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日常 ビジネス ~ダメな企業の特徴~


日常シリーズについて

私が日常で経験したことや思想についてつらつらと記事にします。
近年のメディアは信ぴょう性に欠けると思っています。
財務省解体デモがあれだけ繰り返していたのに
大手メディアは取り上げていませんでした。
YouTubeも小手先で調べた内容を収入優先な誇大アピールばかり。
個人的には、
・経済系なら日経新聞
・政治系なら議員の公約と議事録
・国際系ならダークウェブ
が信頼できるソースだと思っています。
同じ共感をいただける方に対して、
私程度の実体験や思想でよければ
誰かの役に立つ情報を共有してみようと思ったことがモチベーションです。
Howな記事については、有料記事に設定してみようと思いますが、
すでに過去のことで現代では真似しようと思っても実現できないことは、
無料で公開をしていこうと思います。

読むと何が得られるか

私の日常での興味を箇条書きしてみると、
・政治動向(国内外政治・議員の推し 等々)
・経済(金策・節税・投資 等々)
・思想(無宗教ですが、最近は神道に興味があります。哲学も好きです。)
・ビジネス(業界・マインド・教育 等々)
・技術(最新技術・サイクル 等々)
・趣味(本・ゲーム・映像作品 等々)
などです。気分が乗ったときに記事を執筆してみたいと思います。

大体上記のようなテーマについて、
私の個人的な思考・ナレッジを共有したいと思います。
※考えを押し付けたいわけではなく、皆さんの意見も伺いたいなと。
 端くれの意見に過ぎないので、鵜呑みせずぜひ意見交換を。

ダメな企業の特徴

概要

これまで私は売上1兆円以上の企業だけを渡り歩いてきました。
就活生の人気No1企業から始まり、
外資を経験してみたくてGAFAへ行き、
今は全く異なる業界へのチャレンジを現在しています。
いわゆる大企業を渡り歩いてきて、
様々な取引先の方と接する中で自分なりに
ダメな企業の特徴がそれとなく分かってきた部分がありますので。
今回はそれについて記事を書いてみようと思います。

個人的にはバブル期のような英華を日本企業に!
と思っている節があるので、
ダメな企業を否定したいのではなく、
これを見て合致しているな〜と感じたら
真似して改革するぞって仲間が増えて欲しい。
そんな想いで綴ります。

経緯

実家が自営業だったこともあり、
私なりにサラリーマンへの憧れがありました。
カレンダー通りの休み、家族旅行などなど。
幼少期にはサラリーマン家庭の友達を羨ましく思っていました。
就職か開業かの選択を迫られた時、
サラリーマンという世界を満遍なく経験してから開業しようと思いました。
そんなこんなで就活へ向き合いました。

昔から自己表現は得意なタイプだったので、
どうすれば採用側にウケが良いかは感覚的に分かっていた部分もあり、
就活生人気No.1の企業に無事就職することができました。
このノウハウは現在転職活動をする際にも活きています。
GAFAレベルでも通じたので、ニーズがあれば記事にしてみようと思います。

大企業を渡り歩くとたくさんの取引先企業を垣間見ることができます。
そんな中で人が抜けていく、モチベが下がるといった
ダメな企業の特徴が少しずつ見えてきました。
私がこれまで所属してきた企業もダメな部分はもちろんあります。
現在所属している企業であっても例外ではありません。

新人の頃は環境の良し悪しが左右する部分が多分にあると思うのですが、
キャリアアップして裁量が増えたこともあり、
環境のせいばかりにしてもいられなくなってきました。

逃げ癖がついてしまうと、
環境から逃げているようで、実は自分から逃げるようになります。
こうなってしまうと自己成長が難しくなってしまい、
魅力がない社会人が生まれてしまうなと考えています。
そう思い、今はしょうもないことの改革にもチャレンジしています。

自分の実体験なので正解でないこともあるとは思いますが、
改革を進めることでダメな企業の組織文化も変わってきた実感があります。
端くれの考えではありますが、誰かの参考になればと思います。

ダメな企業の特徴と改革の仕方

ダメな特徴を挙げて、自分なりに工夫してみたことを記述します。

~業務分掌が不明瞭 or 厳格すぎる~
業務分掌が不明瞭な会社は組織におけるミッションが曖昧であり
それによりメンバーが何が正解かがわからなくなります。
また、出来る人が幅を利かせて働く分生産性の低い人間が量産されます。
その結果、頑張っている人が正当に評価されない環境が生まれます。

一方で厳格すぎる場合も、これは自分の仕事ではないからと
自分の限界を越えようとしなくなり、個人の成長が止まります。
いわゆるコンフォートゾーンから抜け出そうとしません。
ジョブ型で外国的とも言えるのですが、
日本企業でこれをやろうとすると大体失敗します。
真面目すぎるのです。

私なりの解決方法:
業務分掌は組織間でお見合いになってしまった際に役に立ちますが、
あえて細かく定めすぎず、
能動的に組織間が補完し合う関係が望ましい姿だと考えています。
こういった組織にしていくために下記のようなことをしています。

・「あなたのミッションは何ですか?」という問いを
 Will・Can・Mustの3パターンでニュアンスを変えて一人一人に問う。
 →自分の口に出すことで自覚を促し責任感を醸成させる

・自らが率先して周囲の人の仕事を巻き取っていく
 →これは賛否が分かれるのと、そもそも自分に余裕がないと難しいですが
  仕事を奪われる雰囲気を醸し出されると焦りから頑張り始めます。
  特にいわゆる老害に対して効きます。
  コツとしては、若手を育てて複数人で囲って
  巻き取られる雰囲気を醸成することです。
  やってやった感を出さないことがポイントです。

~意思決定プロセスが機能していない~
決めるべき人が決めるべきことを決められない組織は崩壊します。
説明のための資料を作るので非生産的です。
そして頑張って作っても決定がなされないことで社員が疲弊します。
その癖そういった会社ほど責任と裁量が伴っていないことが多いです。
これではやりがいも感じられません。
結果的に人が離れていく環境が生まれます。

私なりの解決方法:
・上層部へは、やる or やらないのクローズドクエッションで詰めます。
 そして決まらなかった場合は
 「こういうことが起こりますが、そう判断したのですね。」と
 念を押します。
 →これを地道に続けると突き上げ感を感じてプレッシャーがかかります。
  念を押す姿は別の誰か、特にその上の上司がいる場が望ましいです。
・自身が意思決定する立場だけど自身に裁量がない場合は
 部下の提案は決定が下るまで自分より上への説明は全て自分が行います。
 →これは当たり前じゃんと思うかもしれないですが。
  現場の人間が上司の上司に説明をしているケースって結構あります。
  部下の負荷は結果として組織の生産性が著しく低下します。
  なので、火の粉は自分が請け負うのです。

~コーポレート機能が足を引っ張る~
稟議・購買・発注、稼働投入等々のいわゆるコーポレート機能が
紙申請だったり押印が必要だったりというのは最もムダな時間です。
ほとんどの社員にとって、これらの仕事は非生産的なものです。
売上につながる生産的な時間を増やした方が良いなんてことは
誰だって分かっていることです。

私なりの解決方法:
・コーポレートスタッフを定期的にジョブローテさせる
 →そもそもコーポレートスタッフの現場感覚やコスト意識が低いので
  定期的に現場のリアルを経験させることで
  企業にとって生産的な仕事をしている人たちの時間を奪うことに対し
  罪の意識を持たせます。

~仕事は楽しくを履き違えている~
馴れ合うことで楽しい職場になると勘違いしている人がいます。
否定すべき場面で批判的な意見が上がらないのは組織として致命的です。
こういった組織は一見良い職場環境に見えますが、
売上は不思議と落ちていくのです。
仲良くするなということではなく、
お互い生産的な議論を活発にすることが大切です。

私なりの解決方法:
・自分を棚にあげてその場で否定しなかったことに対して注意する
 →否定する << 意見しない という正しい優先順位を根付かせます。
・論理的に正しい方に味方をする
 →あくまで自分はフラットであることを行動で示します。

〜個人間のチャットが多い〜
これは赤信号です。
オープンに質問ができない環境、変な気を使わせている職場環境です。
個人間でのチャットが増えると例えば下記のようなことが起きます。
・組織の当たり前の間違えに気づくチャンスを失う
・オープンに質問ができない雰囲気が根付く→一向に明文化されない
・ナレッジが特定の個人に偏る→属人化する

私なりの解決方法:
・積極的にオープンチャットで会話させる
 →勇気を出してオープンチャットに投稿してくれたら、
  まずはそのことに対して褒めてあげる。
  聞いてもいいんだという意識を芽生えさせる。

〜個人の目標に対し日常的なフォローがない〜
上司が適正な評価ができていないとか
そんなことは大体上司のスキルが低いだけなので
実は組織的には局所的な問題なのです。
それより問題なのはスキル云々を抜きにして、
上司が部下の個人目標を日常的に観測していないことが一番の問題です。
スキルが低くても出来ることなのですが、
これが出来ていないと評価面談の時だけに評価する形になります。
結果しか見られていないことで部下は反発心が生まれます。
特にZ世代は一緒にTryしてくれる上司を求めています。
自己実現のために日常的なフォローが上司からないと謀反が起きます。

私なりの解決方法:
・1日1日の成果物をマイクロマネジメントするよりも、
 今日はどれだけ目標にコミットができたかを日々会話する。
 →常に一緒にいられなくても、一緒に考えてくれていると感じられます。

~会議時間が長すぎる~
これはあるあるだと思います。
決定事項が明確にないままにダラダラとコストの高い会議が多いです。

私なりの解決方法:
・1議題15分に収まるように分割させる
 →人間の集中力はもとよりそんな持たないのですコンパクトにします。
・宿題事項が調査が必要に至ったら当日中に調べ、当日中に議論を終結する
 →宿題事項を翌日以降に持ち越すことで、
  再び会議を開催した際に復習の時間を要してしまいます。
  当日中であれば、復習の時間が不要なので効率が良くなります。
・レビューなど読めば良いものは非同期にレビューする
 →予定表にこの時間に読んでおいて!という予定を確保させます。
  対面でのレビュー重視すると柔軟な働き方を阻害する要因になります。
・発言のなかった参加者は次回は呼ばない
 →これは先の馴れ合いの件とも関連しますが、
  他のタスクをやってもらった方が良いので合理性を求めてそうします。

個人的な見解

まだまだたくさんある気がするのですが、キリがないのでこの辺りで。
上記のようなダメな部分を改革する際には3人の共感者を集めること。
これを意識しています。
3人集まるとなんとかやらで、集団意識で共感の輪が広がりやすくなり、
徐々に組織を改革するマインドが根付いてきます。
いきなり自分の意見に対して共感を求めるのではなく、
まずは相手がどういった考えを持っているのかをヒアリングし、
徐々に自分の考えとの共通項を探っていきながら共感を広げていくのです。

現在、日本企業は一部再評価され始めています。
リクルートが仕掛けた転職文化ですが、
魅力的な環境も環境依存な人ばかりだとすぐにダメな環境になります。
事実Amazonの中途採用の基準の1つに
現在社内にいる人よりも50%高いパフォーマンスを発揮する期待が持てるか
という基準があります。
これは、環境依存な人を誤って採用しない抑止力につながっています。

折角何かの縁で訪れた環境なので、
ここで何かを成し得るまではやってやるという意識を持って
改革される日本企業が全国に増えていくと良いなと切に願います。

あとがき

・これはうちの会社もあるな〜
・こういうのもダメな企業の特徴じゃない?
・自分はこうゆう工夫をしているよ〜
など、ぜひコメントいただけると嬉しいです。

今の職場に魅力がないと感じている方も
私の真似をしてみて3ヶ月は様子を見てほしいなと思います。
最初の1ヶ月で共感者が3名作れていれば、改革できる可能性があります。
まずはそこを判断基準にしてみてはいかがでしょうか。

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