の男が、キレて喧嘩っぽくなり「大切な子やから」と守ってくれたことにズキューンとしましたが、特に何もなく、2階から踊り狂った人たちをただ眺めて飲む。
初クラブ、なんだこんな感じか、、、、うーん、が正直なところ。
細身のチャラ男はその後、自分のマンションに連れてってくれて、
仲間に会わせてくれたり、マンションでギターを弾いてくれたりしました。
その仲間のうち1人がとても私のことを気に入ってくれて、私も満更でもないかな、と思い距離が近くなりました。
細身の男が何かを察した様に
「おいおい、ここで何かを始めてもらっちゃ困るわ、な!」
別れ際、寮の連絡先を渡しましたが、いい感じの男が、車を持っていないことが分かり、何だか面倒だなと思いました。
電車で帰り深夜に寮まで歩いていると、ちょうど研修医たちがわらわらと病棟から出てきたところに出会し、
「おしんちゃーん、ミニスカートでどこ行ってたん、うちらは今、Iさんのオペ終わったところやで。」と現実に戻され
私の居場所はやっぱり病棟なのか、という気もしました。
で、次出会う人は車持ちを条件にしよう!と考え、次に出会う人には車で迎えに来てくれました。
かなり気があって、うちおいでよ、みたいなノリになって、
1人暮らしでもしているのかと思いきや、
普通の一軒家に通され、生活感たっぷりの居間を横目に階段を登ると彼の部屋がありました。以下Rさん
はっきりと覚えていないのですが、Rさんは若いのに非常に女性の扱いに慣れており、性行為で感じたことのない「快楽」を初めて感じた相手でした。
好きでもない人なのに、あれっ。
でも本能的に好きになったのかなと。
そうなると、執着してしまって、たびたび会うようになりました。
しかし、ある時Rさんの部屋にいつも通り通されたら、何か違う空気を感じました。
コップが2つ、フルーツカクテルの空き缶、お菓子、乱れた部屋。
女の気配を感じました。
「Rさん、これって、、、、、、」
Rさんは気にせず、いつもの様に覆い被さろうとしましたが、私は急に冷めて無になりました。
意地を張って機嫌悪く帰ってきました。
何だか全てが馬鹿馬鹿しく虚しくなりました。
一途に思ってくれる?A君には拒否反応。
正体不明のRさんには惹かれ、吸い寄せられたはずが、こんな結末とは。
また1人になったような虚しさが残りました。