バーンの構築と課題について


リアルアラサー杯
ガジェ 後 〇〇
ガジェ 後 〇〇
現冥 後 ×〇〇
ガジェ 後 〇×〇
ガジェ 後 ×〇×
トナメ
バーン 先 ××

ベスト8

ロックバーンの構築について


ロックバーンのメインデッキの構成は32枚程度が固定枠で、サイドプランをどうするかが構築のポイントではないかと思います。

バーンの対策カードとしては以下のようなカードになります。

効果によるダメージを0にする:デス・ウォンバット、ホーリーライフバリア
裏守備モンスターを破壊する:ミスティックソードマンLv2、抹殺の使徒、シールドクラッシュ
魔法・罠カードを無効・破壊する:賢者ケイローン、魔法効果の矢、王宮のお触れ、砂塵の大竜巻
不必要なカードを処分しつつ回復する:非常食

(太字が盤面に残るカード)


抹殺の使徒や砂塵の大竜巻ような盤面に残らない除去カードついては、レベル制限B地区、グラヴィティバインド超重力の網を除去することによってバーン側がライフポイントを削りきるのに必要なターン数を少なくするか(バーンカードを引き込む時間と波動キャノンのカウントを稼ぐ時間を与えない)、デス・コアラ、波動キャノン、仕込みマシンガンのようなバーンカードと交換することによってバーン側がライフポイントを削りきるのに必要なバーンカードの要求を引き上げます。バーンが望まないカードの交換を強いることによってバーンを消耗させることを目的としているわけです。

このような単体除去の存在からバーンは2戦目以降、少ないバーンカードの枚数でライフポイントを削り切る効率性が1戦目以上に求められると言えます。

また、デス・ウォンバットや王宮のお触れのような盤面に残るカードについては、それ自体を除去するか、影響を受けにくいように構築を変更することが求められます。

デス・ウォンバット、王宮のお触れのようなカードを除去するだけならば、賢者ケイローンや魔導戦士ブレイカーのようなデス・ウォンバットを戦闘破壊し、王宮のお触れを破壊できるカードであっても目的を達成できますが、デビル・フランケンに比べて見込める戦闘ダメージが少ないため、デス・ウォンバットや王宮のお触れを破壊する専用カードになりがちで、(少ないバーンカードの枚数でライフポイントを削り切ることを要求される2戦目においては特に)効率性の観点から問題があると言えます。これでは、デス・ウォンバットや王宮のお触れは破壊できたとしてもカードを消耗させられることによってライフポイントを削り切れずに負けてしまうのです。

すなわち、バーンのサイドデッキに必要なカードは、デス・ウォンバットや王宮のお触れを処理しつつ、ある程度の戦闘または効果ダメージを望めるカードになります。

この点、デビル・フランケン、ハリケーン、リミッター解除は3枚で8000近いライフポイントを削り取ることが出来ることから、効率性の観点から大変優秀で、デス・ウォンバット、王宮のお触れを除去しつつ、追加のバーンカード1枚程度で勝利できます。

ロックバーンのサイドデッキにデビル・フランケンが多用されたのは、デス・ウォンバットや王宮のお触れを退けつつ、(単体除去が増える2戦目以降において)3枚で8000近いライフポイントを奪う効率性の良さが要因だと考えています。

もっとも、デビル・フランケンの効果がライフポイントが5000以下になると起動できなかったり、リミッター解除がデビル・フランケンとセットでないと機能しないなど、リスクが高いサイドプランではあります。ただ、ロックバーンは変異カオスとガジェットに対する1戦目の勝率が高いため、今回はキラー・トマト、クリッターとデビル・フランケンのサーチカードをメインデッキに投入した上で、2戦目か3戦目のいずれかで決めればいいと割り切りました。

構築の課題について


この構築の課題としては、アラサー杯のミラーの2戦目でデビル・フランケンを起動できなくなって、デス・ウォンバットで負けたのがそうであるように、デス・ウォンバットの処理をデビル・フランケンからの融合モンスターに依存しているため、おジャマトリオによる盤面封鎖やバーンカードでライフポイントを削られることによってデビル・フランケンの効果が起動できなくなってしまうとデス・ウォンバットを処理できなくなって敗北します。そのため、デビル・フランケンに対して強いバーンのデス・ウォンバットの処理が特に問題になります。

パンダバーンについて

KiryuRyoさんに会場で訊かれたのですが、なぜパンダバーンではないのかという点です。
この点、私はGoatfomatとの比較で、2点要因があると思います。
1つ目は日本の0503環境においてはサイバーエンドドラゴン、サイバーツインドラゴンが使えるため、お注射天使リリーやならずもの傭兵部隊よりも効率的にライフポイントを奪いつつデス・ウォンバットを処理できるデビル・フランケンを強く使うことができるという点です。
2つ目は日本の0503環境においてはガジェットが存在するため、メインデッキから炸裂装甲や万能地雷グレイモヤのような攻撃反応罠を多用するデッキが約半数程度存在します。ロックバーンであればこのような炸裂装甲や万能地雷グレイモヤのような攻撃反応罠を機能させずに勝利することができるため、ロックバーンはガジェットに対してよりパンダバーンよりより有利に戦うことができると考えられます。


今回はこんなところで終わります。
バーンは特に好きなデッキでもなく、ガジェと変異に強いから使っているだけなので、別のデッキも考えてみたいと思います。













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