カメがウサギに勝った 本当の理由。
他人と比べてしまい、
安心したり、不安になったり、
喜んだり、落ち込んだり、
やる気を出したり、なくしたりすることって
ありませんか?
モチベーションを維持するのって難しいですよね。
まわりに左右されずに、自分の人生を生きるには、
何が必要なのでしょうか。
そのヒントが、イソップ童話に書かれてあったので、紹介したいと思います。
⚫イソップ童話の『ウサギとカメ』とは?
「ウサギとカメ」といえば、有名なイソップ童話。
誰しも子どもの頃に、聞いたことのある話ではないでしょうか。
ウサギとカメが、
山の頂上まで、競争だ!と、かけっこをしますが、うさぎは、途中、昼寝をしてしまいます。
その隙に、カメが山頂まで先にゴールをする、というお話です。
なぜ、足の速いウサギが、カメに負けてしまったのか。
それは、ウサギが油断して昼寝をしたからです。
そのあいだにも、カメはコツコツと着実に歩みを進め、ついには、ウサギを追い越して、先にゴールをすることができました。
ここから、油断することなく、
コツコツ努力をすることが大事だと、子どもの頃に教わったものでした。
⚫ウサギがカメに負けた本当の理由は?
しかし、この話、よく考えてみると、
ウサギが負けた本当の原因は、
別のところにあった、ともいえるのです。
それは何だったのか。
一言でいうと、
ウサギとカメでは、「見ているところ」が違ったのです。
ウサギは何を見ていたのか。
ウサギは、「カメ」を見ていました。
だから、ノロノロとやってこないカメに、
「自分とあいつでは、実力の差は歴然だ。
あいつは、自分に勝てっこない。」と思い、
「しばらく昼寝してから、また走っても、楽勝だ。」と、休んでしまったのです。
それに対して、カメは、何を見ていたのでしょうか。
カメは、「ウサギ」ではなく、「ゴール」を見ていました。
もし、カメが、「ウサギ」を見ていたとしたら、、
ウサギが昼寝をしているのを見て安心し、
「じゃあ、自分もここらで..zzZ」と休んでしまったかもしれません。
しかし、カメはそうしませんでした。
カメが見ていたのは、ウサギでなく、ゴールだったからです。
だからこそ、歩みは、ゆっくりでしたが、
歩みをやめることなく、最終的に、
足の速いウサギに勝つことができました。
ウサギとカメの見ているところの違いが、
このような結果を生んだのです。
⚫目指す先を、定める。
相手に惑わされることなく、
ゴールをしっかり定めて、努力をすることの大事さが、
この話から、わかります。
私たちも、ウサギのような思いに、つい、なってはいないでしょうか。
人とばかり比べていると、
誰かを追いかけている間は、努力しますが、
相手に勝った途端、安心して、
努力をしなくなってしまいます。
これは、
大学生活でも、仕事でも、人生全体でも言えることかもしれません。
人生には、色々な競争が、あります。
大学受験や、就職活動、商品開発や、出世競争…
その時、自分の「見ている先」はどこにあるでしょう。
つい私たちは周りと比べて、一喜一憂してしまいます。
周りが自分よりよくできると、落ち込んだり、やる気を失ったり、反対に自分が人よりできていると、得意になって、努力をおろそかにしたり。
気づくと、周りに振り回されがちです。
もし、ゴールを見ずに、周りばかりに目が向いていたなら、カメに負けたウサギ同様、残念な結果に終ってしまうかもしれません。
⚫人生におけるゴールとは?
そして、もう一つ、大事なことは、
肝心の、そのゴールとは何なのかが、
はっきりしているか、ということです。
″人生は、大海原に漕ぎ出す船のようなもの。”
ゴールがない、とは、つまり、
大海原に出るのに向かう先が決まっていない、ということ。
行く先の定まっていない船は、いったいどこに向かうのか。
むやみに、船を走らせていたら、その先にあるのは、漂流か難破でしょう。
これでは、うまくいくはずがありません。
もし、ゴールが定まっていないとしたら、
それは、カメしか見えていない、ウサギと同じです。
子どもの頃に学んだ「ウサギとカメ」の教訓の1つは、コツコツ、一歩一歩、努力を重ねることの大切さでしたが、
もし、肝心のゴールがはっきりしていないとしたら、コツコツ頑張って、どこへ行くのか。
人生のゴールをきちんと定めておかないと
せっかくの努力も無駄に終わってしまいます( °_° )
では、そのゴールとは、何でしょうか。
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