ラッキーdayの混ぜこぜ餃子
我が家の定番晩酌メニューは
【混ぜこぜ餃子】です。
いつも終電ぎりぎりまで仕事をしている夫は、月に1回ぐらい定時で帰ってくる日があります。
そんなラッキーdayは2人でキッチンに並び、お揃いのエプロンの紐を結び合い、窓から注ぐ夕日を浴びながら晩酌スタートです。
とりあえず冷蔵庫からキンキンに冷えた缶ビールを2本取り出し乾杯。
思いっきり喉を鳴らして気分爽快となったら、[餃子の皮・ミックスチーズ・昨晩のおかず]をテーブルに並べます。
そう、【混ぜこぜ餃子】の具は
『昨晩のおかず』です!
カレー、シチュー、グラタン、唐揚げ、麻婆豆腐、酢豚、肉じゃが、筑前煮、ポテトサラダ
和洋中 主菜 副菜 なんでもありです。
餃子の皮の包容力は底無し沼です。
「こっちはアタリとして肉だらけにしよう」
「ジャガイモだけは寂しいからチーズも入れてあげよう」
「シチューは難易度が高すぎるね」
「見てみて!ごぼうが皮を貫通しそうだよ」
普段は無表情で無口な夫が、この時だけは少年のような笑顔で饒舌になるので、そんな姿をつまみに私のビールは進みます。
全て包み終わったら、私がフライパンで焼いている間に夫はテーブルの片付けをしています。余った唐揚げを盗み食いしてる姿も少年のようです。ビールがますます進みます。
綺麗な焦げ目がつく頃に、夫が冷蔵庫から追加の缶ビールを2本取り出し改めて乾杯。焼きたての餃子をつまみながら
「やったーアタリだー!」
「麻婆豆腐は辛口のほうが合うね」
「次はエビチリでやってみようか」
なんて作戦会議を開いたりします。
いつ突然やってくるか直前まで分からないラッキーdayだから、あらかじめ特別な晩酌メニューを用意しておくことは出来ないけれど、冷凍庫に餃子の皮とミックスチーズを入れておけばあっという間に楽しくて美味しい晩酌タイムになります。
これからも新しい具に挑戦して、夫をよく観察して、美味しいおつまみをどんどん発見していきたいです。