「噬指棄薪」を考える
ぜいしきしん
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母と子の気持ちがお互いに通じることのたとえ。
「噬指」は指を噛む。
「棄薪」は薪(たきぎ)を捨てるという意味。後漢の蔡順が薪を採りに行っている間に来客があって、母が困って自分の指を噛むと、その気持ちが通じ、蔡順が薪を捨てて帰ってきたという故事から。
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指を噛む
薪を棄てる
四字熟語の内容は以上です
意味不明の内容です。
息子が薪を採りに行っている間に、
母に来客があり、母が困って指を噛むと、
それが息子に通じて、
急いで帰るため、採ったばかりの薪を棄てて帰った。
そういうことがあったことから、この四字熟語ができたとのことです。
母は、困ると指を噛むクセがあったようですが、変わったクセだと思います。
それだけを考えると、本質を見失います。
ここで大事なのは、「母の困ったという気持ち」が、
「遠く離れた場所で仕事をしていた息子に通じた」
ということです。
指を噛むことでなくても、「困った」という気持ちが、「なぜ息子が感じ取れたのか?」
不思議な「思いの力」とでもいいますか。
「強く思うと、離れた場所にいる人にも、思いを伝えることができる」
伝えたかったことは、こういうことなのではないでしょうか?
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