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50歳でアメリカの大学生になってみたら⑥〜テスト環境は衝撃的〜
統計学のテストはオンラインではなく、教室で紙で行われました。
テストの前日、教授からテストの注意事項が伝えられた時、あぁ私はアメリカで勉強しているんだなと強く実感しました。
なぜかと言うと、下記のことがすべて許可されているからです。
・ガムを噛みながら
・お菓子を食べならがら(音が出ないもの)
・音楽を聴きながら(音漏れはしないように)
・電卓使用可能
・公式一覧表を見ながら
電卓
電卓に関しては、機種が決まっていてその機種の電卓以外はNGですが、その電卓(日本語だとグラフ電卓というのかな?)は、データ処理をしてくれるので、それがないと計算するのに時間がかかります。
(昔は、そういう電卓がなかったので、計算するのが大変だったと教授も夫も言っていました。)
なので、持ち込み可能というより、必須でした。
そして、テストの解答欄には、どの電卓のボタンを使ったか記入をしなければ減点になります。
これは次の学期で受講した数学のクラスも同じでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1722465040964-gi8WwwUiyW.jpg?width=1200)
公式一覧表
公式を覚えなくていい。これは私には嬉しいことでした。
ただ、たくさんある公式の中からどれを使えばいいのか、これは覚えなくてはいけません。
教授が言うには、実際に統計学を使うシーンでは電卓も使うし、公式表も見ながらだと思うから、特に暗記する必要はないけれど、こういう場面ではどの公式を使い、電卓はこのボタンは何をするために使うか、そう言うことの方が重要だと言っていて、それは同感だなと思いました。
※数学のクラスは、公式は暗記して、公式表も使ってはいけなかったので、教授によるのか、統計学はいいのかはわかりません。
ガム、お菓子、音楽
最初の三つは、驚きました。
これらは、緊張を和らげて本来の実力を発揮するためで、普段勉強している環境に近づけるとテスト結果が良いと言う研究もされていて、例えば勉強中に音楽を聴いている人が同じ音楽を聴きながらテストを受けると良い結果を導くらしい。
のちに英語、心理学のクラスも受けましたが、どちらのクラスでも同じような話を聞いたし、テストの時に緊張して実力を発揮できない人もいることは確かなので、将来は当たり前のようになっていくのかな?
当日は、教授がお菓子を配ってくれて、ガム噛んだり、お菓子食べながら、テストが始まって… 中には音楽を聴いている人もいて…
わかってはいるけれど、カルチャーショック!
そんな緩い感じのテストでも、始まると教授は、一人一人の公式表と電卓をチェックして、学生たちも静かに集中して問題を解いていました。
つづく