卵の側に立つ

会社組織の変革期になり、私が担っていた一つの役目は終えました。

地球を背負った気分で全力疾走したので、やっと肩の荷が下りたものの、会社がシステマチックになる時に、私はその管理者にに入るだけのキャリアを積んでないという事実に直面しました。

入りたくて、入るためのキャリアを積んできたか?と言われれば、そんな風には生きてきませんでした。

だけど、女性の社会進出、男女の管理職比率、世界でも女性が活躍の場を広げら中で、決定する側に回れなかったことは、後悔があります。

ベンチャーに入って、システマティックに動くまでの期間を経営者の横で猛スピードで駆け抜ける、という、私が得意とする役割、発揮できてきた価値、に、改めて気づきました。

そんな中、ふと、エルサレムで村上春樹がしたスピーチを思い出しています。

「私は常に、卵の側に立つ」

私も同じ気持ちなのです。

組織に入って、卵の側に立つのは本当に大変で、組織と個人って2つに分ける必要はないのだけど、やっぱりそこには壁があるように思います。

組織の理屈に引っ張られずに、個人個人の気持ちを紡ぎ、集合体として存在したい、そんなことが体現できるのか、今はまだ未知数だけど、やってみたいと思っています。


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