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三者三様のBACKS LIVE in 2024
9th Single BACKS LIVE!!が大成功で幕を閉じました。
BACKS LIVEってなんであんなに楽しいのでしょうね。
さて、2024年8月末時点で、今年は3度開催されたBACKS LIVE。
振り返って感じるのは、それら3つのBACKS LIVEはすべて見事にコンセプトが異なっており、またそれが各座長の特長を表象しているなと。
私が感じたコンセプトを端的に表すと、
7th Single BACKS LIVE!!では「逆境と不屈」
8th Single BACKS LIVE!!では「情熱と解放」
9th Single BACKS LIVE!!では「愛と矜持」
BACKS LIVEの名は同じでも、そこから得られる感情はまるで違ったなと。
7th Single BACKS LIVE!!
井上梨名が座長を務めたBACKS LIVE。
「逆境と不屈」
MCで語られた、メンバーの言葉が強く心に残っています。
グループ加入時から共に活動してきた三期生は、7枚目シングルで選抜とBACKSに分かれた。別々で活動するのは、体だけじゃなく心も離れてしまうんだなって悔しくなった。そう語ったなぎ。
一期生ながらに振りを覚えられるか不安で仕方なかった莉菜ちゃん。
BACKSメンバーとして活動することは悔しかったが、このBACKS LIVEは自分を変えるチャンスだから絶対逃したくないと自身を奮起させたいのりちゃん。
BACKSメンバー各々が抱える負の感情。それでも臆せず、努力を絶やさない姿。
こうした、ある種の泥臭さと美しさ、逆境を乗り越えた姿を見届ける機会がこのBACKS LIVEだったように感じます。
後に分かった話ですが、この時期のいのりちゃんは多忙を極めていたようで。
7th Single BACKS LIVEだけでなく、8thシングル制作やサクラミーツ新年会、小林由依卒業コンサートなど。とにかくハードなスケジュールと言わざるを得ません。
忍耐強く、目の前のチャンスを確実に掴もうとするいのりちゃんが座長であったから、周りのメンバーも信じてついてこれたのでしょう。
素晴らしいライブをありがとう。
何より、お疲れ様でした。
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8th Single BACKS LIVE!!
武元唯衣が座長を務めたBACKS LIVE。
「情熱と解放」
今までのBACKS LIVEのイメージを180°変えると断言した唯衣ちゃん。
その言葉通りBACKSメンバーの強さを前面に押し出したライブであり、終演後の感想は「楽しすぎた」の一言に尽きます。
幾つか抜粋するなら以下の楽曲でしょうか。
ずっと 春だったらなあ (C:向井)
僕たちのLa vie en rose (C:小島)
Anthem time (C:幸阪)
Dead end (C:小田倉)
マンホールの蓋の上 (C:村山)
その楽曲を披露するのか、と楽曲自体に意外性のある楽曲。
まさかそのメンバーが、とセンターに対して意外性のある楽曲。
これでBACKSなのか、と圧倒するパフォーマンス。
表現の幅、表現の深さに心揺さぶられ続け、感情が沸き上がりました。
熱い。とにかく熱い。
そして最終日のダブルアンコール。
このライブが大団円を迎えられた要因であることに疑う余地などありません。
楽曲に込められたメッセージを忠実に届けることよりも、解放されたあの空間をただ楽しむことを重視したパフォーマンス。メンバーのとびっきりの笑顔。笑みが溢れた歌声。
楽しすぎるあまりに涙してしまったのは、後にも先にもこの『油を注せ!』だけです。
とにかく熱いライブ。感情をぶつけ合ったライブ。
あらゆるしがらみから解放された、幸せに満ち溢れたライブ。
なんというか、最高でしたね。
この日を忘れることはありません。
ありがとう、パワフルガール。
唯衣ちゃん、ありがとう。
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9th Single BACKS LIVE!!
石森璃花が座長を務めたBACKS LIVE。
「愛と矜持」が強く表現されているように感じられました。
櫻坂46では新参者にあたる三期生の璃花ちゃん。
先日の東京ドーム公演にて9th Single BACKS LIVE!!開催が発表された際には、緊張や不安からか言葉を詰まらせていた様子が印象的でした。
以後もそうした不安をずっと抱えていたはずですが、その不安を和らげたのは他のBACKSメンバーの矜持だと思っています。
多くの苦難を乗り越えた先輩として。
長く苦楽を共にした同期として。
そして、同じ櫻坂46のメンバーとして。
それこそ、過去にも璃花ちゃんが不安に襲われている場面を我々は知っているはずです。
研修合宿後の三期生BANにおいて、センターの重圧に押し潰されそうになって涙してしまう璃花ちゃん。
その時のTAKAHIRO先生の言葉が私の心に強く刻まれています。
誰かが辛くなったとき、ステージの上では必ず引っ張り上げてあげること。
その言葉は、このBACKS LIVEにも該当したのかもしれません。
BACKSセンターに選ばれた理由が分からず不安だった璃花ちゃん。
その璃花ちゃんを激励するかのような、一人ひとりの自信に満ち溢れたパフォーマンス。センターに立つ一人ひとりの頼もしい姿。
これが櫻坂46としての矜持だったのかもしれません。
そのうえ、周りのメンバーは璃花ちゃんの魅力を理解しています。
周りを包み込み、癒しを届けてくれる温かさ。
このグループを長く、深く愛する気持ち。
そんな璃花ちゃんだからこそ、みんなも璃花ちゃんを愛したくなるのでしょう。そして愛する璃花ちゃんが不安ならば、助けようとするのは必然ですね。
周りのみんなを愛してくれる璃花ちゃんだから、
周りのみんなから愛される璃花ちゃんだから、
このライブは大成功したような気がします。
人の繋がりの強さを感じさせる、温かいライブでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1724781509896-T5W007naps.jpg?width=1200)
井上梨名、武元唯衣、石森璃花。
三者三様の魅力。その特長を表象するライブ。
BACKS LIVE、どうかこれからも続いてくれたら。