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50歳でアメリカの大学生になってみたら①〜緊張で戸惑う初日〜

こんにちは。
今回から、私の大学生活を綴っていきたいなと思っています。

どうしてカレッジで勉強することになったのかは↓をお読みいただけると嬉しいです。

そして、私が通っているのは、アメリカの田舎にあるコミュニティカレッジの分校です。詳しくは↓をお読みください。
コミュニティカレッジとは、どう言うところなのかを書きました。

さて、私が通っているコミュニティカレッジには入学式というものは存在しません。(多分、アメリカ全部のコミカレ&大学に入学式はないのかな?)

事前に、カレッジからの教科書の購入案内などのメールや教授からのメッセージが届きますが、基本は、自分で登録したクラスの教室に学期初日に行きます。

車で登校し、駐車場に向かうとキャンパスを歩いているのは、若い子ばかり…
コミュニティカレッジは社会人も多いと聞いていたのだけれど、どうしてなの?
駐車場に車を停めて、教室に向かう間も、みんな若くて思わず下を向いてしまうくらい、緊張が襲ってきて帰りたい気分になったけれど、自分で行くと決めたこと。ここで帰るわけにはいかないと深呼吸して教室へ向かいました。

事前にカレッジのウェブサイトで教室の場所を確認したので、真っ直ぐに教室に向かうことはできたけれど、ドアを開けるとすでに多くの人たちが座っていて、残された席は一番前と一番後ろの席。私は一番後ろの席に座ることにしました。

最初のクラスは、スピーチ。

時間になり、教授が話し始めたのだけれど、スピードが速い、そして内容があちこちへ飛ぶ。
後から知ったのだけれど、教授はADHDだということ。
それがわかってから、都度、教授に確認するようになったけれど、そのことを知らなかった初日の私は、自分の英語力がまだまだだと感じて落ち込んでいました。

学期の初日は、どのクラスも自己紹介をします。
そしてグループワーク。
例え日本語であっても、その二つは苦手なのに、英語でなんて!

ESL(英語が母国語ではない人のための英語クラス)やGED(アメリカの高校卒業と同等学力があると証明する資格を取るクラス)の時は、様々な人種や年齢の人がいたのだけれど、スピーチのクラスは見渡す限り若い… そして自己紹介を聞いているとみんなここで生まれ育った人たち。移民や留学生ではないらしい。

緊張と違和感が私を襲って居た堪れなくなっていたところ、私の前の席に座っていた女の子が、話しかけてきてくれたのです。
なんて優しいの!
彼女が天使に見えて泣きそう!

私は英語が母国語じゃないことを伝えると、「そんなこと気にする必要ないよ。こうやって会話できているんだし」と言ってくれた。
この言葉は、今でも私がカレッジを続けていられる救いの言葉。

実は彼女は、21歳で、初日の自己紹介でほとんどのクラスメートが高校卒業したばかりだと知って、心地よくなかったところ、私の存在を知って嬉しかったのだと… 

緊張していると自分のことしか見えないものですね。
彼女がそんな風に感じていたとは微塵も思いませんでした。

そして、ベルが鳴り、次のクラスへ。

次は統計学のクラス。

実は、当時の専攻は生物で、生物専攻には統計学を取る必要はなかったのだけれど、クラスの登録の日、どうしても統計学を勉強してみたくて受講することにしました。
これが、私の今後を大きく変えることになるのです。

心がどうしてもって思うことに従うと、思ってもみなかった、でもとても素敵な場所へと連れて行ってくれる。
だから私は、心の声を聴き従うのが好き。

統計学のクラスには、少し大人な人たちもいて、ホッとすると同時に、なんでこんなに年齢を気にしているんだろう?と自分自身で呆れてしまう。

統計学のクラスの初日は、実はあまり覚えていないのだけれど、GEDの勉強で、数学を基礎から英語でやり直したことで、何を言っているかがわかったので、GEDの勉強してよかったと思っていたことは覚えています。
(GEDの勉強をしなければ、英語で足し算、引き算、掛け算、割り算、分数、小数さえも知らなかったから)

家に戻ってからは、疲れてグッタリ。
さて明日は、カレッジ二日目。
英語(英作文)のクラスと化学のクラス。
緊張は解けないまま眠りにつくことになりました。

続く








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