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日常 私見 ~ポリコレ~
日常シリーズについて
私が日常で経験したことや思想についてつらつらと記事にします。
近年のメディアは信ぴょう性に欠けると思っています。
財務省解体デモがあれだけ繰り返していたのに
大手メディアは取り上げていませんでした。
YouTubeも小手先で調べた内容を収入優先な誇大アピールばかり。
個人的には、
・経済系なら日経新聞
・政治系なら議員の公約と議事録
・国際系ならダークウェブ
が信頼できるソースだと思っています。
同じ共感をいただける方に対して、
私程度の実体験や思想でよければ
誰かの役に立つ情報を共有してみようと思ったことがモチベーションです。
Howな記事については、有料記事に設定してみようと思いますが、
すでに過去のことで現代では真似しようと思っても実現できないことは、
無料で公開をしていこうと思います。
読むと何が得られるか
私の日常での興味を箇条書きしてみると、
・政治動向(国内外政治・議員の推し 等々)
・経済(金策・節税・投資 等々)
・思想(無宗教ですが、最近は神道に興味があります。哲学も好きです。)
・ビジネス(業界・マインド・教育 等々)
・技術(最新技術・サイクル 等々)
・趣味(本・ゲーム・映像作品 等々)
などです。気分が乗ったときに記事を執筆してみたいと思います。
大体上記のようなテーマについて、
私の個人的な思考・ナレッジを共有したいと思います。
※考えを押し付けたいわけではなく、皆さんの意見も伺いたいなと。
端くれの意見に過ぎないので、鵜呑みせずぜひ意見交換を。
ポリコレ
概要
最近のポリコレ(ポリティカル・コレクトネス)は
偏り過ぎてメリットがすくないなと感じています。
元々ポリコレは
「多様性を認めることで得られる作品の魅力向上・経済効果」
があることが前提だと思うのですが、
実例を見ると上手くいっていないケースの方が多いと感じます。
私なりに見聞きしたことをまとめます。
考察の結果行き着く私の結論は。
ポピュリズムもそうですが、
白黒をハッキリさせようとしすぎだと思っています。
日本人だからかもしれませんが…
グレーな部分を楽しむ感覚というか心の豊かさが必要だと思います。
なので、ポリコレを推進するというのは偏っており、
これがポリコレだ。と定義すること自体がおかしいのだと。
大衆意見の中でポリコレってこういうことだよね。
といった風に、議論を通じて意見の外郭が形成され、
徐々に最適化されていくことが重要である。
という結論に至りました。
経緯
私は「差別と区別」は異なった見方をすべきという意見です。
・差別:悪意を持って分け隔てること
・区別:悪意なく効率のために分け隔てること
というざっくりとした考えを持っています。
なので、「xx人だ」と形容することはニュアンス次第で
差別にも区別にもなる言葉だと考えます。
ただ、表現の自由を奪うことには反対です。
語彙が減ると日本のよき
微妙なニュアンスの形容が損なわれるためです。
「多様性とは何だろう」と思考することがあります。
ディズニー映画のアリエルで黒人俳優を抜擢したことに
多数の賛成・反対意見が当時あったことを思い出し
「ポリコレ」について少し思考してみようと思った次第です。
調べたこと&知ったこと
調べるとポリコレに対して様々な意見があることがわかりました。
ポリコレに関する議論が特に活発なのは「作品の魅力」についてです。
今回は「作品の魅力」「経済的効果」をテーマに
ポリコレについて整理してみようと思います。
~作品の魅力(定性的な観点)~
よくある否定的な意見として
・作品の本来のテーマがぶれる
・不自然で説教的な内容に感じられる
・原作クラッシャー
・期待値とのズレ
などがありました。
一方、肯定的な意見として
・これはこれで新しい作品(現代的な解釈)
・新しい視聴者層の獲得
・ブランドイメージの向上
などがありました。
作品に対する感想は千差万別なので
様々な意見があるのは良いことだと思います。
どうしても感想レベルの話だと定量的に出ていないので、
どちらの主張が良いとも一概に言えない状況です。
~経済的効果(定量的な観点)~
経済的効果が出ているケース
・新しい市場や視聴者層の獲得
事例:
「ブラックパンサー」は黒人コミュニティをターゲットに
世界興行収入13億ドルを超えた。
・ブランドイメージの向上
事例:
ディズニーの「多様性重視の方針」によりディズニープラスなどのサブスクリプション契約数の増加に寄与した。
➡これは切り取り方によって数字の信ぴょう性が怪しいなと感じます。
・商品化や関連収益
事例:
「リトル・マーメイド」の黒人アリエル人形は
黒人層親たちの間で高い支持を得ている。
➡これも具体的な数字がポリコレと紐づいているのかは怪しい。
経済的効果が出ていないケース
・既存ファン層の離脱
事例:
「スターウォーズ」新三部作では従来のファンが視聴しなかった。
「スカイウォーカーの夜明け」は興行収入10億ドルの壁を越えられず。
➡ポリコレだけのせいとも言い切れない
・批判による追加コスト
事例:
「エターナルズ」は多様性をテーマにしたが、
興行収入が期待値を下回り、約4億ドルの収益にとどまった。
・グローバル市場での受け入れの難しさ
事例:
「ライトイヤー」は中東や東南アジアなど一部の国で上映禁止
約2億ドルの機会ロスに見舞われた。
・投資対効果の低迷
事例:
「カウボーイビバップ」は過剰な改変がファン層の反感を買い、
わずか1シーズンで打ち切りに。
一概にポリコレのせいとも言い切れませんが、
下表を見ても、デメリットな部分の方が若干色濃く出ています。
$$
\begin{array}{|c|c|c|c|} \hline
事例 & 期待収益 & 実際の収益 & 損失/収益 \\ \hline
ブラックパンサー & $1B & $1.3B & +$300M \\ \hline
エターナルズ & $600M & $400M & -$200M \\ \hline
スターウォーズ新三部作 & $1.5B & $1.1B & -$400M \\ \hline
ライトイヤー & $500M & $226M & -$274M \\ \hline
\end{array}
$$
個人的な見解
ここまでまとめてみましたが、
少数意見を優先したことで抑圧される大衆意見による経済損失が大きい。
と感じました。
企業として活動している限り、営利を求めるのは当たり前な姿勢であり、
経済損失によって経営が傾いては、それこそ作品が損なわれてしまいます。
ビジネスマンとしては、
数字が取れるならやればよいし、
取れないならやらない方がよいと考えます。
経済損失につながった作品に関しては、
期待収益に対するエビデンスが不明瞭なまま何となくの意思決定で
白黒決めた経営がよくなかったのだろうと思います。
私はクリエイターさんリスペクトなので
良いものを作っているのに売れない…
という状況は絶対に作ってほしくないなと思います。
コンテンツは減ってほしくないので、
制作会社には存続をしていってほしいという考えがあります。
なので、大衆の意見が二分されているような話題に対して、
リスクを背負った、博打的な動きはしてほしくないなと思います。
ただ、中庸なスタンスを作品に反映していくことには賛成です。
作品を通じて解釈に対する議論が白熱し、
グレーな部分に対する外郭形成が期待できるからです。
あとがき
最近トランプ大統領が就任し、
多様性・トランスジェンダーに関する
バイデン氏の大統領令を撤廃しました。
トランプ大統領はビジネスマインドを持った方なので、
経済合理性がないものに対しては
No!というスタンスがはっきりとしています。
トランプ大統領の支持率はうなぎ登りなわけですが、
大衆意見としても経済合理性が求められていること裏付けだと感じます。
ポリコレも経済合理性が認められない限りはNo!なのだと思います。
白黒どっちがいい?という二択に対して。
・アメリカ:どちらかしか選べないが選ぶ自由はある
・日本:どちらも選べないという選択が選べる
という違いがあると思っていて。
その違いが日本作品の表現の豊かさにもつながっていると感じています。
そういう意味で、
日本こそが世界の多様性をリードしていける唯一の可能性を秘めている。
と思っているので、
グレーを探求していく議論が国内でもっと活発化してほしいなと思います。
(つまり、もっと意見はぶつけ合った方がよい。)