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50歳でアメリカの大学生になってみたら⑯〜成績優秀者のプログラムと名簿〜

生まれて初めての優等生になり、驚くことが起きています。

成績が優秀だと、学校側はとても優遇してくれるということ、そしてそれがやる気になり、さらに勉強をがんばろうという意欲につながるということを経験しています。

一つは、このシリーズの⑭で、少し触れたHonors Program(オナーズ・プログラム)、そしてもう一つはDean's List(学部長リスト)。
(この先、成績優秀であり続けるとさらに何かあるのかもしれませんが、カレッジ生活一年が終わった時点では、この二つです)

両方とも、ある日メールが届き、開いてみるとCongratulation!という文字が目に入りました。
しかし、両方とも聞いたこともなければ、学校のオリエンテーションでも聞いたことがなかったので、驚きでした。

Honors Program

日本語に訳すと優等学位プログラムと言うらしいです。
どうやら各カレッジごとに違うようで、私のメインで通っているカレッジのオナーズ・プログラムは、
・パートナーである四年制大学10校に優先的に編入できる。
・このプラグラムに参加している学生のためのクラスがある。
・プログラム参加学生が利用できる勉強室がある。
・編入や奨学金をもらいやすい

招待が来た時点では、「おぉ!すごーい!!」と舞い上がって、参加するつもりでしたが、よくよく調べて参加しないことにしました。

正直、もし今、10代もしくは20代独身であったら、私は迷いなくこのプログラムに参加していたと思います。

その理由は…

四年制大学に優先的に編入できる

こんなに勉強がおもしろくて、楽しいので、もちろん引き続き四年制の大学に編入したいと思っています。なので、このプログラムとても魅力的でした。

パートナー校は10校。
その10校の中には、UCLAがあります。
しかもこのプラグラム参加の81%の学生がUCLAに合格している実績があるとのこと(2023年)

と言うことは、このプログラムに参加して引き続き勉強をがんばれば、UCLAも夢ではないのです!

パートナー校の場所

ところが、私はカリフォルニア州の北部に住んでいます。
UCLAはカリフォルニア州の南部に位置します。
地図で見ると大きなアメリカ合衆国の中の家とUCLAは、とても近く見えますが、実際は車で片道7時間くらいあり、とても通うことはできません。
家には大型犬2匹、猫11匹、庭に来る常連の野良猫約15匹、そしてラベンダー畑、果物の木々、その他たくさんの植物と暮らしています。
なので引っ越すと言うことは、今のところ考えられません。

UCLA以外の他のパートナー校を調べたところ、残念ながらカリフォルニア州南部の大学ばかりでした。
家から通える四年制の大学は、いくつかあるのですが、いずれもパートナー校ではなかったのです。

オーナーズ・プログラムに参加している学生のためのクラス

一学期につき、少なくとも2クラスをオナーズ・プログラムのためのクラスを受講しなくてはいけません。
2024年秋学期のクラスを見ると、勉強してみたいなと思うクラスが2つありました。
「おぉ!」と思いましたが、クラスの時間帯を見ると両クラスとも、キャンパスに行けない時間帯でした。(犬猫たちの散歩やごはんの時間で)

もう一つは、もうすでに受講済みのクラスで、他のクラスは、あまり興味がなく、受講しても意欲を持って勉強できるか自信がありませんでした。

プログラム参加を諦める

折角のオファーでしたが、結局、私の生活リズムや目標とはズレがあり、プログラムに参加はしませんでした。

少し残念な気もしますが、オナーズ・プログラムの案内を見ると、
プログラムに参加した学生の81%がUCLAに合格したのに対して、プログラムに参加していない学生のUCLAの合格率は26%だった(2023年)。
と書かれていました。
と言うことは、「参加しなくてもUCLAレベルに合格する人もいるんだ!」と前向きに捉えて、「その一人になればいいんだ」と、今は思っています。

Dean's List(学部長リスト)

数週間前、またカレッジからメールが届きました。
それはディーンズリストの載りました。と言うお知らせでした。

ディーンズリストとは、各学期ごとに優秀な成績を収めたフルタイムの学生がそのリストに載るそうです。要は成績優秀者名簿という感じでしょうか。

ディーンズリストに載ると、就職や四年制の大学編入に有利なようです。

そういうメールが届くと、私のモチベーションは一気に上がり、来学期もがんばるぞ!という気分になります。(単純ですが…笑)

つづく


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