人工死産という地獄から日常に帰る
入院での人工死産はある意味劇的で、いろんな意味を与えたり、考えたりする時間ができた。
▼人工死産の経緯は以下の記事から。
12wでの人工死産(マガジン)
帰宅した瞬間からは、もういつもの時間である。
つい5日前の日曜日は胎児ドッグにドキドキしていたというのに、5日後の今日はお腹は収縮痛で痛み、わずかながらな妊娠グッズを片付け、妊娠前のいつもの日常が広がっている。
日常といっても、子どものいない産後休暇という持て余す時間が発生したので、自分でやることを決めて過ごさないといけない。そうでもしないと8週間の意味がない。意味を与えないと日常に馴染めない。未来を見ないと過去を見つめてしまう。
私が日常生活に戻るために、しよう!と決めたこと以下の通りである。
お金のこと
産後休暇などの資料を取り寄せたり、もらえるお金を調べ、出ていくお金で停止可能なものは停止した。
中期中絶扱いで月給にも迫るほどのお金が飛んでいったのにも関わらず、産後休暇は問答無用で休業である。つまり、有給さえ使えないので給料が出ない。これは目下の課題である。
・出産一時金
病院請求だが書類を書く必要あり…?確認中
・出産手当金
平均月額の2/3が支払われる制度。こちらは請求した2ヶ月後なので、無給期間はやはり発生する。
・高額療養費制度
こちらは年末調整ができないので、確定申告を行う必要がある。年末調整後の源泉徴収(1月ごろ発送)を受け取り次第、確定申告で対応する。
・任意保険への請求
手術ではなく分娩なので、支払い額は期待できない。※入っている保険による
が、入院の場合は日額が出るようにしているので個室代は賄えるため請求。
・NISAなどの積立の停止
貯蓄を切り崩すフェーズのためやむなく入金を停止。出産手当金が入れば復職後の給料がはいる次の月から再開できそう。
資格試験への申し込み
やろうやろうと思って諦めていた簿記を申し込んだ。本当はTOEICも受けておきたいが、今回は休みに集中したいので簿記に全力投球する。
仕事がない分、何か日常的にやることを設定すべきだと思った。
SNSを消す
これは入院中にすでに実施したが、InstagramとTwitterを消した。
見たい情報も見たくない情報も入ってきすぎるので、落ちたメンタルにあまりにも良くなかった。そして前から思っていたが時間をめっちゃ食う。
健康で文化的な生活にはSNSは不要だし、刺激的すぎると思った。
幸い、今までどっぷりTwitter廃人だったおかげで妊活や妊娠にあたっての情報は十分に得ているので、困らない。しばらくサヨナラしようと思う。
(ただ、何らか思いを発信したい性質があるので、noteにどっぷりしそう。寝転がりながらできることも魅力的。)
犬といろんな公園にいく
妊娠前の涼しい頃は休暇があった時は公園めぐりをしていた。
絶好の機会が最高の季節にやってきたので、車が混みやすい土日を避けて都内の公園も巡ってみようと思う。
夫と行きたいところにいく
想定以上に早い妊娠で、旅行をキャンセルしたので、妊娠できない期間に予約を取り直したい。
改めてキャリアを考え、職歴書を更新する
残念ながら生きた子ではなかったし、1/100の重さしかなかったが、子を産んで思ったのは人生を考え直すべきだということ。
強制的に立ち止まる機会が与えられたことで、自分の「仕事を死ぬまでやりたい」に対してもう少し真摯に向き合おうと思う。
今は、社会課題が解決できるような仕事をしたい思いが強くなっている。プロダクトの話なのか、手触り感の話なのか、自分の仕事・やりたい仕事を整理したい。
また、未来のためにも、ここで一度職歴書を更新しておきたい。昔転職した時に作成したものがあるが、2社目の仕事内容を全くまとめられていないので記載しておきたい。
(最近はGoogleドキュメントとかで作るのかな。パソコンが欲しくなるけど、iPadで意外と十分なことが多いので我慢している)
あとは転職サイトも確認しておきたい。転職はしばらく考えていない(特に子どもが産まれるまでは)ものの、自分がやりたい仕事を見て必要なスキルや求めている人物像を下調べしておくと今後必要なスキルが逆算しやすい。
※人材業界の人間としては安易にエージェントとキャリア面談を行うことはおすすめしたくない。(キャリアアドバイザーは転職を成功させることのプロで、転職1件につき評価される。なので、フラットに現職に残るか・転職を行うかをアドバイスできるかどうかはその人次第なところがある。別に”無理やり転職させてくる”みたいな転職業界の闇でもなんでもなくて、そういう仕組みなだけ。また、カウンセリングでもないのでその点は注意したい。かといってフラットにキャリアを相談できる、信頼できる場所がないのも事実。)
料理スキルを上達させる
社会人になってから忙しさを盾にまともに料理を作っていない。
毎日何を食べているんだが食べていないんだか、自分でもよく分からない。
病院食がレパートリーに富んで、栄養バランスが取れて、それでいて美味しかった。
1日のバランスが整って、日曜で作り置きができるようなレシピをこの休みの期間に溜め込みたい。
育休でやろうかと思っていたが、身軽なタイミングができたので図書館にでも行ってレシピ本を借りてこようと思う。
割とてんこ盛りだが一つずつ日常に組み込んでいこうと思う。