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2月のボランティア(竹林整備)

草刈り・除伐のボランティアに参加している森林公園で、「竹林整備」の講座をする伺った。工具の使い方を教われるならラッキーと思い参加することにしたのだが、竹林の座学もセットとなっていて、非常に勉強になった。

※以下、素人の聞きかじりです。誤りはご了承ください。

【竹の歴史】
・竹は外来種:竹の約6割を占めるモウソウチクは、中国原産。江戸時代に日本に輸入
・当時の利用方法:日用品、茶道の道具、家壁、食用(タケノコ)など
・その後①:外国産木材やタケノコが輸入され、戦後の高度成長期に需要が減退
・その後②:高齢化や首都圏への人口移動で、里山の後継者不足が発生
・そして現状:
現在、里山の荒廃が進み、繁殖力が強く「竹」は地下茎を広げ拡大。その結果、1986年→2000年で香川県内で1.8倍に拡大。おそらく全国的な課題。

【竹の特徴】
・成長が早く、1年で15~20mに成長
・他の木より高く生えて、そこで葉を広げる
(その結果、他の木に光が当たらくなる)
・光合成した養分で地下茎を伸ばし、どんどん広がっていく
・地下茎は、地下60cm程と浅く、雑木林が竹林になると、山の保水力が低下
・腐りにくく、枯れても数年しないと腐葉土にならない

【所感】
竹の繁殖(成長スピード)が、他の植物との生存競争に勝ってしまい、竹林拡大が、動植物の生態系にも影響している知らなかった現実。
自然破壊や地球温暖化が社会問題になる世の中で、竹林が拡大しているなんて衝撃の事実。
成長する前段階である、4~6月の新しい芽が出る段階で刈ることを繰り返すと、数年で拡大が収まるそうな。(タケノコ狩りは重要な意味があるのかと感心)

ということで、午後からは竹林に入り、伐採の実習を体験。参加者全員、ヘルメットをかぶり、竹専用のノコギリを装着!
・竹の切り落とし
・枝払い
・輪切り
を体験しました。

今回の講座は、座学+実習がセットで、非常に勉強になりました。世の中には、知らないことが沢山ありますね。

以上

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